フィルムの季節到来?風が吹き始めているのかも。
少し前ですが、コダックのエクタクロームが復活するというニュースに驚きました。ニュースによると、フィルムの需要が増えているからとの事でしたが、デジタルカメラ一辺倒のご時世に、寝耳に水の嬉しいニュースでしたな。
さらに富士フイルムさんからスクエアフォーマットの新型インスタントカメラが今年発売されるというのも。インスタントカメラとはいえ、フィルムカメラが新しく出るのは大歓迎。チェキでライカに新しい道を教えてあげた富士フイルムさんですからね、大いに期待しますよ。(笑)
そんなこんなで、フィルムファンのオジサンにとって、今年は楽しくなりそうと思っていたら、先日ロモグラフィーから新しいネガフィルムが限定発売されるというニュースが。「Lomography Color Negative F²/400 35mm」という青がきれいに出るフィルだそうですが、トイカメラでアートなのか、ただの失敗写真なのかよく分からない写真文化を作ってきた所から出るフィルムですのでね、とんでもない色合いだったりするのでしょうなぁ。(笑)
写真の常識の物差しがちょいとばかりレトロなオジサンにとっては何でこんなフィルムで写真撮るの?って思うわけなのですけどね、楽しい方にはたまらん世界なのでしょうから余計な事は言いませんよ。ただ新しくフィルムが発売になることは素直に歓迎したいなと。
で、さらにビックリこいたのが、誰でも簡単にフィルム現像が出来る現像タンク「LAB-BOX」なる物がKickstarterで出資を募っているというニュース。
Kickstarterって何ですか?っていう方のために説明すると、面白い事や物を考えついて売り出したいけど「お金が有りませ~ん」って人たちが、ネット上で公開プレゼン、それを見た人が「面白そうやんけ、イッチョ出資したろか」って世界。早い話が、ネットで出資を募ってその資金で物作りを進めるわけですな。完成すると出資者には優先的にお届けという具合。
このLAB-BOXすでに予定金額を大きく上回る支援金を調達しているそうで、フィルムファンの期待が大きいのがよく分かります。紹介ムービーを見ましたが、本当にこんなに簡単にフィルム現像できるのなら、これちょっと欲しい、かなりそそられましたな。一度見てください、ココとココです。
デジタルのおかげですっかり冬の時代になってしまったフィルムの世界。この先どうなるのって思っていたら、ここに来て、色々明るい話題が聞こえてきた2017年の春。小さな蕾が確実に膨らんでいますな、何だか嬉しい。
フィルムファンを増やすのに絶好の好機、若い人向けの写真&カメラ雑誌は渾身の特集記事を組んでいただいて、中古カメラ屋さんもお高いカメラで儲けてないで、買いやすい値段で、広くフィルムカメラを広めて欲しいと思っておりますよ。オジサンもそそる記事をバンバン書かなくてはなりませんな。(笑)
今年は何だか気分もカメラも温かい春になりそう。
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コメント
おはようございます。
このタンク、先日見つけたのですよ、Kickstarterで。欲しいなと思ったのですが、ちょいとお高い。迷った挙句、これからも手持ちの旧式タンクで突っ走ることにしました。ケチですね。
投稿: surgeon24hrs | 2017年3月 3日 (金) 22時26分
surgeon24hrs様、おはようございます。
今の御時世に、このような物が出てくるとは思いませんでした。値段はともかく、自家現像のハードルを下げてくれそうで気になっています。私も昔ながらの現像タンクは持っていますが、ダークバッグの中で、手探りでリールにフィルムを巻きつけるのが一番面倒くさいので、このような製品はそそりますね。
投稿: よもかめ亭主 | 2017年3月 4日 (土) 07時18分