立ち飲み百景11 教えてやるのが俺のスタイル
世の中にはややこしい正義感をお持ちの方がたくさんいらっしゃいますな。たくさんのお店を紹介している大手グルメサイトの口コミなんてまさしくそんな方々のコメントでいっぱい。
コメントの最後は「話題のお店だったので伺いましたが、再訪問はありません。」なんて言葉でくくってます。自分に合わなかったのなら、わざわざそれを書き込まなくてもいいでしょうが、ひとこと言わなくては気が済まない人たち。
それを読んだ人が、どんな気分になるかなんてお構いなし、自分がこんな扱いを受けたことを世の中に知らしめるのが正義と勘違いしているややこしい輩。
あなたがわざわざ書き込まなくても、本当にダメダメなお店なら、自然消滅しますよ。今のご時世、ロクでもないお店が、やっていけるほど世の中甘くはないのでね。
ま、ネットの書き込みは顔も見えないですし、無責任に何を書き込もうが、言ってみれば根拠のない情報の世界。そんなものに振り回される人など居ないでしょう。
しかしリアルにお店に来て意見をするのが正義と思っている、ややこしいお客が現実に居るのですな。来なきゃいいのに、それが私のライフワークと思っているありがた迷惑な人。ミシュランガイドブックの編集長のつもりででもいるのでしょうか、隣り合わせになりたくないお客。
以前「遠ざかる、なじみの店」で書いた立ち飲み、足繁く通っていた頃、よく見かけたオッサン、出てきた料理が口に合わないと添削指導、味付け、盛りつけ、値段全部に言ってみればクレーム付けてるだけにしか見えなかったのですが、本人は至ってまじめ、「こんなもの出してるようじゃ、お客さんに失礼」なので、こうした方が良いとか言ってましたな。
「お客の立場でキチンと言ってあげないと、お店が成長できないから」とのたまってました。横で聞いてて本気で殴ってやろうかと思いましたよ。
こんな輩でも、お客さんとして相手しなくてはならない、お店のスタッフに、他のお客さん全員同情、そいつが帰ってからは、みんなであんなどアホは出入り禁止にしろよ大会で盛り上がりました。(笑)
このオッサン、他のお店でも見かけたという、どのお店でも同じように添削指導しているらしく、ハッキリ言って歓楽街の鼻つまみ者。本人は正義と思っているからややこしい、まともな言葉の通じない人。
たぶん、たくさんのお店で出入り禁止になっている模様なのですが、忘れた頃に突然現れるという。そういえば、ここ一年ぐらい見かけませんが、バチが当たって死んじゃったのかもしれませんな。いや、死んじゃっててて欲しい人。(笑)
観光地南京町の路地のドン突き、酒飲みのパラダイス、赤松酒店。仕事の後の一杯に、休日の昼酒に、いつもお世話になっておりますよ。
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コメント
よもかめ亭主様、こんにちは。
今回とはちょっと違うかもですが、以前記事にされていた「写真展で説教していったオジサン」の事を思い出しました。
多分本人は良かれと思ってしている行動なのでしょうが、聞かされる方にしたら余計なお世話ですよね。教えてやっているという自分に酔っているんだと思います。
ほーここがよもかめ亭主様の行きつけのお店ですか。この両脇のお店の雰囲気といい、いい感じですね~。
投稿: りえぽん | 2016年7月10日 (日) 12時11分
りえぽん様、こんばんは。
そうそう、同じ感じの人。ちょっと理解に苦しむ行動だったのですけどね。普段どんな暮らしをしているのだろうと思いました。世間とモノサシの違う人。私にとっては大切なネタ。(笑)
この写真、南京町から撮ったのですけどね、こんな所に立ち飲みが有るとは誰も思うまいといったお店です。「ひといきつける、いきつけの店」(笑)
投稿: よもかめ亭主 | 2016年7月10日 (日) 21時00分