カメラがお亡くなりになった話
以前カメラはそんな簡単に壊れたりしないと書いたが、今回はカメラが簡単に壊れてしまった話である。
私自身は、今まで自分の不注意でカメラを壊したことは無い、というか、長い間カメラを使っているのだから当然、不注意はそれなりにあったのだが、運良くカメラのほうで耐えてくれたというのが当たっていると思う、壊れずにいてくれただけのことである、運が良かった。
運の無い人もいるわけで、某イベントでカメラごと階段をまっ逆さまに落ちていった人を見たことがある。かなり大柄な人で、そこらじゅうにバッグから飛び出た機材をばら撒きながら落ちて、倒れこんでしまった。
下敷きになったカメラはひとたまりも無く、怪我をしていたようだが、それよりもカメラがダメになったことがショックだったのか正座をしてうな垂れていた姿が気の毒だった。
写真クラブのおじいちゃんで、レンズを一度も使わずにカビさせてしまった人がいた。やたらカメラを買い換える人で、買ったことを忘れていたのと、あまりにも大事に仕舞い込みすぎたのがアダになったようで、工場から出荷されたレンズは一度も日の光を浴びることなくお亡くなりになってしまった。これはレンズが気の毒だ。
友人で自分の車でカメラバッグごと機材を轢いたやつがいる。小学生の頃、サンスターのアーム筆入れというゾウが踏んでも壊れない筆箱があったが、クッション材が入っているとはいえ、コーデュラナイロン製のかばんは車で轢いても壊れないというわけにはいかなかった。この場合は機材を守れなかったカメラバッグが気の毒だと思った。
そういえばカメラを壊す歌がありました、川崎真理子さんの「失恋は疲れる」。
いわゆる失恋ソングで、冒頭で「あなたと共同で使っていた~カメラをバラバラにー壊した 失恋したんだーとー 自覚させるために」と歌っているのを思い出した。
失恋はお気の毒ですが、カメラは何も悪くないと思いますので。
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コメント
よもカメ亭主さん、こんにちは。
全然関係ないんですがこれはお墓のマンションですか?
すごく面白いんですけど。面白がるものじゃないとは思うんですけど。
投稿: Myrrh | 2014年7月12日 (土) 08時46分
Myrrh様、お早うございます。
この写真奈良で撮ったものなのですが、古くなって世話をする人も亡くなったお墓や、墓地の移動や整備で集められたものだと思います。
粗末に出来ないけど、でも邪魔という感じがこの密集感に現れていますよね。面白いと思います。
投稿: よもかめ亭主 | 2014年7月13日 (日) 07時23分