形状観察的街歩きのススメ。
経済成長が著しい国って、いきなりとんでもない格好の建物が建ってますな。それだけ国に勢いがあるって事なのでしょうね。こんなデザインどうすれば考えつくのって、建築家の頭の中を見てみたい気がします。(笑)もはや巨大オブジェとしか言いようがないような建物が実はホテルだったり。競技場や美術館、博物館もスゴい形の建物がありますな、お金がかかってそうなのは分かります。
元町の大丸神戸店も震災で崩壊した後、立て直されましたけど、実に立派な建物になりました。旧居留地のレトロなビルとなじむたたずまい。天井がアーチになった通路や壁のレリーフに装飾が、何だかカッコいいなぁと。
以前の無機質な建物よりかなり重厚感のあるいかにも百貨店な感じが良いですな。オジサン結構写真撮ってます、ウインドディスプレイもおしゃれですしね。あ、時々ちゃんと買い物もしてますよ。(笑)
街を撮り歩いていて、形にひかれる事って結構ありますな。造形美と言いましょうかフォルムと言いましょうか、形そのものの面白さだけでなく、そういうのの重なり具合だったり、見る角度を変えたら見えてくる景色だったり、ほんの数歩横にずれてカメラを構えると違う表情を見せてくれたりを観察、発見しながら撮り歩くのも楽しいわけで。
そそる物件を見つけるとまず一枚撮った後、道路を渡って離れた所から撮ったり、右から撮ったり左から撮ったり、何だか楽しくなってしまって色々なバリエーションを結構な数撮ってしまいますな。フィルム一本同じ物が写っているなんて事もありますね。(笑)
撮った数を見るとその時いかにその物件にそそられて撮っていたのかが分かります。撮ってる時は、撮っても撮っても撮り尽くせないような気がしてしまうので、しつこく激写、ほとんどマニアな世界。(笑)
物の形ってそれだけでそそる部分があるのですけど、撮る時の天気も結構影響します。曇り空のフラットな日差しの日は光が回るので、影が出なかったり薄かったりで、物の形の全容が分かりやすい写真が撮れますね。
反対に雲ひとつ無い晴天だと、くっきりした影が出来るので、物の形がシャドー部分に溶け込んでいるような写真や、影の形自体も面白かったり、それが物の形の上に重なっているような複雑な造形なんかが発見できて、アートな写真が撮れます。オジサンが勝手にアートだと思っているだけなのですけどね。(笑)
こういう場合は全体を撮った後、近づいて部分アップな写真も撮っておくと面白いですな。部分を切り撮るって、撮る人のセンスが問われますからね。アートになるか、ただ無駄にシャッター切っただけの写真になるかの分かれ道、映えるか映えないかはセンス次第。
これ結構面白いのですよ。なのでカメラを持ってお出かけの時に、今日は物の形を観察してやるぜってテーマを決めて撮り歩くのはいかがでしょうか。意外な発見があったり、観察力の無さにガックリしたり悲喜こもごもな写真ライフが楽しめますよ。(笑)
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