2017年8月31日 (木)
ガチャン、あ~やってもうた。 せっかく注いでくれたお酒を、コップごと転かしてしまってカウンターは酒浸し、こぼれたお酒で足下に置いたカバンもビトビト。慌ててお店のおばちゃんの差し出す布巾でその場を取り繕うようにこぼれたお酒を拭きまくっても回りからは冷たい視線が集中します。酒飲みが酒をこぼすなんてあるまじき事、おっさん酒飲みの素人かとこの場に居られなくなるような冷たい視線を回りのお客さんから浴びせられるわけですな。 どんなに酔っぱらって、手元足下がおぼつかなくなっていても、コップのすり切れいっぱいに注がれて表面張力でやや盛り上がっている状態のコップから一滴もこぼすことなく口に運ぶのは酒飲みならではの特技、見てても見事に口に運びますな。こぼすなんて事がまず無い。 なのに話が盛り上がったりして、手振り身振りで大風呂敷の会話をしているときに何の間違いかコップごと転かしてしまうという大失態をしでかしてしまうという。 楽しい酒飲みタイムが一挙に暗転、お店のおばちゃんの「このアホが」という視線はまだ耐えられます。年がら年中そんなお客さんを相手にしているベテランですからね。涼しい顔で「お代わりどうします?」って何事もなかったようにその場を立て直す救いの手をさしのべてくれますのでね。黙ってコップを差し出せば事無きを得られます。 ところが周りの同類の酒飲みからは冷たい視線がビンビン来ます。「あ~あやってもうた」「せっかくの酒を無駄にしやがって」「はしゃぎたいのやったら外行けや」って無言だけどはっきり感じる声に居場所がなくなるという。 お代わりで注いでもらったお酒は鉛の水、会話も弾まずただただ反省のお酒になってしまうのですな。居心地の悪さに早々に退場、しばらく現れませんな。(笑) お酒ならぬ愚痴をこぼすのも度を超すとアウト。大抵は仕事がらみのイヤな事やひどい目に遭った事。それを誰かに聞いてもらいたくて、世間話からどんどん軌道を逸脱、最後は愚痴三昧になってしまうという。 ひどい目に遭った当の本人は、完全に被害者意識の固まりになっているので、聞かされる方はただの大迷惑。お店の大将「大変ですな~」と生返事しながら他の仕事を始めて取り合わないという。(笑) まだ誰かに愚痴をこぼすのはマシな方かもしれません。見ててヤバイのが、一人でブツブツ言いながら出来上がってしまっている人。時々カウンターを「どん」なんて叩いて、コップを握りしめたまま「バカにしやがって」とか呟かれたらちょっと怖い、見ると完全に目が据わってしまってます。 いったい何があったのか分かりませんけど、そこまで行くと立っているのもやっとな様子。「これぐらいにしときなはれ」って帰りを促すと間違いなく「最後にもう一杯くれっ」ってゴネるのは分かっているので大将も見て見ぬ振りをしています。 そのうち限界が来て帰っちゃうのですけどね、あちこちにぶつかりながら、もうフラフラで出て行きますな。転倒でもしたら事ですからね、お店の常連さん気になってみんな無事出て行くまで見守っているという。 お酒も愚痴もこぼしたらアウト、酒飲みの免許返上の憂き目を見ます。同じこぼすのなら、美味しいお酒と楽しい会話で笑顔をこぼしたいものですな。(笑)
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2017年8月29日 (火)
久々に神戸駅で降りて、高架下の商店街を元町までぶらぶら歩いてみたのですけど、昔に比べてずいぶんお店の数が減ってました。ほとんどシャッター通りといってもいいような所もあって、かなり寂しい状況。 そんな中で、いったい何屋さんなのか分からないようなお店が何軒か健在だったりしました。要するに古道具屋さんと呼ぶべきお店なのですけどね、一見ガラクタにしか見えないようなものが所狭しと積み上げられているという、必要な方には宝の山なのでしょうけど、とてもお店には見えないのですな。そんなお店の一軒に表にワープロ専用機を並べているところがあります。こんなもの今でも残ってるの?って思うでしょうけど、それでお商売しているのですな。 若い人にワープロ専用機って言っても分からないかもしれません、パソコンが普及する前は人気があって一世を風靡した機械。自分の書いた(打った)文章が活字になってプリントできるのがなんだか楽しかった、文章を書くことに特化した道具、あの頃は家電各社からいっぱい発売されてましたけど、パソコンの普及と共にどんどん淘汰されて消えていきましたな。 パソコンでワープロソフトを使うのが当たり前になって消えていったワープロ専用機、他にもそんな風に消えていったものっていっぱいあります。 電卓が出てきて世代交代してしまったそろばんもそうですな、今時の若い人たちは「算盤」と漢字で書かれたら読めないかも。新しもの好きの父親が早速使ってましたけど、電卓で計算していながら、間違ってないかそろばんで検算してましたな。それだけ電子機器をまだ信用してなかった時代。今思えば笑いしか出てこない間抜けぶりなのですけどね。高度経済成長期ってツッコミ処満載の時代だったと今は笑えます。 携帯電話を持つようになって、腕時計をする人も減りましたな。今はファッションやお金持ちのステータス的なものになってますね。時間を知るためだけなら100円均一で売っている腕時計でも十分なのに、何十万もする高級腕時計が売られてますな、時計としての役割じゃなくなってます。 そういえばデジタル腕時計も一時流行りました、映画館なんかで突然アラーム鳴って迷惑だったのを思い出しました。携帯電話も突然呼び出しが鳴って迷惑なのは今も変わりませんけどね。 色々なものを一番様変わりさせてしまったモノって何だろうと考えると、やはりスマートフォンでしょうね、ポケットに入るこの小さな機械で、何でも出来る時代。おかげでカメラが今絶滅の危機に瀕しています。 写真を撮る意味が変わってしまって、カメラはいったいどこへ向かうのか分かりませんけど、消えていくものも多いかと。若い人にフィルムカメラが人気なのも簡単便利なスマホカメラには無い部分に魅力を感じているからなのかもしれません。 思えば色々なものが様変わり、それに加速度が付いているような気がします。10年前と今では別世界、10年先はどうなっているのか想像も付きませんけど、オジサンは付いて行けなくなっていることは確実かと。(笑)
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2017年8月27日 (日)
instagramに対抗しているわけではないのですけどね、最近ペンFTと共に、出場率が高いのが我が家の35ミリましかく軍団。Mamiya Sketchはダントツの一番、続いてTENAX II、三番手はROBOT STAR1と行きたいところなのですけどね、ROBOT STAR1は準備したものの、なぜかまだ写真が全然撮れて無いという。他の2機種に比べて圧倒的に癖がありすぎるのですな。 まずフィルム装填からしてややこしい。専用フィルムマガジンを開けて中のスプールを取り出し、フィルム先端をかみ合わせて、もう一度フィルムマガジンに戻してからカメラにセットしなくてはならないので、じっくり腰を落ち着けてやらないととても出来ない仕組みなのですな、時間がかかります。
