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2014年6月 1日 (日)

写真の日に月1フィルム使おう運動

今日は写真の日、日本写真協会により設定された日なのだそうだ。という訳でフィルムのことをあれこれ。
数年前カメラ雑誌にフィルムの存続について富士フィルムに直撃取材した記事が出ていた。
結論として、デジタルカメラの普及により、フィルム市場規模の縮小が続く中、この先もフィルムを続け、赤字にならない量を生産していくには、フィルムカメラ愛好家の使用量にかかっているのだそうだ。
そこでフィルムカメラ大好きとしては、月に最低1本以上のフィルムを使うことを提案します、別に月2本でも5本でもOK。要するにフィルムカメラを使う機会をもっと増やして欲しいのだ。
時々ホームページを見させていただいている「フィルムを月に1本使うの会」では、写真好き、フィルム好きの方々が、尻すぼみになってゆくフィルムに歯止めをかけるべく、みんなでフィルムを使いましょうと活動をされている。
ホームページ自体は、やや地味だし、なぜか我が家のパソコンではレイアウトが崩れるのだが、志と言うか、フィルムへの思いというものは同じだと思った。
当ブログのスタンスとしては、デジタルもフィルムも否定しない。デジタルはダメと言ってしまうとテクノロジーの進歩を否定することになるし、フィルムは終わったと言ってしまうと今までの写真とカメラの文化を否定することになると思うからだ。
ただ、今までのカメラがフィルムに依存している以上、フィルム自体が廃番になって使えなくなったカメラは過去にいくつもあった。
私がリアルタイムで知っているだけでもディスクフィルム、110(ワンテン)フィルム(2012年ロモグラフィーにより復活した)、APSフィルムがある。
デジタルカメラも同じことだ。新しく画期的な技術が開発されれば、今までのものは廃れてそれを使うカメラも消えてゆくだろう。
冷静に考えれば考えるほど、フィルムの未来は暗いといわざるを得ない。それを受け止めた上で、それでもフィルムが好きで使い続けている理由を啓蒙していくのが今できる精一杯のことだと思っている。
カメラ好きということもあって、このブログでも中古カメラのことを数多く書いている、古いカメラの楽しさとは、当然フィルムカメラのことになるので、興味を持ってくれる方が、もしかしたらフィルムカメラを使ってくれるようになるかもしれないと思っているからだ。
フィルムが無くなればフィルムカメラは全部アウトだ。どんなに素晴らしくても、どんなに高級でもフィルムが無ければただの箱、飾っておくしかない。
「デジカメ使うようになって、フィルムカメラは仕舞い込んだまんまですヮ」などとのんきな事を言っている場合ではない。カメラを引きこもりさせてどうするのだ、連れ出してやって欲しい。

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神戸垂水マリンピア 2009/OLYMPUS-PEN S/フィルムカメラ入門に、ハーフサイズカメラは最適。2倍撮れて、小型軽量。

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フィルムのこと」カテゴリの記事

コメント

賛成です、いいものは良いのですから生産が終了しないように頑張りたいです、私は月平均1.5本くらいです。
皆にフィルムの良さやアナログを語っても便利優先の世の中みたいで残念です。

投稿: よこ | 2014年6月 7日 (土) 09時10分

よこ様、こんにちは。
私は平均すると月5本ぐらいです。先々を考えるとフィルムを知らない世代の写真ファンの中にフィルムに興味を持ってくれている人たちがいるのが救いかもしれません。もちろんフィルムに理解がありキチンと現像プリントしてくれる写真屋さんの協力も必要ですが。地元神戸ではhttp://www.katsumi-do.com/こういうお店ががんばってくれてます。

投稿: よもかめ亭主 | 2014年6月 7日 (土) 15時33分

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