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2017年1月10日 (火)

復活の年なのかもって思った件。

年明け早々にCES2017がラスベガスで開催されましたな。コンシュマーエレクトリックショーという名前だそうです。次世代の色々なテクノロジーが各社から展示されるという未来を占う意味で大きなショーなのですが、その中でパナソニックが往年のテクニクスブランドでレコードプレイヤーを出品していたのが面白かったですな。
今や音楽はCDでもなく、ネットで配信されているものを購入するのが当たり前になっていますが、そんな時代にレコードが見直されているようで、お正月に見たニュースではレコードを作る工場が注文をさばけない状況になっているそう。当然ながらそれに伴ってレコードプレイヤーの需要もあるようで、それを見越しての復活だったのかもしれません。
テクニクスって聞いて遠い目になる方も多いのでは。オーディオブランドはたくさんありましたからね。ダイヤトーン、トリオ、アカイ、サンスイ、などなどカタログいっぱいもらいましたなぁ。(笑)
音楽の世界は、デジタルに駆逐されちゃったアナログが復活しているのですから、写真の世界もフィルムカメラが復活なんて事は起こらないかなぁなんて思っていたら、コダックがエクタクロームを復活というニュース。カメラじゃなくてフィルムが復活なんて全く予想もしてませんでしたな。
フィルムカメラファンとして言ってはなんですが、コダックが2012年にリバーサルフィルムを終了してしまってからはもう終わっているメーカーという意識だったのですな。リバーサルフィルムに関しては富士フイルムさんが最後の命綱になってしまったわけで。あのコダックがリバーサル作りませんなんてあり得ませんでしたからね。
さすがにコダクロームは難しいとしてもエクタクロームまで無くしてしまったらコダックは何の会社なのかと思っていたわけですよ。
ニュースによると、2017年の第4四半期に発売。写真用は135の36枚撮りのみ、ムービーカメラ用にスーパー8フィルムも出るそう、一体いくらで販売するのか、流通量だとか全く分かりませんが、期待して待つしかないようで。
オジサンは、リバーサルフィルムに関してはベルビアが出てからは富士フイルムさん一辺倒。正直エクタクロームはあまり使ってこなかったのですな。
富士フイルムが日本画なら、コダックは油絵のような印象とでもいいましょうか。このあたりの印象は個人的な好みの世界なので、どちらがいい悪いではないのですが、コダックが撤退してからは、選択肢が無くなっていたわけで、その日のカメラを選ぶようにフィルムも選べるというのはフィルムファンにとって楽しみの一つでもありましたからね。
出来ることならブローニーフィルムも復活して欲しいところではありますが、とりあえずリバーサルフィルムファンとしては年明け早々明るい話題でした、楽しみに待ちましょう。

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エクタクロームで初めて撮った30年以上前の写真、あのころはリバーサルフィルムイコールコダックでした。フジのベルビアが出るのはもっと後、行きつけの写真屋さんのすすめで買った露出計できちんと測って撮ってましたな。リバーサルは露出がシビア→失敗できない→丁寧に撮るというのが染み着いたわけで。おかげですっかりリバーサルフィルムのファン。今まで撮った写真は圧倒的にリバーサルフイルムなオジサン、フィルム名もアルファベットの略号で呼んでました。コダクローム64はKR、それのプロフェッショナルタイプがPKR、エクタクローム100はEPN、フジクローム100はRDP、ベルビア50はPVP、撮影ノートに書きこむとき楽でしたからね。

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