立ち飲み百景5 レッドカードな人達
まだやるんですか、このネタと言う声は全く無視して、走り続ける立ち飲み百景。今回は立ち飲みでの立ち位置や立ち方を知らないルール違反な方々について。
世の中どんな事でもルールというものがあります。守っているから円滑にトラブル無く物事は進むわけで。それが分からない、もしくは知らない人が混じると、途端に流れが変わって、ギクシャクするわけですな。
それは酒場も同じ事、特に立ち飲みのように、限られたスペースでお酒を楽しむ場所には、言わずもがなな暗黙のルールというのがあります。特に混んできたときの隣の人への気遣いや配慮は、呼吸をするように自然に出来なくてはなりません。立ち飲みの達人、ベテラン、マイスタークラスの人達は、その辺りの所作が自然で、神の領域に達しておられるような方々は、いつ来ていつ帰ったのかさえ分からない。(笑)気が付けば次のお客さんが立って飲んでいるという。
ここまでの達人になるにはオジサンはまだまだ年季が必要ですが、一般常識的な立ち飲みルールはわきまえておりますよ。お酒は楽しく飲みたいですからね。ところがどっこい、そうじゃない人達が少なからずいるわけで、酒場の困ったちゃん達。この場合言えば分かる人達と、言っても無理だろうな~な人達の二つのパターンがありますね、見てて分類できるなと思いました。(笑)
言えば分かるタイプは、鞄や持ち物を床の上に置く人、通路のじゃま、お年寄りのお客さんも多いので気遣って欲しい部分。一人で場所を占有する人も×、占有してもグループ客が入ってきたらさっと場所を移動するのがマナー。最初からイスを出してきて座るのもイケマセン、立ち飲みなのですからね。若いグループ客に多いように思います、立ち飲みを知らないのかなぁ。
それから人の肩越しにお代わりのグラスを差し出す人。カウンターが混んでいても、大将の立ってる前だけは少しだけお客さんの立たないスペースがあるのですな、いわばここが受け付けカウンターのようなもの、お代わりする人はここに来て注文するのが暗黙のルールなのですが、それが分かってない。飲んでて肩越しにグラスがいきなり出てきたら不愉快ですからね。大将、その辺りは分かっていてお代わり入れたグラスは自分の前のスペースに置きます。さりげなく「ここに来て注文せえよ」と言う合図。こういう人達は大将に注意されると素直に聞いてくれるか空気を読んでくれるので問題はないのですが、何度言っても分からず諦められている人もいるわけで。
使った爪楊枝を元に戻しちゃうおじいさん。酔っぱらっているとはいえ、オイオイそれはアカンでしょう、下にゴミ箱あるのに。他のお客さんが気持ち悪くて使えませんがな。マナーやルール以前に人としてどうなんですかな部分。無意識でやっちゃうから本人は悪気が全くないのが困りもの。そのおじいさんの前には爪楊枝置かなくなりました、言わないと出てこない、当然です。
やたらチョロチョロするオッチャン、お知り合いやお友達が多いのは分かりますが、飲んでる後ろをグラス片手にあっちこっちウロチョロされたら落ち着いて飲めませんがな。一時もじっとしていないハツカネズミみたいな人、最後はお友達に「じっとして飲め」って怒られてるのですけど、しばらくするとまたチョロチョロ。ミジンコの方が落ち着きがありますな。
仕事の後、今日も一日ゴクローサンで楽しむお酒、レッドカード出されるのも、出す方も、その姿を見るのもイヤなもの、ルールを守れず出入り禁止になって、立ち飲みが「断ち飲み」にならないようにしたいものですな。
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コメント
おはようございます、あんみつですヽ(´▽`)/
立ち飲みの世界にはそういう暗黙のルールがあったのですね。
私はフラフラになってしゃがみこんでいたことがあったから、
レッドカードだったのかもしれません。
友達に誘われ仕方なくついて行ったんですが、
ペースも分からずダウンしました
投稿: あんみつ☆乙女 | 2016年3月10日 (木) 07時09分
あんみつ☆乙女様、おはようございます。
立ち飲みに来るオジサンの酒飲みは、だいたい自分の許容量は分かっているので、ペース配分も考えつつ静かに飲んでおりますけど、そこから外れる、飲み過ぎちゃってたりする人は、目立つのですぐ分かるのですね。
投稿: よもかめ亭主 | 2016年3月12日 (土) 05時43分