フィルムの巻き上げはゼンマイ仕掛けなのですけど、同じ仕組みのリコーオートハーフとは印象がまるっきり違います。すごく強力なゼンマイが入っているのか、ノブを巻くのに結構力がいります。 そのおかげか、シャッターを切ると「ジャッ、ジャッ」と瞬時に巻き上げてくれるという、「アンタ、ホンマにクラシックカメラか?」って思うぐらい軽快な巻き上げに感動します。電気仕掛けのモータードライブが付いているのかと勘違いするぐらい。ROBOT STAR1の一番楽しいところなのですけどね。(笑) ピント合わせは目測、しかもフィート表示なのが持ち出しを躊躇してしまうところ。距離計をつければ問題ないのですけどね、ファインダーでピントを合わせられるMamiya Sketchに比べると使い勝手はいいとはいえません。 撮った後のフィルム巻き戻しも一苦労、クランクの形がボディーにフィットしているのはいいのですけどね、巻きながら指先が痛くなりますよ、何でこんな形にしたって思わず悪態つきたくなるぐらい使いにくいのですな。
ま、色々癖があるのも魅力の内なのですけど、持ち出し率が低い一番の原因は、その重量とアイレットがないので革ケースが無いと首から提げられないところ。アイレット付きの機種もあるのですが、オジサンの持っているのは付いてないので、手に持ったまま撮り歩くしかないのですな。革ケースは一時探しまくりましたけど、出てこないので諦めました。自作するしかなさそう。 とにかく重たいのでね、手に持ったままだと疲れますよ。まさしく鉄の塊。EOS Kiss X7にバッテリー、メモリーカードと標準ズームレンズ付きで607g、それよりまだ重い実測値616g(フィルム無し)もはやカメラというより文鎮。(笑)
それでもこのカメラで撮らねばなるまいと、ついこの間の休日に、やっとの事持ち出したのですけどね、天気は良かったし、距離計も付けて万全の準備でお出かけしたわけですな。ところが駅に着いて地下から地上に出たら、ゲリラ豪雨で土砂降り。 なんで?雨宿りしながら止むのを待ったのですけど、どんどん激しくなるばかり、オジサンふてくされて、そのまま地下道を通っていつもの酒場で止むまで飲んで待つことに。1時間ぐらいで日が射してきたのですけどね、もうそのころには出来上がっちゃって、写真撮るのがどうでもよくなってしまったわけで。(笑) なので、持って出ただけのROBOT STAR1、写真撮ってないので、過去に撮ったものでお茶を濁しつつ、リベンジしたらまた記事にしようかと思っておりますよ。
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2017年8月26日 (土)
ipadをカメラとして真面目に使ってみてから、なんだかデジタル写真というものに対して醒めてしまったオジサン。メモ感覚でコミュニケーションのための写真は難なく撮れて、撮った後の写真もソフトウエアの技術でどうにでもなるのがよく分かりました。キヤノンやニコンやたくさんのメーカーが出しているデジタルカメラも詰まるところ同じなのだと。 仕事で写真を撮らなくてはいけない人にとってテクノロジーは撮影の幅を広げてくれるモノなのでしょうけど、楽しみで写真を撮る者にとってそんなテクノロジーは撮影を楽しくするどころか、ただのスペック競争。オジサン的には全然楽しくなくなってしまいましたな。最近デジカメを全然使わなくなっているのはその辺りに事情があるかと。 で、ソフトウエア次第でどうにでもなるのならそのソフトウエアというシロモノを試してみるのも一考かと思ったわけで。スマホやipad用のカメラアプリはいったいどんなモノがあるのか試してみれば見えてくるあれやこれやを検証してみようと思ったのですな。 ただ、あまりにもたくさんありすぎて、全部試すなんてとてもじゃないですが無理、ネットでの評判を参考に、無料のものだけいくつか選びました。 本来なら試してみたアプリひとつひとつについて、撮った写真やスクリーンショットを掲載して、その使い勝手や長所短所を評価するのが正当なレビューなのでしょうけどね、正直言って使えば使うほど、だんだんどうでもよくなってきたのですな。 要は撮れりゃそれでいいのよって事で、こんな事に時間を割いているのがだんだんバカバカしくなってきたという。(笑) ま、色々ありました。有料のモノにまで幅を広げるとそれこそ星の数ほど。撮った写真をプリクラ風にしてくれるのや、色々なエフェクトをかけてくれるのなんて、オジサンには何が楽しいのかサッパリ分からない世界なので却下。 普通はタッチしたところにピントと露出を合わせてくれるのですけど、これをマニュアル操作できるってのもありましたな。ピントを合わせたいところと露出の操作が別々に出来るというアプリ。あっちこっちタッチしてそんなややこしい事しなくては撮れないのならデジタル一眼レフ持って出ますよ、オジサンにはその方が慣れてるし、スムーズに写真が撮れますのでね。板切れかざしていろんな所をタッチするなんて、かえって面倒くさい。(笑) 何枚か撮ってベストショットを勝手に選んでくれるなんてのもありました、便利というより余計なお世話だと思いましたな。 色々試してみては、使えねぇとアンインストール。結局残ったのは元々入っていた純正カメラアプリだったという、悲しくも美しい結末。(笑) 試す前は多少は期待したのですけどね、オジサン的にはどれも似たり寄ったり、逆に醒めてしまったカメラアプリレビュー、貴重な休日を半日も使って得たものは「どうでもいいか」という一言でした。(笑)
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2017年8月24日 (木)
