キヤノンデミを絞り優先で使うには。(要露出計)
個性的なカメラがたくさん揃っているハーフサイズカメラの中でも、ひときわかっこいいのがキヤノンデミ初代。貼革が赤、青、白のカラーバージョンも発売されていましたな、コレってトリコロールカラー、名前といいどこかフランスを意識していたのかも。確かにフランス車のような雰囲気があるデザインだなぁと、オジサン勝手に思ってますけどね。(笑)
で、オジサンが持っているのは青い貼革のモノ。セレンの反応が悪くて、100均で買ってきたソーラー電卓の太陽電池と交換して修理したのですな。あのころは修理に凝ってましたからね、いろいろやりましたよ、楽しかったな~。
ま、とりあえずネガフィルムで撮る分には大丈夫になったキヤノンデミ、ボディ上部のメーター窓の針に追針が重なるようにレンズのリングを回してシャッターを押せばOKの、カメラにお任せなプログラムシャッター機。
レンズのリングを回してフラッシュマークに合わせると、シャッタースピードが1/30秒に固定されるので絞りで調整して撮影することもできます。この時代のカメラってフラッシュマークに合わせるとシャッタースピードが固定になるものが多いので、セレンやメーターがダメダメなカメラでも、そのほかの部分が大丈夫なら何とか使うことができますな。メーター故障だとジャンクで格安で手に入りますしね。レンズがきれいなら十分使ってやれるかと。
話がそれました、以前も書いたのですが、露出計があればデミは絞り優先で使えます。フラッシュマークに合わせて1/30秒に固定されるよりは面白く使えるのじゃないかなと思うのですな。
デミはLV8~LV17の範囲でシャッターと絞りの組み合わせが決められています。LVってライトバリューのこと、あるシャッタースピードと絞りの組み合わせで露光される量を表すのですな。露出計だとEV(エクスポージャーバリュー)って表示しているので置き換えてもらえばいいかと。LVに感度を加味したものなので、光の量を数値で表しているところは同じですのでね。
で、仕様によると1/30、F2.8(LV8)~1/250、F22(LV17)の範囲でシャッターと絞りの組み合わせが変化します。LV(EV)8はF2.8、9.5はF4、11はF5.6、12.5はF8、14はF11、15.5はF16、17はF22、つまり露出計を持ってればEV値を測れるので、絞り優先で使えるわけですな。
手順は、露出計をEVモードにして測り、その値に対応した絞り値に絞りレバーが来るように、レンズのリングを回して設定して撮影となります。ちょいとばかり面倒くさいですが、それも楽しんでしまうぐらい、ゆったりと撮ればいいかと。(笑)
LV(EV)値を絞り値に換算する表を持ち歩かなくてはなりませんが、オジサンはラベルプリンターで作ってデミのボディーに貼り付けてます。これなら忘れることがありませんのでね。持ち歩いてて気分がいい、オシャレなデミ。イレギュラーな使い方ですが、こんなのも有りかなと。いかがでしょうか。
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