お鍋の季節に鉄鍋のお手入れ
寒くなってくると不思議なもので、何か暖かいものが食べたいという気分になりますな。ビジュアル的にも湯気の上がっているものがそそるというか食べたくなります。お酒のアテの定番、冷や奴もこの季節は湯豆腐にしようかと思うわけで。
テレビも秋になった途端、お鍋やシチュー、風邪薬のコマーシャルが増えますね。我が家の休日の晩ご飯も「今日何する?」「鍋がエエんちゃう」ということで週末は鍋料理ばっかりになりますな。作る方は楽だし、何でもかんでも鍋料理にしてしまえば美味しくいただけますのでね。ふだん不足しがちな野菜も鍋料理ならガッツリ食べられるし、なにより湯気がいいですな、それだけで暖まります。
中身を全部食べてしまってから、うどんやラーメンを入れたり、雑炊にするのも楽しみ。我が家では鍋をやった次の日の朝ご飯はこの雑炊が多いですな、いい出汁が出ているので実に旨い。
そうそう、鍋といえばガッツリ鍋料理がメインのときは大きな土鍋を使うのですが、以前、お店で食べたとき出てきた鉄鍋がなかなかよろしくて、我が家でもと買い求めたのがあります。木のフタがついた民芸調の南部鉄の黒い鍋。これの小さなサイズのがよろしいのですな。
食卓の端っこでカセットコンロに乗っけて湯豆腐グツグツとか鍋焼きうどんとか、ちょっと鍋物があればいいなというときに大活躍、鉄分も摂れますしね。
しかし、残ったのを次の日に食べようとそのまま置いておくとちょっと金属臭がするのが難点。きれいに洗ってしまっておくと確実に錆びますしね。
使っているうちにどんどん錆がひどくなってきて料理に匂いが移るので、これはきちんと手入れをしてやらねばと「鉄鍋の手入れの仕方」で検索したところ、ゾロゾロ出るわ出るわ、南部鉄のメーカー、調理器具の販売店、テレビの料理番組の豆知識集、料理研究家や、おばあちゃんの知恵袋的なホームページ、どっかの大学の先生のホームページなどなど。どれもていねいかつ詳しく手入れ方法を書いてありましたな。
どうやら「お茶で煮出す」というのが効果があるのが分かったのでさっそく試してみたわけで。
やり方は、湯飲みに軽く一杯分の緑茶の葉をふきんに包み、ばらけないように口を縛って鍋に入れ、すり切れいっぱいに水を入れてボコボコ沸騰ささないように、ごく弱火で煮るのですが、ふきんに包むのも面倒だし、お茶パックでもあれば楽なのですがそんなものも無かったので、とりあえず水を張った鍋にお茶の葉を一掴みバサっと入れてグツグツ煮詰めること数時間、お湯が半分ぐらいになるまで煮出しました。どうやらお茶の成分が鉄と反応するみたいで、真っ黒なお湯になりましたが、軽く洗い流すと見事にサビが消えていて元通り。なんだかあっけないぐらい簡単にキレイになってしまいました。
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