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2014年11月15日 (土)

ラーメン屋の話になって

何となくラーメン屋の話になって、意見が一致したのが、ラーメン専門チェーン店は意外と安くないということ。
「うわっ高っ」というほどのことは無いが、ラーメン一杯で「結構エエ値段やな」の感じが付きまとう。
下町の食堂の中華そばや、中華料理店で頼んだ方が安くて旨いことがほとんどなので、ラーメン専門チェーン店の強気さ加減がよく分からない。
ホームページとかを調べてみると、吟味した素材や、すごいこだわりを持ったラーメンであることが分かるのだが、それをオモテに出さないとアピールできないところがすでに、どのラーメン専門チェーン店も、似たり寄ったりのお店でしかないということだ。
値段が似たり寄ったり、高めで安定状態というのも、ラーメンがどうのこうのより、その経営母体の仕組みが各社似ているということだろう。
仕入れも、流通も、出店も大差が無いから個性も無い。ラーメンといいながら別の食べ物になってしまった。
働き出した頃、夜中によく食べた屋台のラーメンがあった。「今日は止めとこ」と思いながら、前を通るとたくさんの人が屋台を囲むようにして食べているので思わず友人と「ラーメン、こっちも」。
おばちゃんが家族とやっている屋台で、人気があって、いつもさばききれないお客さんが待っていたが、誰も文句を言わずおばちゃんのラーメンを待っていた。
事業で無く、家業でやっている店だから、お客も台所で食っているような感覚だった。
厳選素材もこだわりも無かったが、本当のラーメンの味がしたのである。

L20814blog
中身もそのままに、廃墟になったラーメン屋さんを見つけた。

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