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2016年5月24日 (火)

生命保険を勉強してみた。

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学校を出て働き出したとき、生命保険会社に就職した友人に、「セールスの数を増やしたいからお願い」と言われて入った某生命保険。そのままずるずると更新の度に勧められるまま新しいものにして続けていたのですが、最近送られてきた更新時期の内容見直し書類を見て愕然。
歳取るとこんなに高くなるの?お金持ちじゃないととても払えない金額。ま、お金持ちは保険なんて入らなくても全然平気でしょうけどね。もうビックリしましたよ、保障はがっくり減って支払いはほぼ倍額という。
この先給料が減ることはあっても増えることは絶望な、定年が見えかかっているアラカンオジサンにとって、こんなのとても続けられませんということで、緊急家族会議。
そもそも生命保険って、入るときにはいろいろ説明をしてくれるので、フンフンって聞いて納得した気分になるものですが、しばらくするとそんなのは忘れてしまっているのがほとんどではないでしょうか。分厚い約款なんて開きもせずに置いたまま、更新するときになって改めて見直すという。病気やケガをして必要になったときあわてて書類をひっくり返して、どんなのに入っていたっけと右往左往する羽目になるのですな。
健康で特におかしな所も無く暮らしていると生命保険の内容なんていちいち気にかけてませんからね。ま、とりあえず入ってるし、月々ちゃんと払ってるし、何かあっても大丈夫と安心してしまって放置プレイ。
ところがどっこい、歳取ると病気したり、死んじゃったりする率が高まるので保険料も高くなるわけで、さらに三大疾病や、ガンや、入院や、介護やいろんな保障特約に入ると、どんどん金額が上がるという。「あなたにもしもの事があったら、ご家族はどうすんの」ってビビらされてしまうわけですな。
で、家内が見つけてきたこの本読んで勉強しました、「生命保険とのつき合い方」出口治明著 岩波新書1567。
生命保険のカラクリについて、わりと分かりやすく書いてある本。わりとと書いたのはオジサンにはこれでもまだ難しかったから。何回も読み返して何となく保険の仕組みの全体像が見えてきました。
それによると、我が国は以外と公的保障が充実している(所得保障、医療保障、介護保障)ので、国の公的保障でカバーしきれない部分を民間の生命保険で補うのが基本。
公的補償制度をよく知って理解すれば、無駄な保険や入り過ぎを回避できるのですな、保険に入る際、その辺りの説明をしないセールスは避けるべきとも書いてました、そんな説明受けた覚えがないなぁ。(笑)って笑えないぞ。
生命保険料は固定費なので、合計金額の上限は手取り収入額の3~5%が適正。なので主契約をシンプルにし、プラス必要な保障を必要な期間だけ加入するような形にするのが望ましいそうです。
経済成長の望めないゼロ金利時代には養老保険や終身死亡保険は主役でなくなってしまって、今注目されているのは介護保険と就業不能保険だそう。国の保障が手薄なところにニーズがあるのですな。
とまあ、書き出したらきりがないのでおじさんに関係ありそうなところだけですが、少しは分かったような気になりました。
医療技術も日進月歩、今までだったら治らなかった病気も、入院、手術、即退院ですぐ病院出されちゃうので、入院特約も昔のものは役に立ちません。むしろ通院のことを考えないといけないのですな。
さらに今時は、定年後が長くて、元気なら歳取っても働くのが当たり前の時代。オジサンがポックリ逝ったら家内は路頭に迷うかもと考えて高い保険に入る必要なんて無いのですな、パートのおばちゃんで働いて食べていくでしょうからね。
そう考えると現状の保険は余計なものに入りすぎだと分かりました。で、もう払えないので解約しますって言ったら、慌てて新しいプランをいろいろ持ってきましたな、何や、やれば出来ますやん。何でこれを最初に見せないの。ほんの少しばかり保険に詳しくなったオジサン眼で、新しいプランに乗り換えて続投するか解約するか吟味中なのでありますよ。
でもね、昨年入院手術をしたときに、一番レスポンスがよくて、保険金も高かったのは実は郵便局の簡易保険だったという。(笑)

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よもやま話」カテゴリの記事

コメント

よもかめご亭主さま、おはようございます。
ワタクシは、昨年5月にソニー生命を解約しました。月々の出費がグッと楽になりましたです。今入っているのは国民共済保険だけで、医療保険が中心です。ソニー生命の解約金がきっかけで、ミラーレス一眼、オリンパスE-M10と交換レンズを買ったのがきっかけで、カメラ・写真という新しい楽しみが生まれましたヽ(´▽`)/ 50代は保険の見直し時期らしいですね。

投稿: 旅芸人 | 2016年5月24日 (火) 07時19分

よもかめ亭主様おはようございます。
郵便局のレスポンスは本当にいいですよね。すぐにお金くれます。ありがたいですねー。
うちは生命保険関係かけてません。その代わり住宅ローンにくっついてくる団信保険と郵便局の学資保険ですね。夫に何かあっても家と子供の教育だけはなんとかなるでしょうという計画です。子供の病気の特約も付いてます。反面、私が死んでも何もなくて誰も得しないので長生きしますよ。

投稿: Myrrh | 2016年5月24日 (火) 09時54分

お疲れ様です人間ドックの結果が楽しみな嫁は毎年残念と呟いてます(笑)住宅ローンの為ガンばりますか(汗)1週間後ドックの結果が...

投稿: ヒロシ | 2016年5月24日 (火) 17時48分

旅芸人様、こんばんは。
そうなんですよ、調べると簡保や共済で十分じゃないかと。50代はいろいろ考えなくてはなりませんよね~。

投稿: よもかめ亭主 | 2016年5月26日 (木) 22時20分

Myrrh様、こんばんは。
簡保侮れませんでした。即入金で通院もまかなえました。しかし診断書って高いですな~。1通5000円だって。

投稿: よもかめ亭主 | 2016年5月26日 (木) 22時20分

ヒロシ様、こんばんは。
ある程度年齢が行くと、なにがしか出ますね。健康診断は結構恐怖です。結果を家内に見せるときは、通知簿を母親に見せるときと同じ気分。(笑)「今日からお酒は止めていただきますからね」って言われるのが怖い。

投稿: よもかめ亭主 | 2016年5月26日 (木) 22時21分

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