ニコンフィルムスキャナで一悶着
愛用のフィルムスキャナ、ニコン SUPER COOLScan4000EDはパソコンとの接続が今となってはUSBの普及で終わっている感のあるIEEE1394aである。
MacではFireWire400、ソニーではi.LINKという呼び名だったので覚えている方もいるはず。
自作ウインドウズ初号機のマザーボードにはIEEE1394aのピンヘッダが装備してあったのでパソコンケース前面のポートにケーブルをつなげば使えていたのだが、この秋に自作した二号機には、そんなものは最初から無い、と言うか今時のマザーボードでIEEE1394a端子を装備しているものなんてほとんど無くなっているのだ。
もう過去のものになったとしか言えない状況で何とか使えるようにした顛末を覚え書きも兼ねて書きたい。
まずハナからIEEE1394aがないのだから拡張ボードで増設してやるしかない。組み立て系パソコンショップのサイトを検索して見つけたのがAREAというメーカーのSD-PEFWV2という1800円ほどのPCI Expressスロットに取り付ける増設ボード、他のメーカーの物もあったのだが、これに決めたのはボード上に内部用ピンヘッダが搭載されているところ、おかげで今までどおり前面ポートが使える。パソコンの背面にポートがあるのと前面にあるのとでは使い勝手が大違いだからだ。
ボードの取り付け自体は5分もかからないのであっさり増設完了。ニコン SUPER COOLScan4000EDを接続、ドライバインストール、スキャナの電源オン、サクッと動いてメデタシメデタシのはずだったのだがそうは簡単に行かないのがウインドウズの楽しい世界(笑)
スキャナの電源を入れると何故かパソコンが勝手に再起動、修復しているだの訳の分からない画面が出て再起動を繰り返す有り様。
スキャナの電源を切ると何事もなかったかのように普通に起動する。オイオイ、これじゃスキャナ使えませんが。
早速デバイスマネージャーで見てみるとIEEE1394ボードは問題なく認識して正常動作しているのだが、スキャナ本体が「!」アイコンで認識していない、なんで~?
困ったときはネットで先人の知恵を借りるのが今時のお作法。早速検索検索、ありました。「Nikon Scan 4.0.3をWindows Vista/7 64bit版で動かす」http://www.yamaro.net/mypc/coolscan/coolscan_64bit.html
見てみると64bitOSでは動かないということだそう。同じWindows8.1でも初号機のは32bit版だったので動いていたわけで、新たに自作した2号機は64bit版なので当然対象外、それを認識させる手順が詳細に書かれていたので腰を据えてじっくりやってみた。
実に親切な解説なので迷うことなく作業完了。実際はWindows8.1での署名なしドライバの強制インストールで少し手こずったが無事認識され晴れて使えないはずのスキャナが無事使えるようになったのである。感謝。
ちなみにこのホームページに辿り着けたから良かったものの、もしダメだったらスキャナは使い物にならず、そのための対策として、複写用のベローズにデジタル一眼レフとマクロレンズでスキャナ代わりに取り込んでやろうと実験もしてみたのでその顛末はいずれまた。
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