立ち飲み百景22 悲しい酒の状況
今日も一日がんばって働いた後のお酒は黄金の一杯。それを誰にもじゃまされず飲めるのが立ち飲みの良いところ。基本お一人様の酒場なのでね。いらぬしがらみから解き放たれて、お家に帰るまでの束の間のひとときを皆さん楽しんでおられます。
ところがそこに仕事場の事情を持ち込むのが当たり前の人が時として現れるのですな。上司と絶対逆らえない部下の二人連れ、見ていて悲しくなると言うより、そこまでしないと気が済まないのって思うこと数知れず、逆らえない部下は奴隷以下というか人間扱いされてないですな。
ココまで言うかって、見ていて気の毒通り越して、これ人権問題じゃないですかって扱い受けても、ひたすら頭を垂れているという状況に気分が悪くなりますな。泣き顔なのか笑い顔なのか分からない表情で話を聞いている部下に「オマエ、何笑とうねん」「今オレが何の話をしているか分かっとんか」とお叱りの声が聞こえてきます。
酒場でなければそういう話が出来ない上司はすでに論外、そこまで言いたい事があるのなら仕事中に会議室にでも呼んで注意しなさいよ。酒場で飲みながら延々叱り続けるって、あなたがただのサディストかイジメの愉快犯にしか見えませんが。周りで飲んでる人も気分が悪くなるのでね、そんなおまえさんの職場事情を酒場に持ち込まないで頂きたいですな、しかも毎回同じ二人連れ。立ち飲みがお仕置き部屋になってます。(笑)
もう一つ、飲むと人格が変わるので飲ましてもらえない客というのも悲しいですな。長年通っていると、それが原因で出入り禁止になっちゃったお客さんも何人か知ってます。お酒に飲まれちゃうタイプの人。
もう飲めないぐらい酔っぱらった状態でお店に入ってきて、酒を出せと大声を上げる人、いつも限度を超える飲み方で、最後は立ってられなくなる人、酔うとかならず誰かれ無しに絡んで喧嘩腰、この人は何度か警察呼ばれてました。界隈の酒場はオール出入り禁止になっている、酒場ファンの間では有名な人。
お酒を飲み過ぎて絡んでしまうのは良くある光景、職場の同僚と日頃言えない鬱憤が爆発して絡み酒になっちゃってるのとかは、まだいいのですが、全然関係ない人に絡むのはイケマセン。なぜかこういう人って、普段はおとなしい人が多いように思います。シラフの時は物静かなのに杯を重ねると別の人格登場。最後は叩き出されるという繰り返し。
何度かそういう事があると、他のお客さんにも迷惑がかかりますのでね、入ってこようとすると、「アンタに飲ます酒はあらへんで」と入店拒否されてますな。たぶんどこか別の場所で飲んでいるのでしょうけど、大好きなお酒を飲ませてくれるお店から嫌われるようになったら、酒飲みは終りです。
新入荷ということで飲んでみたどぶろく。お酒って言うより、ヨーグルトドリンクみたいでした。(笑)
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