緑化物件
「ツタのからま~るチャペルで祈り~を捧げた日」といえばペギー葉山さんの名曲「学生時代」ですが、ツタもからまりすぎて度を越すとエライ事になってしまうというのが今回のネタ。
新緑の季節もすぎて、葉っぱの緑が濃くなってどんどん茂っているこの季節、街の写真を撮る者にとっては、あまり葉っぱが生い茂って建物が隠れてしまうのは困るのですが、建物全体が緑に覆われてしまって緑のオブジェになってしまっているのは違う意味で面白いと思う訳で、名付けて「緑化物件」。
ひとことに「緑化」と言っても、作為的、計画的に建物をツタなどで覆ってしまう物件、たとえば甲子園のツタみたいなのはきれいですな。
学生の頃、学校まで歩く途中にあった昔でいうところの公民館みたいな多目的ホールは、赤れんがの壁面がビッシリとツタで覆われていて、よく似合ってました。
遠目にはちょっと偉そうな感じに見えて、いかにも立派な建物に見えました。よく写真を撮りましたが壁面いっぱいツタなので、わけのわからん小さな虫が多くて、刺されまくりましたな。
このホールの場合は最初からそのつもりでツタが植えられているので、ツタも景観の一部ということで、専門の人がキチンと手入れをしているようでいつ見てもきれいに壁面の形になってました。
反対に、全然気がつかない内にビッシリと覆われてしまって、「何じゃコリャ?」な物件もあります。どちらかというとそういう物件の方が多いのでは。今回掲載の「緑化物件」はいずれも、気がついたらこんなありさまになってましたというモノばかり集めました。
上の写真のビルなど、手前の建物が取り壊され、空き地になったからこんなに「緑化」されていたことがわかったのだろうと思いますが、これはスゴイ。こうなるともはや元通りにすることは難しいでしょうな。
ツタやツル植物というのはいったいどこからやってくるのかわかりませんが、あれよあれよという間に繁殖しますし、とにかく生命力が強い。我が家の裏側の普段入らない隙間にも、知らぬ間にツタが伸びていたことがあって、放っておけば、確実に「緑化」してしまうので全部ひっぺがして、根っこも抜きましたが、あと少しで緑化オブジェになってしまうところでした。
たったひと夏で屋根に届きそうなぐらい伸びていたので、気が付かなければ手遅れになっていたかも。そんなこんなで街歩きで見つけた緑化物件の写真をどうぞ。
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