« 自撮り棒 | トップページ | ポメラDM100ファームアップ »

2015年3月 1日 (日)

フード病

_mg_2525blog
風土病=特定の地域に多く発生する病気。
フード病=レンズに付けるフードに並々ならぬ執着心を引き起こす病気。特定のレンズ、カメラにしか付かない専用フードという菌はレンズ、カメラそのものの希少価値が高ければ高いほど感染後の状態は重篤を極め、専用フードが見つかるまでいかなる治療も受け付けなくなる。
レンズフードって恐ろしいですな、専用フードは特にコワイ、中古カメラ屋さんでゼロひとつ見間違えたかなというような高い値段のフードはだいたいややこしいマニアックなレンズやカメラのモノだったりします。
たかが金属やプラスチックの筒なのにね。
専用や純正フードに特にコダワリが無くて、きちんと役目を果たしてくれれば何でもOKな私としては、あんなモノに高いお金を出すのならその分フィルム余分に買い込みますけどね。
でも中古カメラ屋さんで箱にぶっ込まれたフードの中からガサガサと使えそうなのを探すのは楽しいですな。ジャンクフードは食いませんが、ジャンクのフードは大好き(笑)。
時間つぶしにもなりますし、期待してなくてビッタリのが見つかったら儲けモノだし。とても丁寧な作りで、思わず買ってしまったのもありました。気が付けば箱いっぱい輪っかだらけ。
中古カメラ屋さんの中で、由緒や素性のしっかりした専用フードならともかく、どこの馬の骨とも分からないフードでも作りが良かったり金属製というだけで平気で高い値段を付けているところがありますが、いつまで強気の商売が出来ると思っているのでしょうかね。
そういうお店は扱っているカメラの値段も相対的にお高い値付けなので私の中では「見るだけ」のお店、巡回ルートに入っていても買ったことはありませんな。
話がそれました、フードの話に戻って、PLフィルターをよく使っていた頃は、フードに指先のはいる穴を開ける改造をして使っておりました。のちにサービスセンターで加工してくれたり、最初から穴のあいているフードも出てきましたが、その頃はそんなもの無かったので自分でやるしかないと、ドリルで穴を開けてヤスリでガリガリ削っておりました。
あと広角ズームレンズの役に立たないのにキノコの傘のようにやたらデカイ専用フード、カメラバッグへの収まりの悪さに業を煮やし、何とかならないかと考えたのが同じ口径の違うレンズの専用フードを流用するというもの。
最終的に削って長さを調整しなくてはなりませんが、フードがコンパクトに出来て使いやすくなりますね。

_mg_2517blog
_mg_2516blog

EF16-35mmF2.8L USMレンズ、上が専用フード、下がフィルター径が同じ24mmのLレンズ用フードを削ったもの。コンパクトになった。どちらもPLフィルター用の穴を開けている。

昔のレンズはフードをきちんと付けるだけで性能が別物になるのが結構ありました。
逆光はまずアウト、斜光でも画面が白っぽくなってしまうようなコーティングなんて無い時代のレンズでもきちんとフードを付けてやると本来の写りを楽しめます。黒い厚紙を丸めたものでも何でもいいからフードを付けることをオススメします。
そうそう、ネットで見つけたのですが、レンズフードの展開図をPDFで提供している海外のサイトがあります。現行レンズばかりですが、効果が同じならプリントして使える紙製フードで十分ということだそうです。ここです。http://www.lenshoods.co.uk/

| |

« 自撮り棒 | トップページ | ポメラDM100ファームアップ »

レンズのこと」カテゴリの記事

写真用品いろいろ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

私もフード病です。ジャンク屋さんや骨董市で見付けるとどんなサイズでも「いつかは役に立つだろう」とつい購入してしまいます。でも足元を見た様な高いのは絶対に買いません。サイズが合えば何でも使います。

紙のフード、面白いですね。

投稿: 想桜 | 2015年3月 1日 (日) 12時16分

想桜様、こんにちは。
我が家にはなぜかケンコー、ワルツ、ツバサのフードが多くあります。フードとしての役割は十分果たしてくれている中古屋さんでもリーズナブルなジャンク品です。

紙製フードのサイト、古いカメラのフードもあればフード病の予防ワクチンになるかもと思ったのですが、いや症状を悪化させるかなと考えなおしました。(笑)

投稿: よもかめ亭主 | 2015年3月 1日 (日) 17時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: フード病:

« 自撮り棒 | トップページ | ポメラDM100ファームアップ »