RAIDってそんなにいいとは思えない件
Evernoteで作っていたノートブックを自分のミスで消去してしまった。気が付いたのは半日パソコンを使ってから。
使っている方ならご存じだろうが、同期設定を30分間隔にしていたので、当然の事ながらデータはすでに無い。失ったノートブックにはネットからクリップした物など大したデータが入っていなかったので、損害は少なかったが、なぜ消去してしまったのか全く自覚がない、たぶん寝ぼけマナコで操作していたからだろうが、未だに腑に落ちないままである。
慣れていても人間は必ずミスをする。
ここで問題なのは同期設定のおかげでミスをしたことが即座にサーバーにも反映されデータがきれいさっぱり無くなったことである。
で、ここからがRAIDの話。RAIDにはRAID0からRAID6まで7種類あるが、ストライピングという複数のハードディスクにデータを分散読み書きさせて高速化するRAID0は何のバックアップにもならないので除外。
ミラーリングという複数のハードディスクに同時に同じ内容を書き込むRAID1以上について書かせていただく。
ここ数年、外付けハードディスクケースなどでRAIDを構成できる物が当たり前になってきているし、ネットなどでもRAIDを組んでデータの損失に備えましょう的なことを勧めている記事を見かける。
私も自作Windows初号機でRAID1を構成していたこともあったのだが、前述のEvernoteのデータ消失と同じ目にあったことがあって止めてしまった。
RAIDは基本的にハードディスクの故障には対応できるが人為的なミスやウイルスなどには全く役に立たない、特にミスでデータを消してしまったり書き換えてしまった場合は即座にそれが複数のハードディスクに反映されるのでお手上げである。
結局、ハードディスクの故障する率より人間がミスをする率の方が高いと思ったのでRAIDは止めてしまった。
現在はシステムドライブとは別にデータ専用にハードディスク一台とそのバックアップ用にもう一台をデータをシンクロしてくれるフリーウエア「RealSync」で日々のバックアップを取り、それとは別にもう二台のハードディスクに一週間に一度バックアップを取っている、そのためパソコンの前面からハードディスクを抜き差しできるリムーバブルケースを4基取り付けてある。
もし間違ってデータを消したり書き換えてもRAIDのように自動的に書き換えられないのでいつでも前に戻れる。
長年この方法でやってきて自分では一番ベストだと思っているのだが。
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コメント
大変な思いをされましたね、私は必要な物はDVD,外付けHDD,USBメモリー、パソコンHDDに保存してます。
当然アナログです、管理がズサンなので必要で探す時何処に入れたか判らなくなる事が有りますが一つくらいは残ります。
投稿: よこ | 2015年1月29日 (木) 10時34分
よこ様、こんにちは。
パソコンを使うようになってから、どんなに重要なデータでも消えるときは一瞬というのが、数々の失敗から得た教訓です。無駄のように思えますが、二重三重にバックアップするしか手はないですよね。
投稿: よもかめ亭主 | 2015年1月31日 (土) 15時47分