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2014年5月10日 (土)

オートホワイトバランスの功罪

デジタルカメラに慣れきってしまうと、フィルム時代のしきたりを忘れてしまって、時々とんでもない勘違いをすることがある。
以前フィルムの一眼レフにいつもの使い慣れたレンズを付けて撮ったときのこと、同時に持っていったデジタル一眼レフでも同じものを撮ったのだが、出来上がりの色合いがかなり違う。
このレンズこんなに青味がかったかなーと思いつつ、ライトテーブルでポジのチェックをしながら、ふと気がついた、「オートホワイトバランス」。
デジタル一眼レフはオートホワイトバランスに設定していたので、曇りの日にもかかわらず、それなりにきれいな色合いに上がっていた、対してフィルムの方はデーライトフィルムを入れていたため曇り空の下では青味がかった発色になる。
ためしにデジタル一眼レフのRAWデータのホワイトバランスを太陽光に変えてみると見事にポジと同じ青味がかった色合いになった。オートホワイトバランスに慣れきっていたため、ポジを見て最初気がつかなかったのだ。
そういえばフィルム時代はCC(色補正)フィルターや、LBフィルターなんて物を使って色合いの補正をしていたものである。富士系のプロラボクリエイトでも、エマルジョン情報が配られていて0.5Mとか書いてあったし、フィルターワークの小冊子なんかも置いてあった。
今はオートホワイトバランスがその辺をヨロシクやってくれるので撮る方はずいぶん楽になった。特にミックス光源の室内ではグレーカード一枚持ってホワイトバランスをマニュアルで合わせてやるだけできれいに撮れるのは驚異的だ、蛍光灯の下で顔色が緑色がかることももう昔話である。

L21304blogビルの谷間の日陰でもオートホワイトバランスならきれい。

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