手放したカメラを心配してしているなんて。
春の断捨離で、使ってなかったEOSのレンズや、この先持ち出せそうもない、重たいカメラを手放した事を書きました。行きつけの中古カメラ屋さんで引き取ってもらったのですけど、しばらくしてお店に行くと、レンズはすべて売れてしまって無くなってましたな。
EOS用レンズなので、現行ボディに使えるという事ですぐに売れてしまったのだと思います、新しいオーナーの元で活躍してくれているのなら、オジサンの元で使われずに眠っているよりもレンズにとって幸せかと。現行ボディーで使えるレンズはやっぱり回転が速いですな、見に行く度に結構入れ替わっていますからね。
ところが一緒に手放した中判カメラはまだ売れずにショーウインドーに鎮座しています。もう少しで半年になりますけど、全く動きがないですな。コンディションも良く、リーズナブルな値付けだったので、すぐに売れてしまうかと思ったのですけどね。中判カメラコーナーでお局様になってます。値札も「値下げしました」ってさらにお買い得感のある値段になっているにも関わらず、嫁ぎ先が見つからないようで。
お店の人と話をしていても、中判カメラは動きが悪いみたい、ハーフサイズや35ミリフィルムのカメラは若い世代のフィルムファンにも認知度が高くて、実用に問題のないコンディションのカメラは、入ってきてもすぐに売れてしまうそう、買いやすい値段なのも後押ししているのかもしれませんな。
ところが中判カメラとなると、ちょっとマニアな世界に足を踏み入れると言いますか、本気でフィルムカメラを始める感があって、まだまだ敷居は高いみたい。認知度の高い中判カメラというとローライや、ハッセルなのですけど、元々お高いカメラですから、中古でもそれなりにお高いわけで、中判カメラを始めてみたい人にとって、結構気合いと決意と軍資金がいるかと。その辺りも手を出しにくくしているのじゃないかと思いますね。
運転免許を取って、すぐにベンツやBMW買う人はいないでしょ、ぶつけたりするかもしれないので、運転に慣れるまでは中古の軽四辺りで練習するのと同じ、ローライやハッセルなんていつでも買えるのですから、もっと手頃な中判カメラで始めてみればいいのになぁって思います。
1万円ぐらいの値段で買えるスプリングカメラなんていっぱいありますからね。オジサンが手放したカメラもそんな値段で並んでいます。使ってて全く問題のなかったカメラだったので、できれば若いフィルムファンの方にお買い上げいただきたいなと思っているのですけどね。ぜんぜん売れる気配がありませんな。手放してしまったのですから、今更オジサンが心配する事じゃないのですけどね、ナゼか心配してしまうという。素敵な方のところへ嫁いで行って欲しいと思っておりますよ。(笑)
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コメント
今日は。

嫁がない娘を“不憫”と思う親の気持ちですね。‥‥もう半年置かれたまま
でしたら買い戻しますか?
投稿: 平戸皆空 | 2018年9月15日 (土) 14時01分
平戸皆空様、おはようございます。
買い戻しはないですね、引取時の値段を考えると。(笑)中判カメラに興味のある方もいらっしゃるでしょうから、何時かは出ていくと思います。フィルムカメラの動きって、それぐらい長い目で見ないとダメかも知れませんね。フィルムを使う人が減っていってるぶん、カメラの動きも悪いですから。
投稿: よもかめ亭主 | 2018年9月16日 (日) 06時21分