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2015年8月18日 (火)

今日びの若いモンの写真は…

ずぅ~っと前から思ってたんですけど~、常々疑問に感じながらも~、こういう時代の写真なのだよな~と理解を示す振りはしてきましたが~、もぉ~ガマンの限界。今日は言わせていただきますっ。

「今日びの若いモンの写真は、露出オーバーのすっこ抜け写真ばっかりで、どこがエエのかさっぱり分からんのですが、みなさん何とも思わないのですかぁ~~~(叫)」
もうね、アレの良さがさっぱり分からないわけですよ。まず最初に良いと感じない、見た瞬間オジサンの中では「あっ露出失敗」と思ってしまってまともな写真として認知できないわけですね。
リバーサルフィルムを使っていて、フィルムのラチチュードやら適正露出とは何ぞやをうるさく言われた身からすればアレは間違いなく失敗作。
なのにそれが今時は受けるのですな。オシャレだとか、イケてるだとか、エエ感じとか、何というのか知りませんけどね。
ま、とにかくオジサン目であんな失敗写真が世の中にはびこっているのが理解できないわけで。
もう写真じゃなくて画像、心地よいとか、見ていて気持ちがいいとかそういうのが優先する現実味のない画像が写真だなんてどうにも納得いきませんな。
写真を題材にしたアート作品というのならまだしも、アレが写真だなんてねぇ。
リアルな現実より、SNSなんかで人と繋がってる方が現実になってしまっている世代にはなんの違和感もないのかもしれませんが、なんだか写真の意味がどんどん離れていってしまっている様な気がするのですよ。デジタルになって写真はどこへ行ったのかって。
デジタルカメラが普及してから出てきた若手写真家にオジサン世代の写真のお作法を言ったところで、化石がしゃべってるぐらいにしか思われないでしょうし、フィルムのことなんて多分ろくに知りもしないどころか使ったことも無いかも知れませんのでね、カメラを使う人同士という共通項はあってもオジサンとは別の星の人ぐらいに思っていないといけないのでしょうな。
確かに見た目は写真なのだけれど、その写真から写真であることを見いだせない写真が今の写真なのだと言うのがオジサンの心の中での結論です。
何とか分かろうとしてみてもやっぱりダメなものはダメだなと。食わず嫌いというより、それ以前に食べ物として見られないという感じでしょうか。

L27041blog
いわゆる「ゆるふわ系」とでも言うのでしょうか。明るくすっこ抜けた物の質感の分からないような写真。そんな写真は撮らないし、撮れないので、雰囲気を伝えるためそれっぽく画像処理してみたのがコレ。若い人の写真でこういうの多いでしょ。こういうのがオシャレでカッコいいのでしょうなぁ、判で押したように似たような写真ばかり見かけますが何だかねぇ。
L16200blog
で、街大好きオジサンが、今日びの若いモンはまず撮らないだろう風俗店の看板写真も同じように画像処理してみたらオシャレになるかなとやってみたのがコレ。うわ~いかがわしさのかけらも吹っ飛びました。写真じゃなくて絵、ただの絵になってしもうた、あかん~(笑)。

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