今年の家庭菜園は枝豆にチャレンジしました。といってもオジサンが育てたわけじゃなくて、家内がやっているのですけどね。バジルだとかハーブ系の定番のものとは別に一品育ててみるというのがいつものパターン。 プランター一つで育てるので大したものではないのですけど、それでもミニトマトを育てたときは、いっぱい出来過ぎて毎日食べても追いつかないぐらいでした。さすがに食べきれない分は半分に切って、ザルの上に並べて天日干し、ドライトマトにしてしまって保存してましたな。パスタやカレーやシチューを作るときに小出しにして使うと何かと便利でしたのでね。 オクラを作ったときも同じようにたくさん出来過ぎて、毎日ネバネバ生活。さすがにだんだん見るのもイヤになってきました。がんばって食べましたけど。 落花生を育てたときはうまく行きませんでしたな、葉っぱは茂ってくれたのですけどね、収穫は三つだけ。殻を開けてみたら小さいのが二粒ずつ入っていたので計6粒、ビールのアテにもなりませんでした。(笑) ほかにもキュウリやナス、ゴーヤやイチゴなんかも育ててましたな、春先になるとホームセンターの園芸コーナーには色々な苗が出回りますのでね、育てやすそうで面白そうなのを探して来るみたい。 一度パッションフルーツを育てたことがあったのですが、早朝に花が咲くとすぐにしぼんでしまうので、その前に花粉を強制的に受粉させないと実が付かないのですな、しかも花を見ると受粉しにくい形なので、絵筆を持って雄しべの花粉をムリヤリ雌しべに塗りつけるという、何で早朝から忙しいのって思いましたけどね、受粉がうまく行くと数日で花の根本が膨らんできて立派な実になります。ところがそこから紫色に完熟するまで3ヶ月かかるというシロモノ。 結構たくさん実が付きましたけど、台風で落ちちゃったり虫に食べられたりで収穫できたのは二つだけでした。冷やして食べましたよ、これが意外と美味しかったという。お家で育てたってところがいいのですな、なんだか余計に美味しく感じますからね。(笑) で、今年チャレンジした枝豆。家庭菜園ですから農薬なんて使いません、おかげで虫が一杯付いて家内が日々戦ってましたな。お家に帰ると本日の戦況報告から会話が始まるという。カメムシとウリハムシがやたら付くらしくてipadで撮った写真見せられて、いかに虫取りに苦労したか聞かされるのですな。まあ見事に虫だらけでしたけどね、割り箸で摘みながら、洗剤を溶いた水にぶち込んでいくという手作業だったそう。 おかげで3本の苗はすくすく育ってくれて枝豆がたわわに実りましたと言いたいところなのですけど、実際はそんなにたくさん出来ませんでした。(笑)一つ一つの豆はパンパンに膨らんでくれたのですけどね。いかんせん量が少ない。 ただ待っていても増えるわけでもないですし、今実っているのが今年の全てって事で収穫したわけですけど、湯がいてみたら小鉢に軽く一杯しかなかったという。春から育ててビールのアテ一回分もなかった今年の枝豆、味は良かったのですけど、なんだか手間をかけた割に一瞬で食べちゃったという結末。 家庭菜園だから笑っていられますけどね。もし専業農家だったらと思うと笑ってられませんな。(笑)
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2017年8月22日 (火)
オジサンのブログで一番続いているシリーズ記事といえば「立ち飲み百景 」。酒飲みですのでね、日々仕事帰りの一杯を楽しんでいると、当然ネタになる物件との遭遇率も高まります。そんなのをメモしておいて記事を書くわけですな。酒場には面白い常連さんが一杯ですのでね、書くネタに困ることがないのがありがたいですな。おかげで結構続けさせていただいておりますよ。(笑) 酒場と同じぐらい喫茶店も好きなので、「喫茶店の思いで 」というシリーズも9回書いてました、最近行くのがセルフの喫茶店ばかりになっているので、とぎれておりますけど。街歩きで見かけた色々なものをネタにした「おもしろ物体発見」や街歩きそのものをネタにした「街歩きでオモシロ怖かったこと」なんてのもありますねって、自分で書いてて忘れているってどうよ。(笑) 「好きな写真家 」「カメラをかっこよく撮るためにやってみたこと 」「よもかめ3分クッキング 」「昭和歌謡再発見 」などなど見返すと結構色々やってます。フランソワーズ とたこ焼き屋の艶子さん をキャラクターに仕立ててカメラの事を書いたりしていたのも。忘れた頃にまた書くと思いますけどね。(笑) テーマを決めてシリーズ化して書くとなんだか書きやすいというか、そのためのネタ集めもしやすいような気がします。テーマに沿った物事を思いつくままにメモしていくわけですけど、それが結構な数思いついたりするわけで、それを全部まとめて一つの記事にせず、小分けにしてシリーズ化してしまうとたくさん記事が書けますな。一度に出さずに小出しにしつつ面白おかしく膨らませてしまおうという、細く長く続ける作戦。(笑) その為の資料もあらかじめ集めておきます。ブログを続けていると、書くことが何にも思い浮かばない時もありますのでね、そんな時に今までシリーズで書いてきた記事とネタ帳を見返してみると、新たに書こうという気分が沸いて来るのですよ。
特定のカメラについて書く記事も言ってみればシリーズ記事。もう書く事が無いかもって思いながら、切り口を変えれば何かとネタは浮かびます。好きなカメラの事を書くのは楽しいですからね。あれやこれや面白おかしく書いて読んでいただいている方にその楽しさをお伝えしなくてはなりません。(笑)
書いてて楽しいというのはホント重要、個人的なブログですのでね、好きな事を書けばいいのですけど、シリーズにしてしまう事で方向性が出てきます。そうするともっと書こうかという気分になるのですな。この先どんなシリーズ記事を思いつくか分かりませんけど、書いてて楽しい記事で読んでいただいている方も楽しいと思っていただければそれがオジサンの本望です。(笑)
行きつけの立ち飲みで串カツのネタケースを眺めながらオジサンのネタケースはどれぐらいなのかなと、ふと思ったのでした。(笑)
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2017年8月20日 (日)
マミヤスケッチで35ミリましかく写真の世界に堕ちていったオジサン、カメラ好きなので、当然の事のように他にもましかくが撮れるカメラがあるのではと調べたり探しまくってました。色々あるのは分かりましたけどね、現実は、なかなか見つからなかったのですな。 ただ諦めずに望めば願いが叶うのが中古カメラの世界。地道に頻繁に見て回っているとなぜか目の前に現れるという。で、見つけてしまったのがTENAX II、カメラにもうるさい若者向けの雑貨屋さんで並んでいたりするタクソナやTENAX 1の上位機種、見た目も造りも全然違いますし、レンズ交換もできるというシロモノ。 広角、標準、望遠のレンズがライナップされていたようですが、まず出てきませんな。一度広角レンズを見かけましたけど、プロ用デジタル一眼レフが買える値段でビックリしたことがあります。それだけ数が少ないということなのでしょう。 TENAX IIの特徴として、前面のレバーを押し下げることでフィルム巻き上げが出来るという。日本ではその形状を見て「招き猫」なんてあだ名が付いていますが、ドイツには招き猫はいないでしょうからどう呼ばれていたのでしょうね。ゼンマイ巻き上げのロボットに対抗して考えられたという記述も見かけましたが、機動力のある35ミリカメラで速写は永遠のテーマだったのかもしれません。 ただ今となってはかなり年季の入ったクラシックカメラですのでね、無理はしませんよ、速写なんて論外、カメラにストレスかけないようにゆっくり巻き上げて使ってやるのは古いカメラ好きの暗黙のルール。実際のところ結構丈夫みたいですけどね、分解した時スゴイ立派なスプリングが入っていたのを見ましたので。
