黄昏の街は金色。
歴史の授業で習った記憶があるかと思いますけど、大昔の書物、マルコ・ポーロの「東方見聞録」に日本は黄金の国だと書かれていたそうですな。金が沢山採れて宮殿や民家も黄金で出来ていると。
見聞録なのに実際には来なかったみたい、中国で聞いた話をそのまま載せてたそうで。おかげでジパングは黄金だらけって紹介されてしまって、後にいろいろな人や探検家がジパングやアジア方面を目指すきっかけになったそうですな。考えてみれば迷惑な話ですけどね。マルコ・ポーロのおっさん、ちゃんと見に来て書けよって思いますもんね。ま、何百年も前の人に文句言っても始まりませんけど。(笑)
黄金で出来た建物というと、関西人なら真っ先に金閣寺を思い浮かべると思いますね。子供の頃、遠足で行った方も多いかと。大人になってからは行った事がありませんなぁ。せいぜい写真で見るぐらい。雪景色の中の金閣寺なんて、キレイなんでしょうけどね、冬の京都は体に痛みが走るぐらい寒いですからね、行く気にならないですな。夏は意識が無くなるぐらい暑いですし、京都って新快速電車でピューな近い場所ですけど気持ちの中では遠い場所になってます。(笑)
そうそう千利休の黄金の茶室ってのもありましたな。博物館だかで復元したのをテレビのニュースで見た記憶があります。部屋の中一面金色、一歩間違えばただの悪趣味な茶室でしたけどね。
そういえばバブルの頃のラブホテルに同じ様な黄金の部屋がありました、これは写真の雑誌で見たのですけどね、黄金のスフィンクスやピラミッドが置いてありましたな。一体何をするんでしょうね。ま、男と女やる事は決まってますけどね。男と男、女と女もあるかもしれませんな。(笑)
街歩きをしていると黄金の時間に遭遇する事があります。黄昏時の景色がそうなのですな。日が傾く頃、街は黄金色に染まります。デジカメで撮ってると、カメラがホワイトバランスを勝手にヨロシク補正してくれるので、クソ面白くもない写真になってしまいますけどね、フィルムで撮るとガッツリ色かぶりして、まさしく金色。
夏場の日が長い頃、仕事帰りに撮り歩いていたときは、こんな写真をいっぱい撮ってましたな。なんだかキレイでね、日差しが当たっているところを探して日没まで徘徊してました。短い時間でしたけどなんだか充実感がありましたな。
目で見た感じより、フィルムに焼き付いた写真の方が金色が強く出て楽しかったのを覚えています。フィルムは当然リバーサル、仕上がりをライトボックスに乗せると、黄金の世界が広がってました。
デジカメでチャレンジしてみたい方は、カメラのホワイトバランスをオートからお日様マークに変えて、露出をアンダー目で撮ってみてください。黄金の国ジパングをいっぱい撮る事ができますよ。(笑)
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コメント
よもかめ亭主様、おはようございます。
これはたまりませんねー。美しい。特に1枚目と2枚目なんてめちゃ好みです。リバーサルフィルムですね。フィルムを直に見たらさぞかし美しいでしょうね。私もやってみよう。
・・・ほんとに雑誌で見ただけですか?(笑)
投稿: Rie | 2018年3月 3日 (土) 08時08分
Rie様、おはようございます。
ううう、「写真の雑誌で見た」→「写真の雑誌でも見た」に訂正させていただきたく……なんてね。(笑)
投稿: よもかめ亭主 | 2018年3月 4日 (日) 06時00分