キーボードの寿命って
年に二回だけ、どうしても使う必要があって今でも温存しているのが青白のPowerMacG3。
OS9時代の今となっては前世紀の遺物なのだが、それでしか動かないアプリケーションや周辺機器があるため、いつでも稼働できる状態で動体保存。
もうそろそろと思いながら増設を重ねた本体は丈夫で長持ちしているので処分に踏み切れないでいるのだが、とうとうほころびが出てきた。
最近久しぶりに動かしたところ、文字入力がおかしい、よく見てみるとキーボードの一部のキーが反応していないのだ。まさかキーボードがダメになるとは思ってなかった。特にテンキーの一部が押しても入力されないので数値入力できずPhotoshopやIllustratorが使いにくいことおびただしい。
予備のキーボードなんてないし、今のiMACやWindows機のワイヤレスキーボードは代用できないし、全くお手上げ。
このMacのためだけにわざわざキーボードを買うのももったいないし、全然使えないわけではないので、だましだまし使うしかないのだが、調べてみるとキートップの下のシリコンゴムの弾力がなくなって反応しなくなっているようだ。部品の劣化は交換部品が無ければそこで終り、寿命である。
でもまあ15年近く使ってきたことを考えるとキーボードというのは結構長寿妙な周辺機器だと思う。自作Windows機で使っているのも今年で10年になるがビクともしない。
長年使ってきたということは、それだけ手になじんでいるわけで、壊れたときの事は考えたくないが、もう一台予備を買っておけば良かったかなと今になって思っている。
以前IT業界のライターさんの記事で物書きにとってキーボードは命なので気に入ったものは三台購入するというのを読んだ事があるが、昔の文豪の万年筆に相当するものなのだからこの時代の文筆業にとって当然のことなのかもしれない。
動かなくなるまで働いてくれて天寿を全うできたキーボードは幸せだが、職場で見ているとキーボードがダメになる原因のほとんどは、お茶やコーヒーをこぼして天国に召されるパターン。
代替えキーボードが常備してあるので、すぐ取り替えてくれるが、このキーボードが組み立て系PCショップの店先に段ボール箱にぶっ込まれて500円ぐらいで売っているどこの国で作っているのか分からないような超安物(笑)。
「このキーボード使いにく~い」と文句がでるが、だったらコーヒーこぼすなよ!大事に使えばまだまだ使えたのだからね。
結局キーボードって寿命が来るまで使ってもらえてないのじゃないかとふと思ったのでした。
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