同じましかく写真の撮れる日本人カメラマミヤスケッチと撮り比べてみるとずいぶんテイストが違います、やっぱりこの人ドイツ人って感じ。シャッターもスケッチの「パチャ」に対して「ジャンッ」、押し心地も濃厚、スケッチの軽快さとは違って「この場は私が撮りますので」っていう押しの強さがありますな。撮った写真は色乗りのいいややアンバーよりの油絵のような感じがあります。 同じましかく写真のカメラでありながら国民性の違いがモロに出ているTENAX II、当時の高級機種だけに造りもよくてメカニカルなオーラを放ちまくりの逸品。ずっとなで回したくなるようなイケメンカメラってそうたくさんはないですからね。(笑)
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2017年8月19日 (土)
Mamiya Sketchで撮影。
instagramのおかげでしょうかね、ましかくな写真を撮るのがすっかり定着している感がありますな。ネットを見るとましかく写真がいっぱい出てきます。 オジサンはましかく写真大好きなので、このブログに掲載する写真もましかくが多いですな、掲載用の物撮りをするときもましかくにトリミングすることを前提で撮ったりします。画面で見たとき、なんだか収まりがいいような気がするのですね。 ましかく写真ってタテもヨコもありませんからね、ましかく写真が撮れるカメラだとタテに構える必要がないわけで、ヨコ位置の広がりだとか、タテ位置の奥行きだとか、長方形のフォーマットだと意識しなくてはならない構図のアレコレの束縛から完全フリー、ところがココにましかくならではの難しさがあるのですな。 実は長方形に比べて遙かに構図の撮り方が難しかったりします。ましかくなのでどうしても一番撮りたいものを真ん中に持ってきてしまったり。いわゆる日の丸構図といわれるものですけどね、画面にリズム感が出にくいのですな。ど真ん中で安定しているのですけどなんだかつまらない写真になってしまったりしがちなのがこの構図。悪いわけではないのですけど、ましかく写真を撮り出すと最初は必ずコレになってしまいがち。このど真ん中の引力から何とか離脱するのがましかく写真の醍醐味かと。(笑) 中判の大きなサイズのフィルムだと、その大きさだけで存在感がありますからね、つまらない構図で撮った写真も以外と見られるのですな。ところがマミヤスケッチや、テナックス、ロボットスターのように35ミリフィルムでましかく写真が撮れるカメラだと、ちっちゃなサイズのましかく写真がずらりフィルムの上に並びます。見れば一目瞭然、中途半端な構図で撮ってしまった自分のセンスの無さに奈落の底。ましかく写真完全になめてましたって事になるかと。(笑)
TENAX IIで撮影。
その昔、スタジオのカメラマンは中判ましかくのカメラをよく使ってました。ハッセルブラッドなんかが有名でしたけどね、広告用の撮影なので、大伸ばしに耐えられる中判カメラで撮っていたわけですけど、レイアウトに合わせて後でトリミングすることが前提だっったので、純粋にましかく写真とは呼べなかったですな。必ず画面に無駄になるところが写っているわけで、上がりをもらってダーマトでトリミング指示なんてしていた頃のお話。(笑) もうウン十年前ですけど、初めて二眼レフを使ったときは面白くて撮りまくりましたな、何しろ35ミリ一眼レフしか使った事がなかったですからね、新鮮なオドロキ。 ところがそのころのフィルムを見てみると、左右対称、直球ど真ん中な写真ばかり出てきました。ヒネリもなにも無い真正面からぶつかっている写真。例えばレトロな洋風建築を真正面から左右対称で撮ると、中判の大きさもあって安定した迫力がありましたからね。そんな写真が楽しかったのでしょう、今見たらダメダメだらけ。(笑)
ROBOT STAR1で撮影。
今は、デジカメ、スマホ、タブレットでましかく写真が簡単に楽しめるようになりましたけど、オジサンがましかく写真を本気で超楽しいと思ったのはマミヤスケッチを使い出してから。 それまで色々な6×6中判カメラで撮ってはいましたけど、35ミリフィルムを使うので機動力と撮れる枚数が圧倒的に違うのですな。もうましかく写真まみれになってました、カメラが休む事が無かったですな。 すっかり目覚めてしまって、36枚撮りフィルムが使えるように魔改造してしまったり、海外の35ミリましかくカメラに手を出してしまったり。そのころの写真を見てみるとましかく写真のオンパレード、それだけの数撮れば、構図も少しはヒネリを利かせたりできるようになったかと。(笑) 簡単そうで意外と難しくて奥が深いましかく写真の楽しさは、撮らない事には見えてきませんからね。じゃんじゃん撮ってましかくの呪縛にまみれていただきたいなと。(笑)Mamiya Sketchで撮影。
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2017年8月17日 (木)
日々仕事が忙しいと、金曜日になるとホッとします。今日一日乗り切れば楽しい休日が扉を開けて待ってますのでね。なんだか年々一週間を乗り切るのに必死で、金曜日が待ち遠しくなってますな。職場の女子も、遊びに行くのでしょうか、彼氏とデートなのでしょうか、金曜日はオシャレして来てたりします。 せっかくの金曜日、みんな早く帰りたいですからね、昼からの仕事はなぜか巻き巻き、「月曜、朝一で納品ヨロシク」なんて、空気読まないお客さんの丸投げ仕事もサクサク消化、グダグダやって残業なんてのは避けたいですから、どいつもこいつも、いつもより動きがいい。その働きぶり、普段も見せてくれんかねって心の中で叫んでおりますけど。(笑) で、終わった終わったで帰るわけですけど、ついつい酒場方面へ寄り道をしてしまうのがオジサンのいつものパターン、もちろんおひとり様、気兼ねなく一杯のお酒を楽しみたいですからね。今の季節だとまだ日が長いので、ほんの少しの時間ですけど写真を撮ったりも出来ますので単独行動なのですな。 デジタルだと感度を上げれば、暗くなってからも撮れますけど、そこまでガッツリ撮り歩く気はないわけで。ぶらぶらフィルムカメラで手ぶれ限界の明るさまで撮ったら終了。楽しい酒場タイムの始まり始まり。(笑) いつもの行きつけの立ち飲みもいいのですけどね、週末は違うお店も楽しいのですな。で、立ち寄り率がなぜか高いのが串カツ屋さん。職場の近所にも、いつもの寄り道エリアにも何軒かあります。少し前に偶然見つけたのが高架下にある間口の狭いカウンターだけの串カツ屋さん。いつの間にこんなお店が出来たのか知りませんでしたけど、旨くて安くて、お店の雰囲気も良くて、写真散歩の後にちょうどいい感じが気に入ったわけで。 他にも串カツのお店はあるのですけど、チェーン店はオジサンがひとりでまったりするのには、余り居心地がいいとは言えないのですな。制服着た店員のマニュアル通りの受け答えなんて酒の肴にもなりませんからね。 このお店で文字通りフライデーにフライで一杯。見ているとお持ち帰りで串カツを買っていくお客さんが結構います。今時はお家で揚げ物ってしなくなってますからね。もちろん揚げたてが一番美味しいので、いくつか串カツをいただいて、軽く飲んだら飲んだらサヨナラ。 ほろ酔いでお店を後にして、電車の中で休日の計画を考えるのが楽しかったりします。揚げ物で気分も上げ上げで帰るオジサンの週末。明日のカメラはどれにしようか考えている内に寝てしまって乗り過ごしてしまうのも、いつもの景色なのですけどね。(笑)
