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2018年8月18日 (土)

UtulensとX-T20で「写ルンです」を楽しむなら。

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値段の安さと面白そうって事で、思わず買ってしまった「GIZMON Utulens」。どんな写真が撮れるのか興味津々だったので、早速X-T20に付けて休日に撮り歩いてきました、暑くて死にそうでしたけどね。(笑)
写ルンですのレンズをそのまま流用した交換レンズなので、スペックうんぬんより、あの独特の写り具合を楽しむのがスジだと思いますけど、一応書いておきます。
焦点距離は32mm、APS-CサイズセンサーのX-T20に付けると約48mm、絞りはF16固定、ピントは1m~∞のパンフォーカスなのでピント合わせはありません。ただL39スクリューマウントアダプタにねじ込んであるだけなので、レンズ本体部分を回転させて、ゆるめてやる事である程度まで近接撮影が出来ます、ゆるめすぎてレンズ本体を落下させないように気を付けなければなりませんけどね。(笑)
試し撮りするに当たってオジサン色々考えました。写ルンですに装填されているフィルムは感度400のカラーネガフィルム、それをX-T20で再現するのなら、まず同じ感度に設定して、フィルムシミュレーションでネガフィルムを選択するのが基本かと。2種類あるネガフィルムのフィルムシミュレーションから「PRO Neg.Hi」を選びました。取説によるとこちらの方が硬調と言う事で街の写真には向くかなと思ったわけで。
さらに欲張って、もし写ルンですにリバーサルフィルムのVelviaやモノクロのACROSが装填されていたらどんなだろうと考えて、ブラケット設定にVelviaとACROSを設定、これで一回シャッターを切るとカラーネガ、リバーサル、モノクロの3パターン撮れます。後で見比べてみるのも面白いかと丸一日これで撮り歩いてみました。暇人って言わないでね、X-T20は色々試せるカメラなので楽しいのですよ。
撮った写真を見ながらの印象は、思った以上によく写ルンです。(笑)
APS-Cだとレンズの中心部分を使うので、画面周辺部の画質低下もあまり感じられないというのもありますけど、予想以上によく写りましたな。本家「写ルンです」はここからプリントしたものが、お手元に届くわけですから、写りが悪いとこれだけ支持されることもなかったわけで、そう思うと最新技術で設計された、こんなちっちゃなプラスチック製レンズがいかに高性能かって事なのですけどね。
例えて言うなら、往年の少年少女向けカメラ「フジペット」シリーズで撮った写真から受けた印象に似ているかと。こんなのでこんなに写るのかっていうオドロキとでも言いましょうか。(笑)これちょっとオススメかも、持ってて損はないと思いますね、お値段も4980円(原稿執筆時)とお手頃ですし。
ではこんな感じに撮れましたってのをどうぞ。もう一つの写ルンです流用レンズ「Wtulens」も一緒に撮ってきましたので記事が書け次第アップします、お楽しみに。

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暗い場所や逆光だと、何故か赤みがかって写りますな。カメラのホワイトバランスをオートにしていたからかもと思って、変えてみたのですけど結果は同じ、アンダーなネガから無理やりプリントしたみたいな感じになりました。こういうのも楽しんでしまわないとこのレンズとはお付き合いできないかと。(笑)

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