ブログ写真の見え方に思うこと。
オジサンがブログを始めようと思ったきっかけは、沢山の方の写真メインのブログを日々巡回していて自分もやってみたくなったから。プロじゃないのにスゴい写真撮る方が世間にはいっぱい居ますからね。そんなのを見ていて触発を受けたわけで。
ブログってその方の思いやこだわりが表れているところが面白いところ。掲載されている写真はそれが一番感じられる部分でありますね、日常の何気ないひとコマをおしゃれに切り撮っていたり、雄大な大自然の風景だったり、四季の移ろいを感じる写真だったり、現代社会の点描だったり。日本ブログ村で写真に関するブログを検索すると様々なカテゴリーの写真ブログが出てきます、そんなのを巡回するのが楽しかったのですな。
沢山の写真ブログを見ていて思った事なのですけどね、画面で見るのが前提なので、見る道具によって見え方が変わります。例えばパソコンだとモニターの違いで全然違って見えますな。液晶パネルの質の違いがそのまま出てしまいますのでね、クリエイター向けカラーマッチング対応モニターと激安のモニターでは色だけでなく、階調表現も別物。さらにスマホやタブレットもありますからね。
オジサンも、このブログを発信していながら、見る道具が変わればどんな風に表示されるか、すべて確かめるのは不可能なのが現実なのですな。一応カラーマッチング対応のEIZO CG241Wモニターの繋がった自作Windows機とiMAC、ipad、ipod touch、職場のWindowsPCで見え具合を確認していますけどね。
これを逆に考えると、どんな道具でブログを作っているかで写真の見え方にすでに偏りが発生していると言う事でもありますな。ある方のブログはどの掲載写真も全体に色合いが黄色いのですけど、たぶん青みの強いモニターで作業をされているのではないかと。青みが強いモニターできちんと見えるように補正すると、そうでないモニターで見たときに反対色の黄色に偏って見えますからね。そこで暮らしてないと撮れないような雄大な山の写真を掲載されているのですけど、まるで黄砂で霞んだような色合いになってしまっていて実に残念に思いました。
フィルムカメラで撮る事を楽しんでおられる方の某ブログ、現像サービスでスキャンしてもらった物を掲載されているらしいのですけどね、どの写真もぼ~っとした感じ、ピントが合ってないわけでも、手ぶれしているわけでもないのですけど、何となくハッキリしない写真なのですな。たぶんシャープネスをかけずに掲載しているのだと思います。
その方と同じカメラをオジサンも使っておりますのでね、カメラのせいではないですな。どこの現像サービスかは分かりませんけど、スキャンデータはいっさい手を加えていない生データみたい。そのまま掲載すると当然ぼやっとします。画面に最適なシャープネスをかけてあげるのが前提なのですけど、この部分は個人の好みや表現が絡んでくるので、何もしていない生データで渡しているのでしょうね。せっかくの写真が本来の持ち味を発揮できてないのが残念だなぁと。
モノクロ写真メインなのに全体に明るすぎるというか、焼きの浅いプリントみたいになっているブログもありました。シャドーの締まりが全然無いのですな。写真が悪いと言うより、たぶんモニターの輝度調整が出来てないのだと思います。「モニターキャリブレーション 画像」あたりで検索して転がっているカラーチャートを表示させて調整すれば簡単なのですけどね。
思いがあってブログに掲載している写真、例えば量販店に行ったとき、パソコンフロアでネットに繋がって展示してあるPCで自分のブログを表示させてみるとよく分かりますな、こんな風に見えているのかと。見る道具は千差万別でも、大きくハズレて見える事の無いようにしたいと思っているオジサン。ちょっとの手間で見場は良くなるのですけどね。
(今回掲載の写真は、文章に合わせて極端な例として作ってみました。要するにこういう事ってのが分かるかと思ったわけで。)
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