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2018年8月 5日 (日)

夏にPLフィルターで濃厚写真。

久々にPLフィルターを使ってみました。若いときは常用フィルターだったのですけどね。レンジファインダーのクラシックカメラだと、効果のほどがファインダーで確認できないので、だんだん使わなくなっていたのですな。
ところがX-T20を使いだして、JPG画像の美しさに感動してしまったオジサン、フィルムシミュレーションはVelviaばかりで撮っているのですけど、コレをさらに濃厚な写真にしてやろうと思ったわけで。PLフィルターを使うと実際どんな感じになるのかってところをお見せしようかと街を徘徊してみました。
ちなみにPLフィルターについては過去にいくつか書いてますけど、一体どれぐらいの人が使っているのでしょうね。風景を撮る方には常用フィルターとして認知されてますけど、このフィルターを広めたのは風景写真家の竹内敏信さんだったと思います。風景写真は中判以上が当たり前の時代に、機動力のある35ミリ一眼レフとズームレンズで風景写真の新境地を切り開いた先駆者、現在活躍している風景写真家の中にはお弟子さんがいっぱいいますな。
そんな竹内敏信さんの写真集には、巻末に細かな撮影データが掲載されているのが多かった。プロの写真家でありながら、自分の手の内を公開してしまっていたわけで、それを見て真似をしたからって同じようには撮れないのですけどね。(笑)それだけ自信があったから見せてしまっていたのでしょうね。コンテストの風景写真を見ると竹内敏信さんが撮ってたのとそっくりなのが未だにいっぱい見受けられますな。(笑)
カメラ雑誌で竹内敏信さんの機材を公開しているのを見たことがあるのですけど、レンズにはほぼPLフィルターが付いてました。新緑の色合いや、水面の反射をコントロールするのに常用されていたのでしょうね。オジサンもそれを見て使ってみたわけで。最初は面白がってショーウインドーの反射を消したり、海岸で水面の反射を消して撮ってみたりしてましたな。リバーサルフィルムのVelviaが発売になってPLフィルターと組み合わせると、ただでさえ鮮やかな色彩がさらにクッキリハッキリするのが何だかよくて、それから常用してました。
PLフィルターって、レンズにねじ込む側と回転する前枠の、二重構造になっていて、前枠を回転させて効果のほどを確認、調節するのですけど、レンズフードを付けていると使いにくいので、フードの横に指の入る穴を開けて、付けたままでも使えるように改造してましたな。
日差しの方向によっては効果が全く無かったり、露出も1~2段暗くなるのでその辺りを考えて決めないといけないクセのあるフィルターですけど、ドンピシャで決まったときには効果絶大、空の色が濃くなったりガラスの反射がきれいに消えました。
説明するより見てもらった方が早いので、撮った写真をどうぞ、こんな感じです。

_dsf3273
百貨店のショーウインドーでお試し。完全ではありませんが、中がハッキリ見えるようになりました。

_dsf3295
角度によっては見事なぐらい完全に反射が消えてくれますな、これはドンピシャな例。

_dsf3308
空もビルの壁や屋根の色も余計な反射が消えるので濃厚な色合いになりました。もうギトギト。(笑)

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コメント

竹内さん、お元気でしょうかね? 中古カメラブームの末期に白レンズ・ベルビア・PLフィルターの三種の神器を駆使して魅力的な風景写真を多く発表しておりましたけど。私もよく真似して風景写真を撮っていましたが、歳とって価値観が変わったせいか今はまず撮りません。写真に撮るより目に焼き付けとけばいいかと思うようになってます。
それではまた。

投稿: 猫娘も変わったよ! | 2018年8月 7日 (火) 10時08分

猫娘も変わったよ!様、こんばんは。
私は街の写真ばかりなので、真似はしませんでしたけど、PLフィルターの効果だけは参考になりました。竹内さん以降の風景写真って、似たりよったりといいますか、凄いなって写真家が出てきていないように思います。テクニックもあって上手なのですけど、響きませんなあ。(笑)

投稿: よもかめ亭主 | 2018年8月 9日 (木) 18時43分

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