複写用に買ったマクロレンズを持ち出してみた。
存在を完全に忘れていたレンズが出てきました、キヤノンFD50mm F3.5マクロ。
EOSシステムの前のNewF-1の時代のレンズ。ベローズを持ってたのでそれでフィルムの複写をするために中古で見つけてきたものの、ベローズ自体を使わなくなってしまってそのまま仕舞い込んでいたのですな。防湿庫の中で交換レンズの森の中に埋もれたまま、発見される事もなく忘れてしまっていたという。
普段はEOSボディーにEF100mmF2.8マクロでまかなえているので、複写以外に使う事の無いこのレンズには冷たかったオジサン。防湿庫の模様替えをしているときに発見したのですが、記憶から無くなっていたので、最初キャップが付いたままのレンズを見て「何でこんなレンズがあるの?」って思ったぐらい忘れ去っていたという。キャップを外してみて「あっマクロレンズや」と記憶がよみがえりました。(笑)
幸せ薄いこのレンズ、このままではあまりにもかわいそう、何とか使ってやらなくてはなりません。とは言え花の接写だとかのネイチャーフォト系は興味無しだし、普段接写が必要なときはEOSを使いますしで、活躍して貰うにも出番が無いという、どこまでも不幸なレンズ。
で、ふと思ったのですが、マクロレンズとして使おうと思うから出番が無いわけで、普通よりも寄れる50ミリレンズとして、街歩きに使えばいいのじゃないかと。違う世界が開けるかもしれませんからね。というわけで早速NewF-1に付けて持ち出してみました。
マクロじゃない方のFD50mmF1.8レンズに比べると重たいし、鏡胴は長いし、ピントリングの繰り出し量も大きいですが、前玉がかなり奥まった所にあるのでフード無しで使えます。マクロレンズだけに絞りがF32まであるのもいいところ、街歩きでここまで絞る事はまず無いでしょうけどね。趣向を変えて街を接写なんて楽しんでみようかと思ったわけで。
いざ持ち出してみると意外な事に「寄れるレンズを付けてるぜ」って事だけで何だかいつもより楽しい気分になったのですな。
普段は撮らない駅前の花壇の花なんか撮って、ネイチャーオジサンしてみたり、寄ったら面白くなるかもって、わけの分からない物にカメラを向けるという、いつもより不審者度合い5割り増しぐらいで街を徘徊する不気味なカメラオジサンしてしまいました。(笑)
何だか変に面白かったですな、楽しく撮り歩けました。すっかり忘れ去られていたマクロレンズ、これから出番は増えるかもしれません。
普通の50ミリじゃちょっと無理な微妙な距離でも踏み込めるのはありがたいですな。
接写専用レンズだからって、普通のレンズとして使うのも全然ありですし。
でも本領発揮はこういう寄りの写真、南京町でお土産物屋さんの店先に下がっていたお守りを撮ってみました。レンズがくっつくぐらい近寄ってカメラを構えている姿は迷惑&不審者。(笑)お店のおばちゃんゴメンネ、場所は西安門のすぐ横、いろいろ種類があるのでおひとついかが?子供用チャイナドレスも並んでいますよ。
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