思い出と写真が残った5 ミノルタレポ
沢山のカメラとお付き合いしていると、当然ながら合わないカメラや、しっくりこないカメラも出てきます。出会いはドラマチックだったのに、一緒になってみると期待はずれ、がっかり、印象が薄いなんて事も。大抵の場合、過剰な期待がイケナイのですけどね。(笑)
オジサンの場合はその逆がすごく多かったですな。何しろ見つけてくるカメラは中古カメラ屋さんのジャンクワゴンで枯れ木も山の賑わいのような、お店から登録抹消されて後はフリーエージェントでどこかに拾ってもらうのを待っているダメダメカメラが圧倒的に多かったのでね。
元々ダメなのですから期待なんてものは無し、直ればラッキーぐらいの淡い期待と安い値段でお持ち帰りしたものなので、それが思いのほかいい仕事をしてくれたら当然ながら評価はアップします。
ほんの少しいじれば元の仕事ぶりを復活してくれるようなカメラにロマンを感じて持ち帰りしていたわけで、おかげで足の踏み場もないぐらいカメラだらけになってしまったのですけどね。(笑)
ジャンクカメラの面白さって、意外なブツが見つかる場合があること。もし完動品で、キズもなくきれいで、元箱や取扱説明書もきちんと残っていたとしたら、かなりの値打ちでそれなりの値段で取り引きされるようなカメラでも、故障で動きません、キズだらけで見るも無惨、部品取りにどうぞな状態だと二束三文でジャンク扱いになります。
完動品ならとても手が出ないカメラのジャンク品を見つけたときは嬉しかったですな。直るかどうかは自分次第、お持ち帰りして何とかしてみたくなるのはカメラの修理好きの方なら分かっていただけるかと。
ミノルタレポがそうでした、ハーフサイズが一世風靡した時代に他社に遅れまいと慌てて出した感があるミノルタ唯一のハーフサイズカメラ。生産台数が少なかったのか中々見かけないカメラでした。
その頃ハーフサイズにハマっていたのでどうしても使ってみたくて探していたのですけどジャンクで発見、しかもブラックボディー。素人修理の跡がはっきり分かる見ただけで問題有りなブツだったのですけど、何とかしてみたくてお持ち帰りしたのですな。ネットや本を参考に何とか使える状態に復活できました。
ブラックボディーだし、デザインが格好良くて質感もペンEシリーズより高級感があって気に入ってたのですけど、使い勝手と撮れた写真の印象が薄くて、だんだん防湿庫の奥へ移動。休日のお供カメラ選びからも外れるようになってしまったわけで。実力のあるペンEシリーズの方がいい写真が撮れましたからね。
結局このカメラを探していた知り合いに譲りました。素人修理であることや撮った写真を見せた上で納得してもらえたのでね。カメラの印象は薄いけど、お礼にごちそうしてもらったお寿司の味は覚えてますよ。(笑)
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コメント
よもかめ亭主様、おはようございます!
僕はよくハード○フに行くのですが、なかなか連れて帰りたいと思うカメラに出会えません(泣)
以前、ミノルタ α-7のレンズセットを格安でゲットしたんですけど、レンズが絞り不良だったので素人修理しました。
そしたらボディもなぜか壊れてしまいました(汗)
それ以来ジャンクに手を出すのはやめました。(笑)
よもかめ亭主様はすごいですね!
僕もカメラ修理の修行をこれから積んでいこうと思います!
投稿: ジマ | 2017年12月 9日 (土) 10時57分
ジマ様、こんばんは。
いえいえ、大したことなんてやっていません。ただやりだすと深みにハマる世界ではありますね。中古カメラ屋さんのジャンクワゴンが宝の山に見えるようになりますから。(笑)
投稿: よもかめ亭主 | 2017年12月 9日 (土) 20時15分