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2014年9月27日 (土)

謎のモノクロネガ発見

Nazonega001blog

古い写真雑誌の頁を繰っていると、1枚のモノクロネガが挟まっていた。
サイズは6×6でフィルムの銘柄は分からない。袋に入れられるでもなく、無造作に挟まっていた。写っているものが気になったので、早速スキャナをかけてみた。
写真は、走り去る車の列に向かって日の丸の旗を振る、子供たちの姿が写っていた。車は高級外車のようだ、6台確認できるが、もっと長い車列かもしれない。反対側の道沿いには「お伊勢」らしき文字と「祝」という文字が確認できるがそのほかの文字は読めない。
このネガが挟まっていたのは「寫眞サロン 1954年3月号」、今はなき写真雑誌だ。
買ったのは三宮にあった万陽書房という古書店。この古書店は三重県でリサイクルショップなども展開しているようだ。
いろいろ推理してみると、1954年は二眼レフやスプリングカメラが全盛の時代で35ミリ小型カメラがブレークするのはもっと後、この写真は目線の高さから見て、二眼レフで撮影されたものではないかと思われる。
万陽書房の地元三重県でこの本は古本として回収された可能性が強いので撮影場所は伊勢市の目抜き通りではないか。
走るたくさんの外車に子供たちが駆り出されて日の丸の旗を振っていることから、かなりの要人か位の高い人であろう。
歴史を調べて、どうやら戦後、天皇が地方行幸をされた模様を撮影したものではないかと考えた。
この写真を撮らせて貰えるのだから、たぶん新聞社などのマスコミ関係者、アマチュアではないだろう。
他の人が入れない道の真ん中から撮っているし、走りぬける車も、振る旗もほぼ止まって写っている事から高速シャッター搭載のそれなりに高いカメラで、プロカメラマンが撮った写真だと思う。
もし心当たりのある方がおられましたら、コメントをお願いします。

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コメント

これは歴史的に貴重なネガかも知れませんね。
新聞社にもちこんではいかがでしょう。
 数年前に私もこのような隊列に遭遇しました。
ドライブ中に突然車の停止を命じられました。
すると、目の前を皇族の車の隊列が通過しました。
その後、スタートを許されたので隊列の最後尾にくっついて走りました。沿道の人達が私にも旗を振ってくれているようで、気分が良かったです。
 その後、栃木県の那須に出張したときも同じような経験をしました。
私の乗ったタクシーが突然停止を命じられ、止まっていると、目の前の直近を皇族の車が通過しました。
間近に皇族のお姿を拝謁しました。
私に向かって笑顔で手を振られました。

投稿: Shinmatsu | 2014年9月27日 (土) 08時07分

Shinmatsu様、おはようございます。
後続に二回も遭遇したのはラッキーでしたね。私は一度もそのような経験がありません(笑)
友人の鉄チャンから聞いた話ですが、皇族の乗った御召し列車も時刻表に乗らないのでなかなか撮れないそうです。ほんとですかね。

投稿: よもかめ亭主 | 2014年9月27日 (土) 09時20分

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