求む!普通のラーメン
ラーメン屋の店主というのは、なぜTシャツにタオル鉢巻で、腕組みをしてこちらを睨みつけている人が多いのか。生ラーメンやカップめんのパッケージを見て、ふと思った。
いつからか知らないが、ラーメンというものが、こだわりや思い入れたっぷりの別物になって、店主も「ラーメン屋の親父」から「元洋食屋に居た」だの「有名店で修行を重ねた」と言う肩書きの付くウルサイ人になってしまったのが原因かもしれない。
いまどきのラーメン屋にはほとんど行かない。あのギトギト脂にコテコテの濃い味がダメなので、物は試しで一度行ったらもう結構。たいてい裏切られるので、行かなくなってしまった。
以前入った、ロックバンドと同じ名前の博多ラーメンの店は、食べている最中に、何度も若いスタッフが麺の固さや、スープの温度や、トッピングについて聞きに来るのでまったく落ち着いて食べることができなかった。接客をどのように解釈しているのか、ラーメンぐらい落ち着いて食べさせてくれ。
仙人みたいな名前のラーメン屋は脂たっぷりのスープが麺に絡まって食いきれず、もたもたしていたらエアコンの冷気で脂が白く固まりだして驚いた、こんなに脂が入っているとは。
スープが濃すぎて、ぬるくなるのを覚悟でコップの水を入れて食った店もあった。
昨年末に職場近くの中華料理屋が高齢を理由に閉店したのだが、そこのラーメンは昔ながらの「中華そば」。
ややこしいことなど何もしていない清らかな澄み切ったスープが旨い、ただそれだけのラーメンだった。
元町の台湾料理の名店も昨年末で閉店、平打ち麺の汁そばが好きだったのに、残念である。
そうかと思えばそのすぐ山側に新しくチェーン店のラーメン屋ができている、またしても今時の味の濃いそうなギトギト脂のラーメンらしい。
普通のシンプルなラーメンが食べたければ家でインスタントの醤油ラーメンをすするしかないのかもしれない。
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