クラカメアンバサダー
アンバサダーという言葉をよく聞くので、きちんと意味を調べてみましたところ大使、使節、使者とでていました。
タレントさんが自分の出身地の観光大使に任命されて、いろいろ地域活性化のお手伝いなんかしておりますな。有名な人なら効果やアピールもあるでしょうが、「こいつ誰やねん」な聞いたこともないお笑い芸人とかだとかえって地域を地盤沈下させかねないのではと心配になりますよ。(笑)
こういうのもアンバサダーなのですね。早い話が、物事を広めたり、勧めたり、アピールしたりする役目の人ということでしょうか。すごくざっくりした解釈ですけど。
で、私が出来そうなのは何だろうと考えたところ、思いついたのがクラカメアンバサダー、しかもかなり偏った。(笑)
お高い値打ちのあるクラシックカメラなんて持ってませんし、興味もありません。誰も見向きもしないようなのや、大衆向けのカメラで、クラシックというにはあまりにもオーラのない、中古カメラ屋さんが引き取ってもジャンクワゴン直行になるようなカメラのことなら少しは語れるかもしれないなと思ったわけで。
ま、このブログで今まで取り上げているカメラもほとんどそんなカメラばかりですけどね。
クラカメアンバサダーというよりフィルムカメラアンバサダーかな、フィルムなんて見たことのない世代にフィルムの面白さを伝える語り部ぐらいならなんとかなりそう。今語っとかないとイケマセン、先々のことを考えるとフィルムカメラに明るい未来はなさそうなのでね。悲しいですがこれが現実、長年フィルムカメラにお世話になってきた身としては、ここで恩返しをしておかないと今まで使ってきたカメラの亡霊に地獄に落とされますよ。
デジタルカメラが便利すぎてこれだけ普及したのはよく分かりますし、使ってみて確かに便利なのは実感しておりますが、そこにはない何かがフィルムカメラにはあるわけで、山に登るのに車で行くのと歩いて登るのとの違いとでも言いましょうか、手間をかけた分、達成感が違うというところに面白さがあるのですな、しかも現像するまでちゃんと撮れているか分からないという、最後までワクワクドキドキさせてくれるオプション付き。
語り出したら止まりませんな、クラシックカメラも、フィルムも。自称「言いたいことは山ほどあるぜ」なクラカメアンバサダーでございますよ。(笑)
状態のいいものが多く残っていて、値段が安くて、写りの良いオススメフィルムカメラベスト10の中に必ず入れたいKONICA C35、今見るとかえって新鮮。
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コメント
こんにちは。
私の好きなC35を取り上げて頂きありがとうございます。
アルミ外装、軽い、頼りないシャッター音、ギリギリと甲高い音のする巻き上げレバ―、と数え切れないほどのオーラの無さを持ったカメラですが、最終的にあがってきた写真が「写りが良い!」という逆転満塁ホームラン的な面白さを持った、カメラの4番バッターの様な存在だと感じております。
最近知ったのですが、外装に刻まれた「KONICA C35」には前期後期の2種類の刻印が有る様です。
クラカメアンバサダー、今後もご活躍を期待しております。
投稿: 想桜 | 2015年3月 7日 (土) 13時27分
想桜様、おはようございます。
最初このカメラを見た時、子供が描いたカメラの絵みたいなデザインが好きになれませんでした。おっしゃる通りヒドイ巻き上げも。ほんとにオーラが無いカメラだと私も同感です。
が、しかし、カメラは見た目や使い勝手より「ええ写真撮れてナンボ」だと知らしめてくれたのもコイツです。そんな優等生な所が腹立たしいけど、今の目で見ると個性の無いデザインがかえってちょっとレトロ感もあって新鮮だったりします。(笑)外装刻印の件は知りませんでした。細かな仕様変更でバリエーションは多いのかもしれませんね。
投稿: よもかめ亭主 | 2015年3月 8日 (日) 07時43分