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2017年8月15日 (火)
どんどん早起きに加速度がついているオジサンの休日のお楽しみは、ラジオ体操第一ではなくブログのネタを考える事。目覚めのスッキリした頭で色々わけの分からない事を考えています。(笑)思いつくままにメモしていくわけですけどね、後で見返してもなにを考えてコレを書いたのか支離滅裂すぎて、そのときのオジサンの頭に渦巻いていたものが思い出せないネタもありますな。早朝ですのでね、きっと何か変なものが降りてきたのでしょう。(笑) そんなこんなで思いついたブログネタ、使えねぇ、書けねぇなダメダメ物件も多数混じっているわけで。思いついたときは、コレは絶対面白くなりそうって思うのですけどね、いざ冷静に客観的に見てみると、全然お話にならないという、思いついた事がすでに転けているネタの数々。 ま、そんなのもありつつ、日の目を見るネタもあるわけで。ただ思いついたものの、書かないようにしているネタもあります。いわば自主規制、もっと文章力があれば、そんなネタも面白おかしくまとめる事ができるのでしょうけど、今のオジサンにはそこまでの力がないので、結果的に自制するしかないわけで。 どんなものかというと、いわゆる下ネタ、エロ系、汚い系や政治や体制の批判などなど。早い話が読んでて不快になるかもっていうようなのは書きませんよ。芸能人のブログで、つまらないことを書いてしまったせいで炎上してしまうなんてのがよくありますけど、そういうのは望むところではないのでね、炎上をエンジョイなんて笑えませんからね、絶対やりませんよ。(笑) ブログの文章って何なんでしょうね、文章のうまい下手じゃないですな、その人となりといいますか、個性といいますか、思いといいますか、そういうのが伝わってくるのは読んでて楽しいと思いますね。物事に対するその方のスタンスが感じられて、それをその方の言葉で書いているようなのがオジサンは面白いなと思うわけで。 プロブロガーと呼ばれる方の単なる情報だけのブログは最近見なくなりましたな、アマゾンでセールをやってるとか、どこそこにこんなのが出来てるとか、スマホの新製品だとか、ゲームの話題だとか、みんな同じ事書いてますからね。自分が面白がっている事を自分の言葉で書く方が伝わるような気がするのですけどね。 記事ひとつ、大体1000文字前後で書いているオジサンのブログ、なんだかフィルムカメラと酒場の話題が増えておりますけど、それはその辺りが最近楽しいからなのですよ。早朝に思いつくのがそんな事ばかりなのがダメダメなのですけどね。(笑) この先どんな事に興味が出てくるかなんて分かりません。だけどその時々に面白がっている事は、必ず記事にしますよ。もしラジオ体操が楽しくなったら書くと思いますね。(笑)
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2017年8月13日 (日)
ある休日のお出かけ、用事があって久々に三宮方面に。その後、東門辺りの歓楽街をマミヤスケッチをお供に撮り歩いてみました。昼間の歓楽街というのは独特の雰囲気があって結構面白かったりしますのでね、これをましかく写真に撮ってやろうかと。 暑すぎるのでそんなにたくさんは撮れないかなと思いつつ、うろうろしたのですけど、結果的に調子が出てしまって1時間ほどでリバーサルフィルム2本撮ってしまいました。ピーカンの日差しの中でしたので、なるべく日陰を歩きながら路地をさまようのは楽しかったですな。
露出はアンダー目に、もちろんきちんと露出計で測りましたよ。でも結果的に3パターンぐらいの露出でまかなえました。日差しの当たる所、しっかり日陰な所、明るい日陰の所で測って、それを覚えておけば露出計はもう必要無し。3パターンの露出を元にアンダー目になるように自分の味付けをするわけで。 デジタルだとすぐ確認できますけどね、そうじゃないのですな、現像が上がるまで分からないフィルムは、撮る時にきっとこんな風に写るはずってのを想像しながら露出を判断するのが醍醐味、一枚一枚丁寧にそうしながら撮っていると、上がりのフィルムを見たときに、どんな露出で撮ったかが以外とはっきり思い出せます。 その日の自分の行動がフィルム上に順番に並んでいるわけですから、「あの路地を曲がったところで、急に日陰になったから絞りそのままでシャッタースピードだけ遅くしたな」とか「白い壁の建物に日差しが当たっていたから、いつもより1段絞り込んだな」とか思い出せるわけですな。オジサンはリバーサルフィルムを使うのでその辺りが一目瞭然。ズラリ並んだコマを見ながら、しめしめとほくそ笑むという。(笑)
フィルム巻き上げのフィーリングがとてもいいマミヤスケッチ、お世辞にも絞りリングの使い勝手はいいとはいえませんが、露出パターンを決めてしまえば、そう頻繁に変える事がなかったので、リズムに乗って巻き巻きしながら撮り歩けました。 オジサンのマミヤスケッチは36枚撮りフィルムが使えるように、巻き取り軸をオリンパスペンのものと換装しているので、54枚撮れます。2本だと108枚、約1時間ほどでこれだけ撮ったらなんだか充実感がありましたな。 改造したおかげでフィルムカウンターは追従しないので、50枚ぐらい撮った辺りから、巻き上げは慎重に、重たく感じたら無理せずそこで終了、フィルムチェンジ。暑すぎたけど、楽しかった1時間ほどの写真散歩。白昼の歓楽街をマミヤスケッチ片手に徘徊するオジサンの姿は、きっと防犯カメラに一杯写っていたと思います。(笑)
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2017年8月12日 (土)
