PLフィルターでがっつり濃いめ写真。
関西人なので料理は薄味、頭髪は薄く、財布の厚みも薄く、幸せも薄いオジサンなのですけどね、写真は濃いめが大好きだったりします。(笑)なので今時の若い人が撮るような、あっけらかんと明るすぎる写真が実は苦手なのですな。今時の美意識ではこういう写真がきれいなのでしょうけど、露出オーバーや焼きが浅い写真にしか見えないと言う。
時代について行けてないだけの昭和なオジサンの美意識はすでにレトロになってしまっています。(笑)そんなオジサンの濃いめ写真のススメ。背脂たっぷり焦がし醤油豚骨ラーメンの脂増し増し、肉ダブル、ねぎダブルみたいな見ただけで胸焼けしそうな、がっつり濃厚写真にレッツゴー。(笑)
ま、方法は至って簡単なのですけどね。露出をアンダー目にして撮るだけでも十分濃いめになりますから。でもそれで終わってしまったらブログの記事になりません。と言う事でPLフィルターを使いましょうって話をしたいなと。
PLフィルターってご存じですか、偏光フィルターなんて呼ばれてますけどね、釣り人やアスリートがかけるサングラスに偏光レンズのやつがあるでしょ。海面の反射や、地面の照り返しを防いでくれるというサングラス。あれと同じ物がレンズのフィルターになっていると思っていただければいいかと。早い話、特定の方向からの光線をカットするフィルターなのですな。
レンズ前面に付けるフィルターでありながら、二重構造になっていて前枠が回転するようになっています。一眼カメラに付けて、ファインダーを覗きながら回してみると分かるのですけど、あるところで撮りたい物の表面の反射が消えてしまうのですな。色が濃くなったり、ショーウインドーだとガラスの反射が消えてしまって中身がハッキリするわけで。
このフィルターを、その頃使っていたレンズすべてに付けていた事があります、もう常用フィルターだったのですな。ただでさえ、ややアンダー目の露出で撮っていたのに、さらにPLフィルターを付けて濃くなるようにコントロールしてました。
もうね、空の色なんて青空通り越して濃紺。ビルの窓ガラス、壁や看板の照り返しが消えて色彩が濃厚になるのが楽しかったわけで、しかも常用フィルムがリバーサルフィルムの中でも特に色が鮮やかに出るベルビアだったのでさらに濃い写真になりましたな。(笑)
ただ注意しなくてはならないのが、逆光ではほとんど効果が出ないと言う事と、露出が1~2段落ちてしまう事。絞り優先で撮っているとシャッタースピードが遅くなってしまうので、手ぶれに十分注意しなくてはなりません。
それからお値段が結構お高い。なので手持ちのレンズの一番大口径の物に合わせて買って、ステップアップリングでほかのレンズに流用するのも有りかと。
使ってみると効果がハッキリ分かるPLフィルター、大手量販店だとお試しできるように展示してある所もあるので興味のある方はゼヒ試してみてください。
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