恒例になった干し柿を今年も。
数年前になりますけど、干し柿を頂いたのですな。それも出来上がった干し柿じゃなくて、干し柿を作るセット。
箱の中には生の渋柿ゴロゴロとそれを吊すためのヒモと説明書が入っていて、手作りを楽しんでねって事なのですけど、試しに作ってみたら、見た目はよろしくなかったのですけど、思いの外甘くて美味しい干し柿が出来てしまって以来、我が家では白菜のお漬け物と共に冬の手作りの定番になっておりますよ。どちらも仕込んでしまえば後は放っておいて出来上がるので簡単お手軽しかも旨い。
そのままじゃとても食べられない渋柿が寒い季節に干すだけであれだけ甘くなるのですから、コレを最初に発見した人は偉いと言いますか、自然の力ってすごいと言いますか。何はともあれ今年も干しましょうって事で早速やってみました。
まずは柿を調達、この季節は干し柿用にと、ヒモに吊せるように枝を少し残した渋柿が市場でも出回ります。大人の握り拳ぐらいの大きさなのですけど、今回はそれプラス商店街の物産を扱うお店で田舎から直送の小振りの柿を家内が買ってきてました。安くて袋いっぱい入っているので人気らしく争奪戦だったそう、「2袋確保したよ」って得意そうでしたな。(笑)
作り方は、柿の皮をむくところから。ここは面倒くさいので家内にお任せ、オジサンはヒモを用意して、引っかけるための輪っかを作り、むいた柿の枝をそこに結んでいきます。柿同士がぶつからないように間隔をあけて結びつけたらヒモを持って、大きな鍋に沸かしておいた熱湯に柿を10秒ほど浸します、表面を熱湯消毒するわけですな。
それを持ってベランダへ、物干しに引っかけて並べたら完了。後は何もする事が無いわけで、放っておくだけ、自然の力がじわじわと甘くしてくれます。
吊したときはつるつるの赤ちゃんのほっぺたのような柿が、一週間もするとオジサンのようなシワシワになってきますな、さらに一週間ですっかりオジイサン。(笑)
手で摘んでみると中が柔らかくなっているのが分かります。これぐらいになったらひとつひとつ柿を揉んでやるのですな。よく揉む事によって甘みが均等になるのだそう。外側は乾燥してしっかりしているので少々揉んだぐらいで破れる事はありません。さらに一週間干すとすっかりいい感じに出来上がります。
そのまま食べても料理やお菓子に使っても美味しい干し柿、まずあの歯応えがいいのですな。それと優しい自然の甘みが癖になります、お茶を入れるときにパクッとかじっちゃったりするので、沢山作ってもいつの間にか無くなっているのもいつもの事なのですけどね。
放ったらかしておくだけなのに手作り感がある干し柿、お店で売っているのと違って、形もそろってなければ見た目もきれいじゃないですけどお家で作った方が断然美味しく感じますな。
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