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2016年6月28日 (火)

フィルムカメラとフィルムを、まじめに考えた。

フィルムが高く、種類も少なくなってしまった今のご時世。それでもフィルムを楽しみたいので、富士フイルムさんの方へ向かって毎日お祈りを欠かさないオジサンなのでありますよ。
「お願いですから、フィルム作るのや~めたって言わないでくださいね、土下座でも裸踊りでも何でもしますから、ホント何でもしますからオネガイします。」っていうのが心の声。
「フィルム止めましたんで、明日から富士フイルムの社名からフィルム取ってただの富士にします。」ってホームページに載ったら、その日がオジサンの命日。もう二度と立ち上がれない。使えなくなったフィルムカメラたちと一緒に、絶対化けて出てやりますからね。(笑)
使う人が少なくなったから、フィルム作れないのなら、使う人を増やすしかありません。
いつもブログを拝見してて、すごいなと感心してしまうのが、北海道にある道東カメラサービス(通称ドウカメ)さん。フィルムカメラを使う人がどんどんマイノリティになっていくこのご時世に、若いフィルムカメラファンをじゃんじゃん増やしてますな。デジタルカメラ一辺倒のカメラ&写真界にあって、まさしく北の大地のレジスタンス。
何で関西の中古カメラ屋さんで、これが出来ないのよ。情けなくて、涙ちょちょ切れますワ。
中古カメラフェアに出かけても、並んでるのはお高いライカばかり、ライカの歴史を学びにきたのじゃないのですからね、そんなの並べられてもねぇ。マニアやコレクター相手でいつまでもつのでしょうか。
売れないとなるとさっさと見切りつけて、規模縮小してしまうのもイケナイところ、デジカメの中古が増えて、フィルムカメラはどんどん少なくなって端っこへ追いやられています。
長年カメラのお世話になってきたカメラ屋さんだから、若い世代にフィルムカメラの面白さをバトンタッチできる、うまい方法をたくさん知っているはずなのにね。
デジカメがフィルムカメラの出荷台数を追い抜いたというニュースを見たのは何年前だったか忘れましたが、周りを見てもカメラといえばデジカメばかりになってますな。
ところがどっこい、フィルムカメラはまだまだ健在どころか、かえって輝く時期なのかもしれないと、オジサンは密かに思っているわけで。
どこが作っても似たり寄ったりのデジカメと比べて、フィルムカメラには圧倒的に個性的なカメラが多いのでね。
あり得へ~んなギミック満載だったり、持ってるだけでみんな振り返ったり、シャッター切る度に恍惚になってしまったり、こんな仕組み誰が考えたの?だったり、使い勝手がややこしすぎて嬉しくなってしまったり、面白すぎて楽しすぎるカメラが星の数ほど有るという宝の山。
それと、フィルムって現像するまで何が写ってるか、ちゃんと撮れてるか分からないのがイイところ。撮った後も現像できあがるまで、ワクワクしっぱなし。(笑)
この楽しさを知らない人が多すぎますな、生まれたときにはすでにデジカメが当たり前の世代も増えてきて、危機感倍増中、本気で何とかしなくてはなりません。このまま手をこまねいていては、富士フイルムさんに見限られても言い訳できませんよ。
もうね、啓蒙、啓発していくしかありませんな。フィルムカメラファンで、ブログやっている方は一致団結。楽しさ面白さを、爪が割れるまでキーボード叩いて書き続けていただきたいなと。
ブログ読んでもらってフィルムカメラファンが増えても、何のポイントも特典も付きませんが、ここはひとつボランティアに徹しましょう。
フィルムカメラ好きによる民間非営利組織「NPO なんでも感光協会」(笑)
スローガンは「富士フイルムさんをもう一度フィルムで儲けさそう」「コダックさんにコダクローム復活してもらおう」「全国のヨドバシカメラの中にプロラボを誘致しよう」…ムリかもしれないけど、夢はでっかく大風呂敷、赤信号みんなで渡れば怖くない精神で。(笑)
デジカメ一辺倒な世界に風穴を、ドウカメさん見習ってレジスタンスを起こさなくてはいけません。
オジサンひとりじゃどうにもならないんで、「解放戦線に立つ勇者にならんと欲する」方は、そそる記事をじゃんじゃんブログに書いてくださいね。ホントお願いしますよ。(笑)

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フィルムとフィルムカメラのすばらしさを伝えるフリーペーパー「写真のことば」。フジフィルム&神戸のデザイン・編集会社Re:Sより発行。今はWebで読めるようになってます。フィルムカメラファンにはぜひ見ていただきたいのでご紹介。コチラです。富士フィルムさんのコチラもどうぞ。

