よもかめ3分クッキング、レフ板作ろう。
「先生、今日の料理(工作)は?」
「レフ板を作ります。」
「レフ板って、モデルさん撮るときとかに、顔を照らしたりするあの白い板のことですか?」
「そうです、モデルさんだけじゃなくていろんな撮影に使えて、持っていると便利な写真用品ですね。有ると無いとじゃ写真が全然変わりますのでね、簡単に作れて長く使えるものですから、ぜひ。ではさっそく作ってみましょう。」
「材料はこちらです。DIYショップなどで売っている工作用の発泡スチロールの板を2枚、A4サイズぐらいの大きさ。表面に白い紙が貼ってあるものですね。」
「そうです、画材屋さんで建築模型を作るための同じような物が売っていますがそれでも構いません、白いもので有れば。」
「それと荷造りテープ、白か透明の物ですね。」
「ハイ、それでは作っていきましょう。まず、2枚の板を長辺をくっつけて並べてテープで貼り合わせます。そうしたら貼った側を内側にして折り畳んでおいて、反対側にもテープを貼ります、これで出来上がり、簡単ですね。」
「先生、3分かかってないのですけど。」
「残りの時間で使い方を。二つ折りにしたのは撮影状況に合わせて、いろんな置き方が出来るからなのですね。これは便利ですよ。同じ物をもう一組作っておけばさらに便利、反射や写り込みの多い物を囲ってしまうことも出来ますからね。」
「なるほど、アクセサリーを撮るときとかイイですね。」
「基本は撮る物を見て、光の当たっている反対側に置くことですね、陰になった部分を明るくして陰影を調節するわけです。近づけたり離したりすることで効果が変わってきますので、見ながら調節してみて下さい。」
「先生、次は。」
「銀レフを作ります。」
「銀レフ?ですか。」
「ハイ、白いレフ板よりも反射の大きな銀色のレフ板です。しっかり光を当てたいときや、お庭の花をマクロレンズで撮るときなどに使うとイイですね。大きなサイズでなくても効果がありますので、ピンポイントで光を当てたいときなどに便利です。」
「それでは材料です。台所にあるクッキングホイル、それと片面が粘着面になっている発泡スチロールの板ですね。」
「ハイ、ハレパネという商品名で、剥離紙をはがすとシールのように糊が付いているものです、ポスターをパネル貼りするときなどに使うものですね。これもDIYショップで売っています。100円均一ショップで糊付きパネルと言う名前で売っているところもありますね。それでは作っていきましょう。まずクッキングホイルを発泡スチロールの板より大きめにカットします。それを破らないようにクシャクシャにして、しわしわを作っていきます。しわしわにすることによって光を乱反射するので均一の光を当てることが出来るわけですね。」
「丸めちゃうわけですか?」
「いいえ、完全に丸めちゃうと、後で広げられなくなるので、軽くしわしわになる程度にクシャクシャにするのですね。で、これを破らないように慎重に広げていきます。」
「しわしわにするとサイズが小さくなるので、最初に大きめにカットしておくわけですね。」
「その通り。クッキングホイルを見てもらえば分かりますが、表はツヤがありますが裏側はツヤがありません。銀レフにはこのツヤのない方を使います。それではパネルの剥離紙をはがして、ツヤのない方を表にして貼りましょう。はみ出たところは後でカットしますので気にせずに。貼り直しはききませんので、一気に貼っちゃって下さい。」
「先生、デコボコなんですけど。」
「大丈夫、ざっくり貼れたら、その上を円筒状の物をコロコロ転がしてデコボコをなじませていきます。台所にあるスリコギでもマジックやマーカーペンのペン軸でも構いません、円筒状の物なら。」
「あっ、きれいに平らになりました。」
「裏返してはみ出たクッキングホイルを切り落としたら完成。端っこが剥がれないようにテープを貼っておくと、なおいいですね。」
「先生、3分以上かかりましたけど。」
「それは、あなたが不器用だからですね。(笑)」
「……ま、とりあえず完成しました。(汗)こんなに簡単に作れるんですね。」
「これを2枚作って白いレフ板の作り方と同じように、テープで貼り合わせておくと便利ですね。自作すると、自分の好みのサイズで作れますのでね、カメラバッグに入るサイズに作っておくとか、いろいろアレンジしてみて下さい。」
「これからの季節、クリスマスカードや年賀状に使う写真を撮るときに活躍しそうですね。先生、今日はありがとうございました。」
「お粗末様でした。」
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