涙が止まらない、中古買取査定
年末に、中古カメラ屋さん巡りをしたのですが、暮れのドタンバになってカメラを売りに来る人が結構いるのですな。
カウンターの上にプチプチから取り出したカメラを並べて査定してもらってました、順番待ちの人がいる店もありましたよ。
大掃除の際に隠していたモノが見つかってしまったのでしょうか、それとも冬のボーナスが少なくって家計補填のために売りに来たのでしょうか。
事情はそれぞれお有りだと思いますのでね、いらぬ詮索はしませんが今時カメラの値打ちは思ったほども無いと心得ていたほうが査定額を見た時のショックが少なくてよろしいかと。
私の場合は、ライカやローライ、ハッセルなんて持ってるだけで威張ってしまいそうな、買取でも値打ちのある高級ブランドカメラなんて皆無、子供の成長や家族を写してきただろう大衆機に心惹かれますのでね、そういうカメラばっかりで中古カメラ屋さんが喜ぶようなものはまるっきり無いですな。
ま、お正月休みはお家でまったりしておりましたのでね、ものは試しと自分のカメラは中古カメラ業界ではどういう価値というか位置付けなのか、ネットで中古カメラの査定ができるサイトを検索して何社か実際の査定額を調べてみたわけですが、これが正月早々号泣(笑)悲しさを通り越すヒドイ査定額に愕然。
引き取っても売れないからだろうけど、もうカメラはある意味終わってますな。こうなったら使われなくてもいいからコレクターの所でもマニアの所でも、どこでも行って生き延びてほしいと願う私。
実際調べた結果、手持ちのカメラで一番査定額の高かったのはEOS Kiss Digital X2の5600円、数年前のデジタルカメラのほうがまだ高値で売れるのですか、悲しいですな~。
二番目がもし美品で元箱も残った最高の状態なら少しはマシだっただろうと思われるキャノンNewF-1、買取上限22000円也、だけど絶対にこんな査定は有り得ないので、コンディションについて正直に入力していったら4500円になりましたって、オイ。
かつてのフラッグシップ機もこの有り様、涙が止まりませんがな。
どのサイトも買取査定額には一応幅を持たせて記載されておりましたが、正直なところどんなに美品のカメラでも最低額に毛の生えた程度の買取なのではありますまいか。
でも一番ショックだったのは、手持ちのカメラ達の大半が査定の検索で名前すら出てこなかったこと。
もう買取対象外というか、見限られているというか、カメラとして扱われていないことに泣くしかなかったわけで。
嗚呼フィルムカメラよどこへ行く。
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コメント
こんにちは。
買い取りは二束三文ですね。
ラーメン一杯も食べられない金額では、売らずに持っていた方が精神的には豊かなままでいられます(笑)
投稿: 想桜 | 2015年1月11日 (日) 12時40分
想桜様、こんにちは。
まさしく仰るとおりです。売るという考えを捨てて、動く間に欲しいという人に差し上げてしまうほうが気分がイイです。
書籍も同じですね、以前大量の専門書を売りに行ったのですが全部で120円でした。缶コーヒー1本分ってナンデヤネ~ンッて感じでした。(笑)
投稿: よもかめ亭主 | 2015年1月11日 (日) 16時06分