金髪美人怖い…
昭和オジサンのヘタレ話をひとつ。落語に饅頭怖いというのがありますね、アレは本当は大好きなのをわざと苦手な振りをする話ですが、今回は本当に苦手なお話。
ある日のことでした、仕事帰り電車に乗り座ったところ、向かいの席に目の覚めるような美人の外国人のお嬢さんが二人座っておしゃべりをしておりました。
下町コテコテの阪神電車ではまず見かけることなど無いようなファッション雑誌から抜け出してきたかのような金髪の美人、胸の谷間もハッキリ分かるあけすけなファッションにホットパンツからスラリと伸びた足は昭和オジサンの倍はあろうかという別世界の生き物でした。
片方のお嬢さんはあぐらをかいて、ちょっとお行儀の悪い座り方でしたが、ガイドブック片手に楽しそうにおしゃべりしていたわけですな。
日本人のお嬢さんも最近はずいぶんきれいな方が増えましたが、こういう方を見るとまだまだかなぁなんて思いつつ、目のやり場に困るシーンなのでありますよ。
で、いきなりこっちに向かって「コノ電車、○○イキマスカ?」と訪ねられてビビったわけで。
オジサンはねぇ言っちゃなんですが、外国人も苦手なら美人も苦手でしてねぇ、イチオー国際都市神戸の生まれですので外国人は見慣れておりますが、美人がどうも。
中学高校と6年間もやって全くしゃべることすらできない日本の英語教育しか受けてないので、英語と言えばドリフターズの荒井注さんの「ジスイズアペン」が精一杯、全くしゃべれません。
ま、日本語で聞かれたのですが、どう答えていいかが分からない、うろたえながら取りあえず「オッケーオッケー」
すると「何分グライカカリマスカ?」わ~またややこしいことを。
「え~っとえ~っと」うろたえぶりに横に座っていた推定年齢私とほぼ同じぐらい職人風オジサンが助け船、「ツーツー、ふた駅、ツーステーション」。
ちゃいまんがな、何分かかるか聞いてはるんですがな、ちゃうこと答えてどうすんねんオッサン、あわてて「アバウトファイブミニッツ、オッケー?」「分カリマシタ、アリガトウゴザイマス」向こうは全部日本語でしゃべっているというのにうろたえオジサンは必死で英語ひねり出して答えているという、何ともかっこの悪い会話でした。
駅に着き「ココ、ココ」と言うと「サンキュー」と言って眩しすぎる笑顔で颯爽と降りて行ったのですが、オジサン二人、笑顔にハート打ち抜かれました、ホントきれいで背が高くてお人形さんみたいでしたな。その後隣のオジサンと顔を見合わせて苦笑いしたのは言うまでもありません。(笑)
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コメント
うーん、ぜひ本物の写真を見たいところでしたが... (◎´∀`)ノ
極東の異国で、道を聞いた人に「写真を一枚」なんて言ったら、そりゃー、ドン引きされてしまいますものね。
マネキン人形さんも、超美人です!
いつも楽しく拝読しています。ありがとうございます。
投稿: 旅芸人 | 2015年9月 9日 (水) 06時18分
旅芸人様、おはようございます。
念写という手も思いついたのですが、何分笑顔がまぶしすぎて、脳内フィルムがカブってしまい、真っ白になってしまいました。(笑)
投稿: よもかめ亭主 | 2015年9月12日 (土) 09時19分