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2014年6月22日 (日)

Evernoteに放り込む快感

元々Evernoteというアプリを使いだしたきっかけは、電子書籍ビューアーの「i文庫HD」で読書をしながら、しおり機能で気になったところをどんどん登録していきEvernoteに送ると自動的に読書ノートができあがるという記事をネットで見つけて興味を持ったからであった。
以前このブログにも書いたが、実際「自炊」で電子書籍化した古い写真雑誌をipadで読みながらしおりを付けてEvernoteに送るという作業を繰り返してみて、どんどん使える資料ができあがっていくのは痛快であった。今の時点でやっと90冊ほど。まだまだあるので時間はかかりそうだが、なかなか楽しい作業である。
で、このEvernoteとはなんぞやというと、ひとことでは説明しにくいが、クラウドサービスと連携した、何でも放り込んでおけるノートというのが近いかもしれない。
Evernote使いの方々のブログを見ると、とりあえず何でも入れておけばいいということをよく見かけたのだが、最初その感覚がよく分からなかった。
パソコンのフォルダに書類やファイルを分類して保存するようなものだと思っていたのだが、そうではなくて、とりあえず放り込む、分類なんてモノは後回しにして、放り込んでいけば、それはノートという名のファイルとして保存され、クラウド上に置かれていつでもパソコンやスマートフォンやipadで見たり手直ししたり出来るわけで、その「放り込む」と「探し出す」手段が実にスマートで簡単なところがこのアプリのキモかもしれない。
こう文章で書くとよけい分かりづらくなってしまうが、実際前述した読書ノート作り以外でEvernoteでやっていることを書くと、最初はネットで調べた料理のレシピを放り込んだ。
我が家では休日に今日の晩飯を何にするか作戦会議をするのだが、冷蔵庫にあるものを使って作れるものや食べたいものをクックパッドなどで調べている。
以前はそれをプリンターで出していたのだが、今はブラウザーのEvernoteアイコンをクリックすれば自動的にEvernoteにノートとして登録される、いってみればスクラップブックを作っているようなものだ。
パソコンで調べてEvernoteに放り込んだものは、ipadに入れているEvernoteと同期されているので、台所にipadを持ってきて見ながら作っている。
さらにうまくできた料理もその場でipadのカメラで撮ってEvernoteに放り込めば食べたものの記録になる。
料理レシピだけでなく、気になった商品やお店の記事、パソコンのトラブルの解決法などネットで見かけた気になるもの、参考になるものなど片っ端から放り込んでいる。
まず料理のレシピをどしどし放り込んでみて、何となくEvernoteの概念というか便利さが分かってきてからは次第にエスカレート、ジャンクカメラの分解修理の際にその手順を撮った写真や図解入りの手書きメモ、酒場で飲んだお酒のラベルの写真、探そうとするといつも出てこない取扱説明書、走り書きのブログネタ、もちろんEvernoteはノートなので、直接ブログの文章を打ち込んだり、メモを取ったりは当たり前。
こうして放り込んだものは検索をかければ出てくる、写真に撮ったお酒のラベルもちゃんとクラウド上でOCR解析処理がされているので検索対象になっている。
しかもプラットフォームは問わないのでMacでもWindowsでもスマートフォンでもipadなどのタブレットでも常に同期されていて同じものが見られる。こっちのパソコンにあって他のパソコンには入ってないなどということがないのは安心だ。
このEvernote、無料というのもすごい。通常はこれで十分使える、さらに高機能が必要なら有料のプレミアムにすればいい。私の場合は気に入ってしまってすぐプレミアムにしてしまったが。
すぐに出てこない資料や情報はただのゴミ、Evernoteに放り込んでそれが無くなった。

Blog_2ジャンクカメラの分解の際にメモっていたものをiPadのカメラで撮影。この汚い走り書きの文字が、OCR処理されてテキストデータになっていて検索出来るのに驚いた。

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