富士フイルム X RAW STUDIOでRAWを試してみた。
富士フイルムさんのXシリーズカメラを使っている方って、プロアマ問わずJPG撮って出しがキレイって評価をしてますな、オジサンもそう思います。後からいじる必要が無いといいますか、フィルムシミュレーションとハイライトやシャドウのコントロールが秀逸で、フィルムカメラのように、撮るときに考えて完成させてしまう撮り方になるのですな。おかげでRAWで全然撮らなくなってしまいました。(笑)キヤノンEOSシリーズを使っているときは、RAWで撮ってパソコンで仕上げるのが流れだったのですけど、全然その必要が無くなってしまいましたよ。
そんなこんなでJPG撮って出しを楽しんでいるX-T20、もちろんRAWでも撮れます、富士フイルムさんから専用RAW現像ソフトも出ているので、一度試してみようかと思ったのですな。
で、早速「FUJIFILM X RAW STUDIO」をダウンロード、このソフト、ちょっと仕組みが変わっていて、普通だと専用の現像ソフトってパソコン内で画像を開いて処理するので、パソコンだけで完結するのですけど、これはカメラの画像処理エンジンを使って現像処理をするという仕組み、なのでカメラとパソコンをUSBケーブルで繋いで、電源を入れておかないといけません。しかも処理するRAWデータは、カメラのメモリーカードから、パソコンにあらかじめコピーしておかないといけないという。なんだかこの時点でややこしそうな匂いを感じてしまったオジサン。(笑)
要するにパソコン内のRAWデータを一度カメラに送って、カメラ内の画像処理エンジンに仕事をさせて、それをもう一度パソコンに戻して結果を表示するという事らしいのですな。
カメラの画像処理エンジンを使うのでパソコンの処理能力の影響を受けなくて、大量の写真も撮影と同等の短時間で処理できて、撮影の際と完全に一致した画像を得られるのが特長と、取扱説明書には書いてありましたけどホントかなぁ。(笑)
とにかくやってみようとチャレンジしてみましたけどね、まずカメラ側の設定を「USB RAW現像」の接続モードに変更しろと、それからUSBケーブルで繋いで電源オン、パソコンの「X RAW STUDIO」を立ち上げてカメラの名前が表示されていることを確認してやっと作業にかかれるという、面倒くせぇ。(笑)
で、実際にRAWデータを色々いじってみましたけどね、決して速いとは思いませんでしたな。Lightroomの方がよっぽど速いというのがオジサンの実感、カメラを繋ぎっぱなしなのでバッテリーも消耗しますし、しかも接続しているカメラと同一機種で撮影したRAWデータのみ現像可能と書いてあります。富士フイルムさんの色々な機種を使っている方は、どのカメラで撮ったRAWデータか調べて繋がないと使えないという事でしょうな。
「これまでのRAW現像ソフトウエアとまったく異なる、新しいRAW現像ソフトウエアです。」と取扱説明書の最初に書いてありますけど、確かにこの面倒くささが新しいと言えるかも、この先使うかなぁ。(笑)
富士フイルムさんって、カメラもソフトも他社と違うアプローチで面白い事考えてくれるのはありがたいのですけどね、その使い勝手の部分は分かりやすく、使いやすいとは言えませんな、何となく触っていると分かるって感じじゃないのですな。マニュアル片手じゃないと身動きできない。(笑)その辺り、キヤノンEOSシリーズやその専用ソフトの方が、こなれている感じがしました。
JPGで撮って出しがキレイなので、この先使うかどうか分からない「FUJIFILM X RAW STUDIO」。ソフトを立ち上げてカメラを繋いだら自動的に設定も変わって、すぐ作業できるようになってたらまだ使うかもしれませんけどね。(笑)
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