ラーメン不毛地帯
わが街の駅前はラーメン屋が根付かない土地らしい。
この場合のラーメン屋とは中華料理屋のようにいろんなメニューの中にラーメンもあるというスタンスの店ではなく、ラーメンがメインのお店のことを指す。
現在は駅ナカと駅前に一軒ずつ。
以前は駅を挟んで西と東に一軒ずつあったが、東の店は市場の火事で消滅、西の店は繁盛していたのになぜか遠くへ移転してしまった。
それ以前にもいろいろあって、駅前にあった店はおはぎやお餅を売る店に、もう一軒は牛丼屋に、さらにもう一軒は居酒屋に変わってしまった。
さらに古い話では、駅前で屋台でやっていたラーメン屋は再開発で駅の南側に移動したのだが、駅員に袖の下を渡していたのが発覚して消滅、駅員はクビ。新聞記事にもなった。
その後、その店と同じ屋号で市場の一角にお店ができたが、全く味は別物で、全然流行らず短期間で無くなってしまった。
できてはつぶれ、つぶれてはまたできるという繰り返しで、なぜかラーメン屋にはキビシイ土地のようである。
お年寄りが多い街と言うこともあって、うどん屋さんは長年やっている店が生き残っているが、カウンターだけの今時のラーメン屋さんは無理があると思う。
だいたいラーメンは変なこだわり店が多くて値段も高すぎる。
昔あった「御座候」という太鼓饅頭(土地によっては今川焼きと言うらしいが)のチェーン店がやっていたラーメン屋はよかった。ほとんど辛くない2種類の担々麺が200円代だったと思う。餃子もあってとにかくリーズナブルだった。
気軽にちょっとラーメンでもというような普通のラーメン屋さんがあれば流行ると思うのだが、そういうお店はなぜかできない。
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