テナックス(TENAX II)に初モノクロフィルム。
このふた月ほど、ハーフサイズと35ミリましかくカメラでばかり撮ってます。手持ちのカメラの中でも、マイブームがあるわけで、暑い季節はなるべく軽量でたくさん撮れるカメラの方が動き回れるというのもあって、二眼レフなど、中判の大きなカメラは少しお休みいただいて、機動力を生かして撮れる小型のカメラで撮っているのですな。
しかもマニュアルで露出を決められるカメラが楽しいので、ペンFTにレンズ1本、マミヤスケッチ、TENAX IIの3台が今は休むヒマもなく稼働中。休日はこのどれかでお出かけするのがこのところの定番。
圧倒的持ち出し率なのはマミヤスケッチ、二番手はペンFTなのですけど、このあいだ今まで撮った写真を見ていたとき、衝撃の事実が発覚。
TENAX IIで今まで一度もモノクロ写真を撮って無かった事が分かりました。我が家にやってきて10年近く、結構な数の写真を撮ってきましたけど、モノクロフィルムだけ一度も使ってなかったとは思いもしませんでしたな。何度か撮っているつもりになっていたという。
1938年発売の元々カラーフィルムなんて無い時代のカメラなので、本来はモノクロフィルムを入れてその写り具合を楽しむのがスジなのでしょうけど、カラーリバーサルフィルムで撮ると少しアンバー寄りのこってりした描写がマミヤスケッチとは違った楽しさがあって、カラーでばかり撮っていたわけで。
調べてみると他のカメラたちは、カラーもモノクロも撮っているのに、TENAX IIだけモノクロバージン。これはイケマセン、白黒の快楽を教えてあげなくてはなりませんという事で、モノクロフィルムを優しく挿入してあげました。(笑)
使ったフィルムはカラーネガフィルムと同じ現像処理ができるイルフォードXP2super。ISO感度400なので、昼間の明るい日差しの下ではかなり絞り込んで撮らないと、シャッタースピードの高速側が足りないので、あえて高架下商店街の薄暗い中で撮り歩いてみました。付いてるレンズはSonnar 40mm F2、これをなるべく解放で撮ってみたいというのもあったのですな。露出計で測ると1/50秒でF2かF4の間ぐらいの見た目よりは結構薄暗い高架下商店街だったので、ほぼこの露出で撮り歩き。
さすがに薄暗くて場所によっては距離計でのピント合わせも分かりづらくて何度も合わせ直し、時間がかかりましたけど、ディープな高架下はなかなか楽しかったですよ。TENAX IIのモノクロ初体験、白黒の快楽にシャッターもむせび泣く昼下がりの高架下、調子に乗ったオジサンは久々にハッスルしてしまいました。(笑)
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