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フィルムのこと」カテゴリの記事

コメント

よもかめ亭主様、おはようございます。

爪が割れるまで・・に笑ってしまいました。
あぁ、でもこんな写真ならわざわざお金使って撮らなくていいやーとならないように気を付けなくては。

最近、若い俳優さんがブログにフィルムで撮った写真を載せたりして、そこから自分もフィルムで写真を撮ってみたいという若者もいたりするみたいですよ。どんなきっかけであれ、そこからフィルムの楽しさを知って、さらにハマってもらえたら嬉しいですね。

写真のことばは確か以前、プロラボの記事を書かれたときに紹介されてましたよね。違ったかな?違ったらごめんなさい。その時にしっかり読ませていただきました。フィルムってやっぱりいいなと思わせてくれる素晴らしい内容でした♪

投稿: りえぽん | 2016年6月28日 (火) 07時50分

よもかめ亭主様、おはようございます。
NPO なんでも感光協会、一口乗ります。
ライカだローライだハッセルだってやってるからいかんのですよ。
そんなの裕福層のジジイとともに滅びるんです。
カメラはステイタスじゃなく、使って楽しい機械ですよね。

投稿: Myrrh | 2016年6月28日 (火) 10時46分

よもかめ亭主さまこんばんはあんみつです。
関東地方、今日も雨です。
フィルムカメラのこの、もどかしいところは美点ですよね?
デジカメならすぐに分かる画像が、現像まで分からない。
どうなってるのかドキドキするこの感じ、いいと思います
もっと沢山の人にこの良さを気づいて欲しいと私あんみつも
フィルムを買い続ける決心を新たにしました。

投稿: あんみつ☆乙女 | 2016年6月28日 (火) 19時14分

りえぽん様、こんばんは。
写真のことばはフリーペーパーじゃなくて100円ぐらいで販売してくれてたとしても買ったと思います。でも続かなかったのか最近見かけませんね。もし宝くじでウン億円当たったら、自分でフィルムとフィルムカメラだけの雑誌を創刊したいですね。フィルムカメラファンの俳優さんや芸能人やミュージシャンや、とにかく有名人を登場させて、若い人をじゃんじゃんひっぱり込みたいなと。フィルムカメラのそそるレビュー記事も満載。そのときは原稿執筆お願いします。(笑)

投稿: よもかめ亭主 | 2016年6月29日 (水) 00時27分

Myrrh様、こんばんは。
乗っかって下さってありがとうございます。何でもカメラを向けて、フィルムを感光させて焼き付けるので「なんでも感光協会」観光協会とは一文字違ってひと味もふた味も違う団体です。(笑)入会資格はフィルムカメラファンならOK。ただし、ライカ、ハッセル、ローライをお使いの方は月50本以上フィルムを使うことを条件とします。お高いカメラを買える裕福な方には、それ相応の量はフィルムを使っていただきませんとね。(笑)

投稿: よもかめ亭主 | 2016年6月29日 (水) 00時28分

あんみつ☆乙女様、こんばんは。
デジカメとの根本的な違いはフィルムという手にすることが出来る形で自分の撮ったものが残るということです。パソコンやタブレットやスマホがないと見られないデータとは違うのです。ココすごく大事な部分だと思うのですよ。

投稿: よもかめ亭主 | 2016年6月29日 (水) 00時33分

よもかめ亭主様、おはようございます。
富士フイルムさん、化粧品作ってるのご存知でした?
私最近知ったので、ちょっと買って見ました。
これで儲かったら、少しフイルムに回ったりするかしらーーー

投稿: Myrrh | 2017年2月 4日 (土) 10時21分

Myrrh様、おはようございます。
知ってます知ってます。アスタリフトですね。写真用フィルム乳剤の粒状性を均一にする結晶化技術を化粧品に転用したというのをテレビの技術系番組で見たことがあります。いつもお世話になっている現像所にはパンフレットが置いてありますよ。壁にはイメージキャラクターの松田聖子さんのポスターも。(笑)
他にも富士フィルムさんって工業用薄膜フィルムの世界ではトップシェアって聞いたことがあります。液晶パネル製造には欠かせないものだそうで、これでガッツリ儲けているそうです。お陰で写真用フィルム作り続けられるわけですね。ライターや化粧品のコンパクトで儲けてカメラを作ったゼンザブロニカに似ていますね。

投稿: よもかめ亭主 | 2017年2月 5日 (日) 06時54分

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