使い勝手で選ぶハーフサイズ1 リコーオートハーフ
フィルムカメラ入門に、ハーフサイズカメラをオススメするわけは、画面サイズが35ミリカメラの半分なので、一本のフィルムで2倍撮れるところ、24枚撮りフィルムを入れると48枚撮れるので、デジカメ感覚でパシャパシャ撮っても結構持ちますからね。
オジサンは36枚撮りフィルムを使っているので72枚、仕上がりをライトボックスで見ると小さな写真がズラリ並んでいて嬉しくなってしまいますな。(笑)
それから中古カメラ屋さんでも安価なのが多くてリーズナブルなお値段で楽しめるところ、さらに個性的なカメラが多くて持ってて楽しいところも推しておきたいなと。カメラが小型なところもアピールポイントかな、ちっちゃくて可愛らしいカメラが多いですからね、古いカメラですけど、今の目で見ても女子受けするようなデザインなのがいっぱいあります。
以前レンズで選ぶハーフサイズカメラの記事を書きましたけど、今回は使い勝手で選んでみようかと思ったわけで。押すだけ簡単、オートでお任せなカメラが多いので、使い勝手がどうのこうのは余り無いかと思うかもしれませんけど、オジサンが過去に使ってきたカメラの中から重箱の隅をつついてみようかと思ったのですな。(笑)
その第一弾として、まずこれが一番と思っているのがリコーオートハーフシリーズ。ゼンマイ巻き巻きしたら自動でフィルムの巻き上げをしてくれるので、シャッター押すだけしかないカメラ。発売当時のキャッチコピーも「シャッターだけは押してください」ってまさしくそのまんまですがな。(笑)
見た目も格好良くて持ち物としてのオーラ出まくりの逸品。中古カメラ屋さんでも目立ってます。沢山作られたカメラですし、全面のプレートのデザイン違いがいっぱいあるので、お気に入りを探すのも楽しいところ。機械もレンズも何ともないのに、裏蓋に付いているモルト(遮光スポンジ)がボロボロになってジャンク扱いになっているのを探してきてはよく直してましたな。モルト貼替えはそう難しい事じゃないので楽しめましたしね。
このカメラ、フィルムが入ってないと動作が確認できない仕組みなので、中古カメラ屋さんで見せてもらうときはテスト用フィルムを入れてもらって確認していただきたいなと。裏技というほどではないですけど、裏蓋をあけてフィルムゲートの所にあるギアを指で左に送ってやり、明るい方にカメラを向けてシャッターを切るとフィルム無しでも動作確認が出来ます。オートハーフ使いの方ならご存じかと。
レンズはハーフサイズカメラの中ではやや広角の25ミリ(35ミリフルサイズ換算36ミリ)なので固定焦点でも被写界深度が深くてピントが来ますな、実にシャープな写りですからね。晴れた日の外で撮った写真なんてハーフサイズとは思えないぐらいでした。押すだけでこんなに写ってくれては困りますがな。(笑)
フィルムカメラを楽しむのにトイカメラや写ルンですを選ぶってのもありますけど、長く楽しみたいのなら、まだまだ沢山見つかるオートハーフで、ひと味違う映える写真を撮るってのはいかがですか。
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