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2014年7月17日 (木)

もう唄わんでいいから

ラジオをつけっぱなしにして仕事をしていると、最近耳に付くのが往年のスターやバンドが来日公演というコマーシャル。
「○○年の時を越えて、あの伝説のサウンドが蘇る」とか「あの歌声が帰ってくる!○○緊急来日公演決定」みたいな派手なキャッチコピーで、スゴイ事のようにがなり立てているのに寒い物を感じてしまう、伝説は伝説のままでいいんじゃないの。
確かに学生の頃、友達にダビングしてもらったカセットテープをすり切れるまで聞いていたバンドやミュージシャンの来日は懐かしさも感じるが、正直なところ、最初に思ったのが、「エッまだやってんの」だった。
もうウン十年経っているんでね、みなさんほぼ還暦は超えている年齢でまだやっているのかという事ですな。
で、それを今更聞きたいかというのは別次元のハナシ。たぶん、声もでないだろうし、昔と同じ事なんて出来ないだろうから、それを今見てどうなのと思うわけで。
以前テレビである大御所歌手が、往年の歌手を呼んでくる「懐かしの歌声」系番組に対して、声もでないのならテレビに出るなみたいなことを言っておりましたが、全くその通り。
すっかり変わってしまった今の姿を見て、昔を思い出せるとは思わないし、かえって「ああ、歳とったなぁ」と再確認して美しい思い出が汚れてしまいそうでコワイ。
何で今更くるの?、音楽的な意味より、お金目当てな感じが漂うのがチョット悲しい。
熱狂、陶酔したのはあの頃の本人なのでね、今のあなたじゃないんです。
見に行って自分も歳をとったことを再確認するだけになってしまいそうなライブってなんか違う気がするのですが。

L22546blog

神戸新開地 ライブバーの店先。

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