カメラのA5ランク?ミノルタA5
神戸といえば神戸ビーフ。あちこちにお店があります。特に元町の南京町界隈は多いですな。スパイダーマンのマネキンを飾ってあるお店を見かけたことあると思います。有名なステーキハウスだそうで。
最近よく見聞きするのがA5ランクという言葉。お肉の等級を指す言葉だそうで、最上級のことらしいですな。そんなお高いお肉を頂いたことはありませんが、カメラのA5なら持ってますよ、ミノルタA5。(笑)
1960年発売の距離計連動式35ミリレンズシャッターカメラ。中判の二眼レフやスプリングカメラから小型の35ミリカメラへと時代が移り変わって行った頃、たくさん登場したカメラの中のひとつです。
一眼レフは各社から出そろい、ライカの模倣から始まった距離計連動式フォーカルプレーンシャッターカメラはどんどん淘汰、消えていくメーカーもたくさんありました。カメラの輸出台数で大国ドイツと肩を並べるようになった時代、オトーサンが家族の写真を撮るのに一番よく使われたカメラではないかと思うのでありますよ。
カメラとしてのたたずまいも格好良いですしね、使い勝手もなかなか。この手のカメラは修理の教材としても適していたので、一時たくさん持ってましたな。ジャンクでも安かったですしね。ハーフサイズカメラよりもだいぶ大きいので修理がしやすかったわけで。
直してみて旨くいったら早速試写してましたけど、何台か使っていると当然ながら好みが出てくるわけで、オジサンのお眼鏡にかなったカメラだけが今は残っています。(笑)
ミノルタA5はその中の一台。実は一台じゃないのですな、ジャンク2台からイイとこ取りして直したニコイチカメラ。運良く2台ゲット出来たので蘇ったのですが、そうじゃなかったらただの分解教材で終わっていただろうと。
直して撮ってみたら、「あらま~なかなかイイじゃない」だったのですな。オジサンの防湿庫を見てみるとミノルタのカメラは二種類だけになっています。国産二眼レフの最高峰ミノルタオートコードとこのA5だけ、他にも持っていたのですが手放しました。結局残ったA5は手放せなくて時々思い出したように取り出して空シャッター切って遊んでますけどね。
めちゃめちゃシャープというわけでもないレンズなのですけど、なんと言いますか存在感があるというか立体感を感じるのですな。当時の広告によると新種ガラスを使ったとのことですが、そんな事抜きにして撮った写真に存在感を感じると言うところがオジサンの好みに合ったわけで。
このころの距離計連動式レンズシャッターカメラは当然ながらモノクロフィルムがまだまだ主流だったと思いますのでね、シャープなレンズがもてはやされたはず、このカメラのポジションって、どういう所だったのかと思うわけですよ。
たまたま縁があってジャンクワゴンから救出してきた、何の期待もしていなかったミノルタA5、今はきちんとストラップを付けて防湿庫に居ます。稼働率ではミノルタオートコードが圧倒的なのですけど、何故か手放せない一台、ジャンクワゴン漁りはこんなカメラとの出会いもあるのが楽しいのですな。
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コメント
ご質問です。
「カメラのA5ランク?ミノルタA5」
ブログに貼り付けておられる写真は、ミノルタA5そのもので
リバーサルフィルムで写された作品なのですか?
投稿: ZASAやん | 2017年3月12日 (日) 17時31分
ZASAやん さま、こんばんは。
掲載写真は紛れもなくMINOLTA A5で撮ったものです。フィルムはベルビアの100です。当ブログはカメラ固有の記事にはそのカメラで撮った写真を掲載しています。フィルムからデジカメで複写しておりますが、ライトボックスは日本印刷学会推奨規格準拠ものを使用し、その上に置いたオリジナル原版を元に画像補正を行っております。モニタはEIZOのCG241Wを環境光に合わせてキャリブレーションしたもので見ていますので私の環境では正確に再現できているかと。ただネットの世界はそれを見る環境がバラバラなので、ノートパソコンで見た時やスマホで見た時にどのように再現できているのかは未知数です。ちなみに撮影時はまさしく晴天、やや切り詰めた露出で撮り歩きましたが、仕上がりは色乗りのいいメリハリの付いた写真になりました。空の色合いなど明らかにデジタルカメラでは出ない色で、改めてカメラに惚れ直したという。(笑)やはりフィルムは楽しいです。
投稿: よもかめ亭主 | 2017年3月12日 (日) 20時21分