写ルンですのレンズ2枚で広角にしたWtulens。
写ルンですのレンズを流用したミラーレス用交換レンズGIZMON Utulensと一緒に買ってしまった「Wtulens」。こちらも写ルンですのレンズを流用している点では同じなのですけど、レンズ2枚を対称型に配置することによって広角レンズにしてしまったというシロモノ。
フルサイズセンサーのカメラに付けると約17mmの広角になります。X-T20のようなAPS-Cサイズセンサーだと約25.5mmになりますけど広角レンズとしては十分楽しめるかと思いますね。絞りはF16固定で、ピントは0.5m~∞のパンフォーカスなのでピント合わせを気にすることなく、手ぶれにだけ注意してサクサク撮り歩くことが出来ますな。本家写ルンですのようにフィルムの巻き上げがないので、さらに軽快にスナップ出来るかと。暑いですけどね。(笑)
レンズ構成の違い以外はUtulensと同じ、各社ミラーレスカメラ用マウントアダプタにレンズをねじ込んで使います。見た目はパンケーキレンズなので、付けっぱなしでもほとんど出っ張りもなく持ち歩くには便利かと。写ルンですの世界を楽しめる方なら、さらに広角で撮れるこのレンズは面白いのじゃないかと思いますね。画面の隅々まで高画質、周辺光量落ちや歪曲収差なんてガマンできんって方には、全くオススメできないレンズですけどね。
ま、そういう方はお高い高性能レンズをバンバン買っていただいて内需拡大に貢献していただければいいかと。富士フイルムさんの単焦点レンズは、ネットで見ても評判のいいモノばかり揃ってますのでね、オジサンまだ買えませんけど。(笑)
良くも悪くも独特の写り具合が楽しい写ルンですのレンズを贅沢に2枚も使って、さらにクセのある写り具合にしてしまっているところに、独特の描写といいますか、味わいがある「Wtulens」。X-T20ボディーに写ルンですのレンズですから、どちらも富士フイルム様謹製、とらえようによってはこれも純正レンズだと言い張ってしまえるかも、オイオイ。(笑)
撮った写真を見てみると、画面中心部分と周辺部分の画質の差が歴然という分かりきった結果なのですけど、広角なので遠近感が強調される事もあって、なんだかそれが独特の味わいといいますか、Utulensに比べてさらに濃いめの写ルンですの世界を堪能できました。
これはもうパソコンで写真を拡大して、重箱の隅をつつくようなことを言うレンズではないですな。全体の雰囲気といいますか空気感を楽しむレンズではないかと。
短時間での試し撮りでしたけど、撮った写真を見ながら、レンズって楽しいって改めて思いました。こんなレンズばかり買ってないで、純正レンズを買えよって意見もあるかと思いますけどね、買いますよその内にね。(笑)
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