地元の神社で行われる恒例の夏祭り、境内にはたくさんの屋台が所狭しと並びます。たった三日間だけ、期間限定の街の景色。 今年は日回りが良くて休日に見事にシンクロ、夜はスゴイ人でしたな。子供や学生やカップルには楽しい夏祭りなのでしょうけどね、オジサンになってからは行かなくなりました、せいぜいたこ焼き買って帰るぐらいになってます。(笑) たまたま土曜日に出かけたとき、ちょうど初日だったようで、まだ昼過ぎぐらいの時間だった事もあって人の姿はまばらでした。お孫さん連れたおじいちゃんとか、部活帰りの中学生がうろうろしているぐらいで、まだまだ始まったばかりの感じ。 その日はペンFTにF.Zuiko Auto-S 38mm F1.8標準レンズを持ち出していたのですけどね、これで夏祭り風景を撮るのも面白いかとフィルム1本分うろうろして撮り歩いてみたのですな。そんなに広い境内ではないのでね、何度も行ったり来たりしながら、まだ営業を始めたばかりで、ヒマそうにしている屋台を撮ったり飾り付けている提灯を撮ったり、結構楽しかったわけで。 買い置きしていたフジの業務用ネガカラーフィルムの賞味期限が迫っていたのもあった消化試合。リバーサルフィルムファンなのでネガフィルムを使う率が低いのですな。使うかもって思って買い置きはしてあるのですけどね、出番がないまま賞味期限が迫ってしまって慌てるという。 ラチチュードの広いネガフィルムですけどね、いい加減なことはしませんよ、きちんと露出計で測って撮りました。リバーサルフィルムで癖になっているので、この辺りは撮るときのオジサンの作法というか流れになっているのですな。カメラを構える前に露出計をかざして測るのがスタイル。 分かり切っている光線状態だと一回測ればそれでOKなのですけどね、神社の境内って大きな木があったりして日の射すところと影の所があるので明度差が見た目以上にくっきりしていたりします。どこを生かすか考えるのに露出計は「新宿の母」のような存在。きちんと測れば迷いもなくなりますからね。(笑) いっぱい並んだ屋台を見て歩くといろいろ今時のトレンドが見えてきます。たこ焼き、いか焼き、焼きそば、金魚すくいに当てものなんてのはいつの時代も無くならない定番アイテム、今となってはレトロ感がかえって嬉しい射的やスマートボールもいいですなぁ。スーパーボールすくいや風船釣りも無くてはならないものになっています。 境内を徘徊していて初めて見かけたのが「電球ソーダ」なる屋台、「ピカピカ楽しい!新登場ドリンク!!」って書いてありました。どういうものかというと、お好みのドリンクを選ぶと電球の形をした入れ物に入れてくれて、それがピカピカ光るというシロモノ。LEDライトを仕込んだ容器なのですけどね、人気らしくて小中学生の女の子たちがピカピカ光らせながら歩いてましたな。夜店の屋台で売るものもいつの間にか電気仕掛けが当たり前って、もう付いて行けませんよ。(笑) 地元の夏祭りをのんびり撮り歩いた土曜日の午後。フィルム1本撮りきったところで本日終了。オジサンは電球ソーダより、こめかみがキンキンするぐらい冷えたビールの方がいいですな。(笑)
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2017年8月10日 (木)
この季節、日が長いので、仕事の終わる時間でもまだ外は明るいのですな。なので仕事帰りに街を撮り歩けるかもと思ってフィルムカメラをカバンに放り込んであるのですけどね、そうすると仕事が忙しくなって全然終わらないという。で、カメラを入れ忘れた日に限ってすんなり仕事が片付いてしまったりするわけで、世の中うまくいきませんな。 オジサンの仕事は休日が世間よりも少ないのですな、お盆休みなんてありませんし、祝祭日は全部仕事。なので、少ない休日を最大限有効活用しなければやってられないという。 あえて逆境で写真を撮る方法を考えるのも写真を楽しむ方法かと。そんなこんなで楽しんでいるオジサンの最近思う日々雑感を書いてみようかと思ったわけで。こんなの誰も読まないでしょうけどね、書きたいのですな、自分のブログで愚痴って息抜き。付き合わされる皆さんゴメンナサイ。(笑) 地元に古くからある写真屋さん。フジカラーののぼりが立っている、商店街に必ずあるようなお店、通り道じゃないので全く利用した事がないのですけど、たまたま用事があって、そっち方面を通りかかったわけで。 通りすがりに中を覗くと何だか古いカメラが置いてあったのですな。さっそく中に入ってみると、二眼レフやコンパクトなど20台ぐらい並んでました。何故飾っているのか、お店の女の人に聞いてみても、よく分からないとの返事だったのでそのまま店を出て、用事を済ませた帰りにもう一度通りかかってみると、ご主人らしき男の人が居たので聞いてみたところ、先代が使っていたカメラを、お店のディスプレイとして飾ってある物なのだそうで、売り物ではないとのこと。 それは別にいいのですけどね、そのときの対応がひどかったのですな、どうやらオジサン、買い叩きに来た業者か何かと思われたみたい。ただのフィルムカメラファンの一市民なのですけどね。なにもそこまで敵対心むき出しで対応しなくてもと思いました。 古いカメラを飾るぐらいですから、フィルムカメラの話なんかできるかもと思っただけだったのですけどね、写ルンですやフィルムもたくさん並んでいたので、今でもフィルムに力を入れているお店なのかなと期待したのですけど、全然そうじゃなかったという。何だか後味悪いまま、お店を後にしましたけど、もう二度と行ってやんない。(笑) 数年前に高齢化と建物の老朽化でお店を畳んだ、元町商店街にあった写真屋さんは、フィルムカメラを使っていると言うと、色々面白い話を聞かせてくれて楽しくて、それからちょくちょく顔を出すようになったのですけど、お客さんから引き取った中古カメラも少し並べていて、格安で買ったりもしました。フィルムを扱うお店ってその楽しさを語れる人がいるかいないかで、ずいぶん印象が変わるなと思った次第。 フィルムで写真を撮れば、お金も手間もかかります、それでも楽しいところを伝えていかなければファンの数が増えませんからね。
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2017年8月 8日 (火)
休日におじゃまする行きつけの立ち飲み。競馬ファンの常連さんがほとんどのお店なので、いつもの顔ぶれが競馬新聞片手にテレビの画面に釘付けになっています。競馬が終わる時間帯になると一人、また一人とお愛想して出ていくというのがいつもの景色。 ところが休日なので、見かけた事のない一見さんのお客さんがふらりと入ってくる事が時々あるのですな。それでお店の中が盛り上がったりするのが楽しいわけで。 以前、若い女性の二人連れがいきなり「イイですか」って入ってきたことがありました。二人ともかなりの美人、常連のおじいさんたちとは、同じ日本人でありながら、明らかに骨格の作りが違う今時のスラリとしたお嬢さん。何でこんな所にって思いましたけどね、今時はネットで何でも調べられる時代、立ち飲みが好きなのだそうで、それで調べて来たみたい。 美人相手だとお店の大将も対応が違います。「え~っと、こちらがおでんで、串カツはこちらのガラスケースの中見て言ってね、それと小鉢物はこっちに色々」なんてメニューの説明してましたな。 常連客から「対応ちゃうやんけ、わしら説明してもろた事無いゾ」って突っ込まれても「当店は常連に冷たい店ですので」って笑顔の塩対応。 