ダメだったBOLSEY JUBILEE
カメラ修理を趣味にされている方のホームページと見ていると、ここまでやってしまうのかというツワモノの方がおられる。
趣味で自己責任だから出来るのだろう、修理を職業でやっておられる方ならお客様のカメラに冒険など出来ないだろうから。
あるとき、曇ってしまったレンズを何とかできないかと調べていたら、車のフロントガラスの油膜取りクリーナーを使ってレンズを磨いてしまうという荒技が出ていた。ひょっとしたら上手くいくかもしれないと考えさっそく参考にしてやってみた。
カメラはボルシージュビリー、デザインがなんともかわいいカメラなのだが、完全なジャンク品、レンズ真っ白でどうにもならない。
どうせダメなのだからとレンズをはずしてハンドグラインダーの先に付け、クリーナーをスポンジに含ませたところに押し付けるようにして気長に磨いてみた。
写真は撮れるようになったが、ソフトフォーカスのかかったトイカメラのような写り。
ま、一応こういう手段もあるということだけ分かったのが収穫だった。
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コメント
失敗を幾度か繰り返しながらもレンズ研磨にチャレンジしてきました。ルーターやグラインダーを使用するとレンズは早い段階で綺麗になりますが、表面はかなり凸凹になりますので、光は乱反射して滲み、100%ソフトフォーカスになります。
現在、私は幾つかの研磨剤を混ぜて手磨きで研磨しています。この方法を確立してからは失敗がありません。
当ブログで研磨方法を公開した事もありましたが、素人整備品が市場に流れる事も考えられますので、公開は中止しました。
投稿: 想桜 | 2014年5月13日 (火) 09時29分
ソフトフォーカスも遊びだと思ったらそれも良しと
私は思うようにしています。
こだわって何とか出来るスキルもないので……
投稿: よこ | 2014年5月17日 (土) 09時26分
想桜様、レンズには手を出さないでおくというのが、やってみての感想です。奥が深すぎます。しかし、コーティングもまだない時代のクラシックカメラがレンズが曇っているためジャンク扱いになっているのを見ると何とかしてみたいと思う気持ちもありますね。
投稿: よもかめ亭主 | 2014年5月18日 (日) 10時31分
よこ様、びっくりするぐらい真っ白だったレンズが、ここまで回復したという事実だけで十分でした。時間がかかった割にはここまでしかできなかったので自分のスキルの限界かなと。
投稿: よもかめ亭主 | 2014年5月18日 (日) 10時37分