日射しが俺を呼んでいる
カメラと写真にとって最悪の季節がやってきましたな、梅雨です。実にうっとおしい。我が家は場所柄、湿度が高いのでなおさら。
この時期から九月の中頃まで、カメラを保管している防湿庫のランプは付きっぱなしになるのですが、機材は安心。
この防湿庫というのは、購入するまではその値段にかなり躊躇してしまうものなのですが、思い切って購入してしまうと、無類の安心感が得られる不思議なシロモノ。
もし、写真機材をそこそこ持っていて、自分の娘に付く悪い虫よりもレンズに付くカビの方が怖くて夜も寝られないという方は、ボーナス片手に清水の舞台からバンジージャンプしていただきたいと思うわけで。
さらに軍資金に余裕があれば、手持ちの機材をすべて入れても、やや余裕のあるちょっと大きめのサイズをオススメします。な~に心配しなくても、いつの間にかカメラが増えてちょうど一杯になりますってば。
防湿庫の話はさておき、こんな季節なのでせめてこのブログは晴れの写真でまとめようかと。
晴れた日というのは、とても魅力がありますね。くっきりとした陰影が高いコントラストをつくっていて、ものの立体感があって、色彩も鮮やかになります。たとえば、歓楽街の路地なんかだと、差し込む陽射しの照り返しで影の中にも諧調ができていて美しい。カラーでもモノクロームでもどちらでも素晴らしいのですが、この微妙な感じというのはフィルムカメラで撮った方が好きですね。できれば大きなフォーマットで撮りたいものです。
若いときから、こういうパキッとした陰影や色彩のコントラストの高い写真ばかり撮っていたので「モノクロは撮らないのですか」と聞かれることがたびたびありました。なんだかモノクロ向きだと思われるようなのですが、モノクロが嫌いなわけではありませんし、元々写真を始めた頃は押入でモノクロの現像、引き伸ばしをやっていたぐらいですから今でも大好き、そのときの陰影やコントラストの好みがそのままカラーになって今日に至っているというようなところもありますね。
モノクロフィルムしかなかった時代の方はともかく、カラー写真の普及とともに育った世代ですし、自分の気持ちとして街歩きの日射しの中で色彩というものがはずせないということでしょうか。
カラーが当たり前の時代にあえてモノクロで日射しをとらえるにはもっと別の意味と必然がいるような気がするのですよ、何でもモノクロで撮ればかっこいいとかお洒落とかいうのとは違うと思っておりますのでね。
あれっ、晴れた日の写真の話がドンドンずれていってしまいました、ま、こんな事もあるという事で。(笑)
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