美人がいるだけでお店の中が明るくなりますな、お店のオカアサン「エロジジイばっかり、鼻の下伸ばして何しとんねん」って突っ込んでましたけど。(笑) ある日の事、飲んでるとお店の外から中をうかがうカップルが。何度か行ったり来たりした後に入ってきたのですけど、すごく体格のいい二人。スポーツ選手かなと思ったのですけど、聞いてみるとボディービルダー。背が高いし、姿勢がいいし、筋肉モリモリだし、顔立ちもさわやかな美男美女。男性は40代前半ぐらい、女性は20代後半ぐらいに見えたのですが、なんと男性はオジサンと一つ違いだったという。体を鍛えているとこんなに若々しく見えるのですね、ショック。 鍛えるという言葉が人生の辞書から削除どころか元々無かったオジサンの、骨格標本に皮を張り付けたような貧相な体とは全然別物でした、二の腕なんてオジサンの太腿の倍ぐらいありましたからね。服の上からでも、おなかの筋肉が見事に割れているのが分かりました。 女性の方も48歳だって、え~ウソでしょ~、常連たちからどよめきが。顔を見ても小じわ一つありませんけど。(笑) ボディービルダーって日焼けして、オイル塗ったテカテカの体で色んなポーズ付けて胸の筋肉ピクピクさせている人って思ってたのですけど、どうやらそういうものだけじゃないみたい、認識を新たにしましたな。 気さくな二人だったので、お店の中は体を鍛える話で盛り上がり、にわかに健康的な立ち飲みになってしまったという。 隣のおっさんも急にビール瓶上げたり下げたりしてましたな、そんなもんダンベル代わりにしてどうするの、アンタは体より先に脳みそ鍛えなさいドアホ。(笑) さわやかに現れて、さわやかに飲み食いして、さわやかにおしゃべりして、「また来ますね」ってさわやかに去っていったボディービルダーのカップル。思わぬ珍客が立ち飲みを楽しくしてしまう事もあるというオハナシでした。
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2017年8月 6日 (日)
最近デジタル一眼レフをほとんど使ってませんな。ブログに載せる物撮りや、記事の内容に合わせた写真が必要なときぐらい。後はフィルムの複写がメインのお仕事になってます。 持って出ても使わない事が多くなってしまって、小型軽量なEOS Kiss X7でさえ重たく感じるようになって、お家でお留守番。フルサイズのEOS 5D MarkIIなんてマクロレンズ付けて複写台に固定されたままになっておりますよ。(笑) この間、iPadをカメラとして使ってみた事を書きましたけど、あれ以来デジカメを使う気がどんどんしぼんでしまったという、もうこの板切れで十分じゃないかと。 山ほどあるカメラアプリの中から、評判のいいものや面白そうなのをインストールして鋭意検証中、その顛末も記事にしてやろうかと思っておりますけどね。 デジカメへの愛がどんどん薄れて行っているオジサンが、只今熱愛中なのがフィルム、特にリバーサルフィルムとは蜜月状態なのでありますよ。時々ネガフィルムも使いますけどね、でもリバーサルの美しさが一番好きですな。 デジタル一眼レフを持って出なくなると、その分軽くなるので街を撮り歩くのには好都合なのですけどね、そうなると欲が出てしまって、フィルムカメラをもう一台持ち出したくなるという。 歩ける範囲やお体事情を考えて、チョイスしなくてはなりませんけど、防湿庫を眺めながらそれを考えるのもフィルムカメラならではの楽しみなのですな。 今日はたくさん撮りそうだからハーフサイズ2台にしようか、中判でじっくりも楽しそうだから二眼レフとスプリングカメラにしようか、しばらく出場していないカメラを使ってやろうかなんて考えるわけで。悩ましくも楽しいひととき、いつもなかなか決まらないのですけどね。(笑) そうやって選んだカメラで写真を撮ると当然ですがフィルム代と現像代がかかります。 デジカメならバッテリー充電の電気代だけなので、コストパフォーマンスは比べものになりませんが、お金がかかるのを覚悟の上で、それでもフィルムで撮る事が楽しいのは、撮る時のプロセスと、現像が出来上がるまでのワクワクと、撮った写真が画面の中じゃなく、フィルムという形で手の中にある嬉しさでしょうか。 ライトボックスの上でルーペ片手に撮ったフィルムを眺めていると、フィルムで撮って良かったな~と思いますね。時間を忘れていつまでも眺めているという。(笑)リバーサルフィルムファンとしてはここ一番楽しいところ。 デジカメで撮ってパソコンの画面で眺める方が手っ取り早いし便利なのですけどね、何だかただの作業でしかないのですな。 フィルムの面倒くささというか、その辺りの楽しみがまるで無いのに撮る量だけはなぜか増えてしまうデジカメと、お金も手間もかかるフィルムとを天秤に掛けてみて、どちらの写真に愛を感じるかがフィルムを楽しめるかどうかの境界線じゃないかと。(笑) フィルムが無くなった日がオジサンの命日って以前書きました。たぶん生きている内は無くなる事はないでしょうが、使う人が減ってしまえば作ってくれなくなるのは当然。 その辺りも覚悟しつつフィルムファンを増やして行かなくてはなりませんな。フィルム作らなくなったので写ルンですもデジタルになりましたなんて時代が来てほしくないですからね。
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2017年8月 5日 (土)
世界で一番美しい一眼レフといっても過言ではないオリンパスペンFシリーズ、最近これの持ち出し率が上がっています。しかもあえて交換レンズを持って出ずに決めたレンズ一本をボディーに付けて勝負が楽しいのですな。 早い話一眼レフを持って出ていながら超軽量で荷物にならないところがオジサンの街歩きにベストフィットしているわけで、ハーフサイズなので36枚撮りフィルムで72枚撮れるところも○。フィルム1本撮り歩くぐらいの街歩きがヘタレオジサンのサイクルに合っているわけで。ドンケの一番小さなカメラバッグにカメラと露出計に財布と老眼鏡だけのミニマムセット。ペンFTって偉大な一眼レフですな、装備はミニマムなのに、撮る楽しみは全然ミニマムじゃないところがスゴイわけで。 どう考えても写真撮るより後の立ち飲みでの一杯を楽しみに歩こうかという罰当たりな撮影装備なのですけどね。でも実際この方が楽しく写真が撮れたりします。暑いですからね、長時間歩き回ると熱中症で倒れてしまう恐れもあります、特に港で撮ってると日差しを遮るものがありませんから、写真撮るのも命がけですよ。(笑) ペンFTに標準、広角、望遠の3本セットが基本というのを少し前に書きましたけど、意識がモーローとするぐらい暑い中だと、レンズ交換なんてやってられませんな、滝のように流れる汗がカメラの上にボトボト落ちたらイヤですからね。 もう少し過ごしやすい季節になるまでお休みしてボディーに付けたレンズ一本だけで勝負、熱中症で倒れる前に撮り終えて酒場にたどり着こう作戦。