老兵自作君にもう少しガンバってもらおうか
何度か書いたが、自作Windows機(以下、自作君)は、リムーバブルハードディスクケースを前面に4基付けて、自在に抜き差しできるようにしてある。
システムが壊れても、バックアップしてある別のシステムディスクと差し替えて、何事もなかったように復旧できるようにし、なおかつデータもそれぞれのディスクに保存してあるので、バックアップに関しては全方位万全という構成で自作したものである。
元々Mac派なので、Macで作業し自作君はデータ置き場としての意味合いが強かった。仕事で使わざるを得なくなってWindowsを使い出したので、あまり興味が無いというか、使い勝手はやっぱりMacの方が良かったのだが、そのとき使っていたMacが青白のG3、これにOS Xを入れていたので、チョット無理があった。
その後iMacを購入して快適になったが、iMacは家人が結構使うようになったのと、@NIFTYのブログサービス「ココログ」がMacの標準ブラウザsafariに完全対応しておらず、仕方なくWindowsのIEで作業せざるを得なくなり、さらにフィルムスキャナなどの周辺機器でWindowsXPでしか動かないモノがあったりしたため、私は自作君時々iMacを使い、家人はiMacというカタチに落ち着いたのである。
iMacもWindowsもメインで使っているアプリは全く同じモノを入れている。FileMaker、Adobe Lightroom、キヤノンのデジタルカメラに付いている画像処理系のアプリ、一年ほど前からブラウザもGoogle Chromeに統一、最近はEvernoteも加わった。作業環境を統一しているので、アプリを立ち上げて作業している分には同じ使い勝手でほとんど差がないようにしている。
これでとりあえずOKだったのだが、XPのサポート終了で、Windows8に乗り換えたところ、使い勝手は悪いわ、自作君の非力ぶりが露呈するわでストレス増大。そこに追い打ちをかけるようにipad+Air Mac Extremeで無線LANという新興勢力の台頭で状況が変わってしまった。
まず家人がiMacをほとんどというか全くというぐらい使わなくなってipadで大抵のことが完結してしまうようになった。このままiMacを遊ばせておくなんてもったいない。昨年からココログもGoogle Chromeに対応するようになってMacでもリッチテキスト形式で記事が書けるようになったので大丈夫そうだし、秋にはMacの次期OS「Yosemite」がiOSとよりシームレスになって登場という明るい話題もあるし。
で、我が家のパソコン環境を見直すことにした。自作君につないでいる液晶モニターは、EIZOのCG241Wというカラーキャリブレーションでキチンとした色合わせが出来るものなので、写真を見るにはこれを使いたい、長時間作業していても目が疲れないのも気に入っているので、2系統ある入力端子の片方を自作君、もう一方をiMacの外部ディスプレイ端子とつないだ。これで席の移動をしなくても前面のボタン一発でMac、Windowsを切り替えできるようになった。
机の前はキーボードとマウスが二つずつになるが、これは仕方がない。自作君はWindows8をメインにし、データ倉庫&フィルムスキャナ専用機として余生を送ってもらい、XPも使えるようにしておく。もちろんXPを使うときは安全のためLANケーブルを抜いてネットにつながらないようにして使う。
iMacで作業したデータはTime Machineで自動的にバックアップされているが、さらにネットワーク経由で自作君にバックアップ、さらに4基のリムーバブルハードディスクに自動的にバックアップできるようにする。そのためにネットワーク経由でもデータのバックアップができるフリーウエアを探したところ、FreeFileSyncというのが見つかった。
試してみるとなかなかよさそう、Mac版、Windows版があるのも気に入った。これでiMac側のデータとミラーリングすれば変更部分だけがバックアップされるので速い。本来ならNASを導入してバックアップというのが一番スマートなのはわかっているのだが、それなりに値段がするし、自作君がまだ使えるので老兵にもう少しがんばってもらうことで解決。
お金を全くかけずに一件落着と相成った。
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