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2017年3月 4日 (土)

直したカメラでの失敗あれこれ。

よっしゃぁ~これで完璧。ジャンクカメラを直していてうまくいったときはこんな気分ですな。空シャッター切ったり、テスト用フィルムを入れて動作確認しても不備は無し。オレって修理の才能あるのかもって、調子に乗っていると手痛いしっぺ返しがあるのですな。直したつもりで全然直ってなかった素人修理の罪と罰。今回はそんなこんなでカメラが言う事聞いてくれなかったアレコレをネタにしようかと。(笑)
直したカメラでのテスト撮りの時は、気分が高揚しています。それで思わぬ初歩的な失敗をしてしまったのが、フィルムが送られてなかった事。
きちんと装填したつもりが空送り、巻き上げたときに巻き戻しクランクがちゃんと回転しているか見てなかったという。回ってなければフィルム送られてませんからね。初歩的というか、「アンタ、カメラの素人か」っていうようなおバカな失敗。フィルムが送られてないのでいくらでも撮れるわけです、フィルムカウンター一周回ってもまだ撮れる。(笑)そこで気がついても時すでに遅し。今まで撮り歩いてきた道のりは、ただの散歩になってしまいました。(泣)
コマ間隔がくっついていたことも。これは撮ってみるまで分かりませんからね。現像上がりを見て隣り合ったコマが微妙に重なっているという。おかげでフィルムスキャナが認識してくれずスキャン出来なくてガックリ。
巻き戻しの不調もありました。リターンボタンを押して巻き戻しクランクを回そうとすると、妙に重たい。一抹の不安を感じつつも、巻き戻すしかないのでやりましたけどね、フィルムのパーフォレーションがズタズタになってました。カメラの中はちぎれたフィルムのかけらでいっぱい。現像に出したフィルムにも「要カメラ修理」の注意書きが付いて帰ってきたという、全然修理出来て無かったって事でした。
裏蓋のモルトプレーンがボロボロだったのをきれいに貼り直して、これで光漏れは無くなったと安心して撮ってみたら、何故かフィルムの一部分が白く感光、しかも全部のコマに。何で?って調べてみたら、貼り直したモルトプレーンが分厚すぎて、裏蓋が浮き上がっていたという。
確かにフィルム入れて閉めるときに、やけに堅いなと思ったのですが、モルトプレーンが新しいので弾力があるのだろうと都合よく解釈、フィルム1本無駄にしてしまいました。泣きながら貼り直し。(笑)
レンズを分解するときには、後で組み込むときに無限遠がちゃんと出るように印を付けておくのですが、それすら知らずに分解して清掃して組み込んでしまったことがありました。当然撮った写真はすべてピンぼけ、ある意味幻想的な写真が並ぶフィルムを見て落ち込みましたな。(泣)
直したつもりが直ってないのが素人修理の醍醐味じゃないのですよ、本人はキチンと直したつもりでいるのですからね。だけどプロの修理とは全くの別物、「ば~か」って声が聞こえてきそう。修理を楽しんでおられる方は、オジサンと同じような失敗をした事、きっとありますよね。(笑)

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一見きれいに見えていたレンズ、順光では問題なかったのですが、逆光で撮っったら見事に霧がかかったような写真がずらり。速攻厚紙で長めのレンズフード作りましたけどね。それでもダメな時はダメでした。(笑)こればっかりはどうにもならなかったですな。

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