(笑) で、今回チョイスしたレンズはE.Zuiko Auto-W 25mm F4。35ミリ換算で35mmと広角レンズと呼ぶには今の目で見ると中途半端なところもあって、もう一本の20mmレンズの方が35ミリ換算で28mmなので出番が多いのですけど、あえてこのレンズで楽しんでみようかと。広角レンズは20mmと25mmしかないのはペンFシリーズの発売されていた時代を考えるとしょうがない事なので文句は言いませんよ。(笑) 開放F値がF4と、決して明るいレンズではないので、ペンFTの暗いファインダーだとピント合わせが、オジサンにはちょっとつらい部分があるのですけど、昼間の屋外だとまだ何とかいけますな。 ハーフサイズは被写界深度が深いので、思いっきりピントはずしする事はないですけど、見易くは無いですな。晴れた日の屋外だとシャッタースピード1/250秒でF11ぐらいになっちゃうので深度目盛りを見てその中に収まるように撮ればピント合わせの必要もないのですけど、せっかくの一眼レフですからわざと開放絞りで撮ってみたくなるわけで。 日差しの差し込まない路地なんかでF4になるような場所を探してみたりのレンズいじめ。(笑)っていうか暑くて日差しの場所ばかり居られないのもありましたけどね。 500mlのペットボトル2本がぶ飲みしながら撮り歩いた一日。こんな写真を撮りました、どうぞ。
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2017年8月 3日 (木)
歳のせいか目が覚めるのが早いのですな、おまけに二度寝ができなくなってしまって。平日は5時には起きています、これでも遅い方。休日になるともっと早く起きてしまいます。貴重な休みをとことん使い切りたいですからね、ブログの記事アップや、写真撮りに出かけたり、やりたい事山ほどありますから。 ところがこの休日の早起きが加速度がついてどんどん早くなってしまっています。前日「明日は休みだ~」ってんで、いつもより飲んで帰ってきているにも関わらず、なぜかパシっと目覚めてしまうという。これって健康的なのか不健康なのかサッパリ分かりませんけど、休日の目覚めが早くなってしまって3時ぐらいに起きてしまうのですな。で、二度寝ができないのでそのまま熱いお茶を淹れて、パソコン立ち上げて、一週間分の記事をアップしたりしています。 早朝というより真夜中なのですけどね、暑くて寝てられないというのもあるかも。目覚めてしまったのですからそのまま一日を有効に使わなくてはなりません。冬場だと真っ暗ですけど、今の季節はすぐに外が明るくなってきますのでね、朝焼けを眺めながら作業していると実にはかどりますな。 ハニワみたいな顔でイビキをかいている家内を横目で眺めながらサクサク作業、ブログの記事アップは文字通り朝飯前。(笑)って、家内に合わせた朝御飯まで待ってたら9時ぐらいになってしまいますからね、何か食べますよ、お腹減りますからね。 お家では絶対に買ってくれないチョココルネや三色パンやクリームパンをこっそり食べてます。休日のマイブレックファーストはいつも昭和レトロな菓子パン。朝焼けに向かってチョココルネを丸かじり、美味しいですな。袋を開ける音で起きてこられたらまずいので、カッターかハサミでそ~っと開けて無音で食べるのがオジサン流、何だか嬉しいけど悲しい。(笑) さわやかな起き抜けなので頭脳明晰、こういうときはブログのネタも結構いろいろ思いつきます、パッと閃いたら片っ端からEvernoteにメモ、それを元に面白おかしく記事が書けるかなんて後回し、とにかく思いついた物をじゃんじゃんメモしてます。ま、実際のところ3割ぐらいしか記事にならないのですけどね。 ネタに合わせてネットや電子書籍化した手持ちの本から資料集めも大切、これもEvernoteに。ipadはそんな資料でいっぱいになってます。ネタと資料があれば電車の中でも記事は書けますからね。こうして次の一週間分の記事を書く用意ができた頃に、家内が起きてくるのがいつもの休日の朝の景色。 一仕事終わったオジサンは何だか余裕。家内に合わせて2度目の朝御飯を食べています。(笑)
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2017年8月 1日 (火)
宝くじを時々買います。いつも今度こそはと思いながら買うのですけどね、全然当たった試しがありませんな。 サマージャンボとか買ったときは当たるつもりでいるので気持ちもジャンボなのですけどね、いつもハズレくじなのでがっかりします。本当に当たってる人いるの?って思いますな。でもどこかにいるのですけどね。なかなかオジサンには順番が回ってきませんな。 もしウン億円当たったらどうしましょって考えると、まず速攻仕事は辞めます。(笑)もし10年若かったら辞めずにそのまま働いているでしょうけど、定年まであと数年と王手のかかった年齢ですのでね、さっさとリタイヤ、早めの隠居生活。 自宅に暗室作って朝から晩まで写真三昧の酒とバラの日々を楽しんでやろうかと。(笑)って本当に笑ってみたいですな、現実はそうは行かないのですけどね。 生きているとなにがしかお金は必要です。この先収入が減ったり、働けなくなったらどうしましょって思うと不安になりますけどね。なってみないと分からないのが現実かと。 老後に備えて貯金はこれぐらい必要なんてのがよく出てますけど、見れば見るほど絶望。どう逆立ちしたってそんなお金ありませんよ。何を基準にそういう金額なのか分かりませんけどね、どう考えても無理ですな、本当に皆さんそんなにお金持ってるの?(笑) 我が家にはお金がじぇんじぇんありません。でも笑って生活してるのはオジサンが脳天気だから。それと家内もお金のかからない人だからかもしれません。 お高いブランドものなんて全く興味のない人、買うよりも自分で作っちゃう人なのですな。我が家にあるお高い目のブランド物ってオジサンのドンケのカメラバッグだけ。(笑) プランターの小さな家庭菜園で野菜作ったり、梅干しもお漬け物も、作れる物は買わずに作ってしまうのが家内流。オジサンが定年になったら自給自足で生活できるようになっているかもしれません、なのでこの辺りは心配ないかと。(笑) オジサンの世代は年金はもうアテに出来ません。年金機構のHPで自分がいくら貰えるか調べたら絶望、とても生活できない金額だったという悲しい結末。無いよりマシかぐらいに思って、どこかに働きに出なくてはなりませんな。 正直言ってジジイになってまで働きたくないのですけどね。毎日カメラぶら下げてうろうろしていたいのが本音。そう思うと元気でなくてはなりません。 明るい老後は元気と現金がなければやって来ないみたいですけど皆さんどうしているのでしょうね。
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