ipadをフィルムスキャナにしてみたら。(泣)
ダメでしたという結論からいきなり初めてしまうしかない、今回のおバカチャレンジ、ここから先は読んでもらっても何の参考にもならないと思います。(泣)
何でこんな事を思いついたかといいますと、たまたまipadでカメラアプリを試していたとき、意外と寄れるのを発見したからなのですな。目の前に置いたカメラに向けてどんどん近寄ってみたら、画面いっぱいになるまでオートフォーカスが働いてピントが合うという。
で、ここまで寄れるのなら、フィルム複写ができるか試してみたらどうかと思ったわけで。画面にタッチするだけで、何もかもよろしくやってくれる簡単お手軽カメラアプリの便利さを逆手にとって、コピー機よろしくフィルムスキャナ代わりにしてしまえば楽できるじゃないかと。実際に使い物になるかどうか検証してみようという、暇人オジサンの大人チャレンジ。(笑)
実験に使ったのはハーフサイズカメラで撮影したネガフィルム。小さな1コマをどれぐらい接写できるか、一番厳しい条件で試してみてうまく行けばそれより大きなサイズのフィルムも大丈夫だろうと考えました。
用意したのは以前複写用に黒の厚紙で作ったフィルムマスクとライトボックス。これにipadを置けるような固定台があればいいわけで、フィルムケースや消しゴムを積み重ねて並べ、最短撮影距離ぎりぎりになるように高さを調節しつつ固定台を作りました。ipadの画面を見ながら、センターにフィルムが来るように位置を調節。後は画面タッチでシャッターを切るだけ。明るさを変えたりズームしながら何カットか撮ってみましたけど、ここまでは確かに楽でした。
フィルムケースと消しゴムで台を作りました。あくまで仮なのでこれでいいかと。
ネガフィルムなので陰陽逆転の画像、これをパソコンに移して画像処理していくわけですけど、Photoshopで開いて反転をした時点で「あ~ダメだ」と。
階調が全く出ていないのですな。まるで塗り絵のよう、ズームして画面いっぱいになるように撮った物はもっとひどい、まるで水彩画か油絵風のエフェクトかけたようなガビガビのイラスト、デジタルズームで画像を補完して大きくしているので荒れてしまうのでしょうけど、とても写真と呼べるシロモノではない結果。
撮ったままの状態がコレ。ネガなので当然階調逆転しています。
それを反転させるとこんな感じになりますけど、色はオカシイし、結構加工しなくては見られないという結果。
なのでなんとかいじくり回してみましけどコレが限界かと。
同じカットをデジタル一眼レフにマクロレンズで複写したものと見比べると雲泥の差というより見られませんでしたな。画像処理で何とか近づくようにいじってみましたけど、元々に階調がないデータなので、どうがんばっても無理。
中判の大きなサイズのフィルムでリバーサルならもう少しましかとは思いますけど、ipadのカメラ自体のセンサーサイズの小ささが階調の表現には向かないわけで、ブログに掲載するぐらいの小さなサイズの写真なら使えるかもと思った淡い期待は木っ端微塵になりました。
「そんなもん、考えたら最初から分かっとるハナシやろ、ドアホ」って言われたら返す言葉もございません。休日の半日を費やしてやってみたおバカチャレンジ、もうやりませんよ。
コレがデジタル一眼レフとマクロレンズで複写したデータ。キレイですな。
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コメント
こんにちは。
思いついたら試してみる、とても大事なことだと思います。
やらずにウジウジしているより、やって結果を確認した方が絶対いいと思います。
今回は「ダメだった」ということが証明されました。
どなたかがやらなければ分からなかったことです。時間を費やして得られた貴重な結果です。
今後もチャレンジをお願い致します。
投稿: 想桜 | 2017年9月26日 (火) 09時02分
想桜様、こんばんは。
やる前から、ほぼ結末が分かっていても、やってしまうのは関西人だからかもしれません、ダメモトでも受けるならチャレンジ。(笑)結果がよければ儲け物ぐらいの気持ちで、これからもおバカチャレンジしてみたいと思っておりますので、またツッコミよろしくお願いします。(笑)
投稿: よもかめ亭主 | 2017年9月27日 (水) 22時32分