手ブレするのは心構えの問題だった件。
オジサンがいつも作業をするパソコンデスクは、左手に北向きの窓があります。ブログに掲載するカメラそのものの写真や物撮りの時にレースのカーテン越しの自然光で撮れるので好都合なのですな。
チャチャッとキーボードをのけて、その前に黒い紙を敷いて、撮りたい物を並べて、レフ板立てて撮ってしまうわけで、いわば簡易スタジオ。(笑)書きためた記事に合わせて、休日の午前中にまとめて片づけてしまうことが多いですな、撮ってすぐブログ用に加工してしまうのでデジカメで撮ってます。カメラはEOS Kiss X7にキットレンズの標準ズームのお手軽セット。記事に合わせた説明用写真にフィルムなんてもったいないですからね、これで十分なのですな。
ところが最近撮った写真に手ブレカットが頻発しているという。手ブレ補正をONにしているにも関わらず、画面で拡大すると明らかにブレてる。
あれれって思ったのですけど、確かに最近、細かい作業をしようとすると、何だか一発で定まらない。紙を切るときも定規を当てて、カッターをそれに沿わせるのに定まらなかったりすることが増えています。
どんどん劣化中のオジサン、嗚呼もうカメラもまともに構えられなくなってしまったのかと激しく落ち込みました。ブレた写真しか撮れない体になってしまったら写真を卒業、そのまま人生も卒業しなくてはならないかもとガックリ来ましたな。
これはゆゆしき事態なのでありますよと、心の片隅にもし写真が撮れなくなったらどうしようという闇を抱えていた訳なのですけどね、ところがそれがすっきり晴れ晴れしてしまったのですな。手ブレしている写真はデジカメもしくはipadで撮った写真だけだったというのが分かったわけで。
何故かフィルムカメラで撮った写真は全然ブレてないのですな、気合いといいますか心構えといいますかきちんと写真を撮らなくてはならないという気持ちがどこかで働くのでしょうね。ぜんぜんブレて無い、老眼のピンぼけはありますけど手ブレはまるでしてないのですな。
簡単お手軽、撮った後でどうにでもなるデジタル写真、ちゃんと撮っているつもりなのですけど、どこか真剣に写真を撮ろうという気持ちが失せているのだろうと思います。
押せば写る、タッチすればそれなりに撮れるデジタル写真に撮るまでのプロセスなんてありませんからね。心構えがないままにとりあえずパシャ、それで完結。
手ブレ補正が付いていても、ブレた心までは補正してくれないことがよく分かりました。(笑)旧居留地のショーウインドーで見かけたカメラの形のハンドバッグ。これを持っていると、手ブレじゃなくて、手ぶらにならないわけで。(笑)
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コメント
よもかめ亭主様こんにちは。
このハンドバッグ欲しいですねー。
このバッグから何台も小さいカメラ取り出したらと思うと夢が膨らみます(笑)
心の手ぶれってその通りだと思います。
私も経験あります。なんで失敗したのかわからない写真、そんな時は大抵デジタルで
適当に狙ったつもりが狙いきれてない時なんですね。
デジタルでもちゃんと腹に力が入ってる時はいいんですよ。
ちょっと撮っとくか、っていう時が失敗率高くて「撮っといた」意味がないという。
不思議なもんですね、写真って。
投稿: Myrrh | 2017年9月 4日 (月) 18時02分
Myrrh様、こんばんは。
デジタルになって、いくらでも撮れるし、すぐ見られるというのは質が下がりますね。ダメなら撮り直せばいいやって気持ちがどこかにあるのだと思います。フィルムだとそうはならないのはフィルムの事を知っているからだと思うのですけど、デジタルしか知らない世代はフィルムを使うときどう思って使うのでしょうね。デジタルと同じ感覚で撮るのかな。
投稿: よもかめ亭主 | 2017年9月 6日 (水) 22時55分